FAR-OUT ~もっとタイ、もっと旅~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。


アソークの老舗食堂Sudaが繁盛し続ける理由は? より快適に過ごすコツと併せてその魅力を紹介

今回取り上げるのは、アソークSuda Restaurant(スダー・レストラン/สุดาโภชนา)。日本人観光客や駐在員に大人気で、多くのブロガーさんが記事にし、ツレもわりと贔屓にしている有名店です。

口コミを読んで目立つのが、リーズナブルローカル価格の文字。でも、めちゃくちゃ久しぶりに行った私は「え? 高くない?」と感じてしまいました。

いや、何もSudaに喧嘩を売っているわけじゃないんです。そう感じたのは、ひとえに私が実質ニートみたいな生活を送っているせい。自分の金銭感覚がだいぶ変わったことに驚かされました。

とにもかくにも、相変わらずSudaは大混雑。夕飯時に行ったものだから、有無を言わさず相席になりました。創業50年強を経てもなお、この盛況ぶりは凄いです。

 

Sudaが愛される理由

店の場所はBTSアソーク4番出口を降りてナナ駅方面へ少し歩き、スクンビットSoi14を左折してすぐ。駅から徒歩1~2分の好立地です。

バンコク屈指の渋滞スポットであるアソーク交差点も目と鼻の先なのに、1本路地を入っただけで一気にのんびりしたムード。エアコンなしのオープンエアな空間も相俟って、「南国にいるな~」という気分に浸れます。

オーダーはツレに任せました。彼が選んだのはクリスピー・ポーク入り空芯菜炒め(150THB)、手羽先の唐揚げ(4ピースで160THB)、カオパッド(110THB)、瓶ビール(120THB×2本)、ビール用の氷バスケット(20THB)。

手羽先の唐揚げを頼むなら空芯菜炒めにクリスピー・ポークはいらないし、カオパッド(フライドライス)じゃなくて白米でいいだろう」とか、あれこれ思わなくもないオイリーなチョイスです。

トータルは2人で680THB。最近の為替で約2800~2900円。日本の物価に置き換えると確かにリーズナブルですが、私の金銭感覚はともかく、客観的に考えてもタイの庶民派食堂にしては安くありません。

地元の方もチラホラいるものの(※ぱっと見は8割が外国人)、土地柄なのか、皆さんややリッチな層に見えました。

タイ人の知り合いによれば、何でもない日に食べる家庭的なタイ料理は1食50~90THB程度に留め、デートや飲み会では日本料理や韓国料理、地元飯でもチムチュムやムーカタなどを食べに行くケースが多いらしいです。

ご参考までに、私たちがよく泊まるサパンクワイ地区の食堂では、炒め物か焼き物を2品、フライドライスを1品、ビール2本を頼んで300~400THBくらい(※物価の高いスクンビット地区と、下町風情の残るサパンクワイを比較するのはズルイですかね)。

ただし、Sudaには付加価値がいくつかあって、先述した立地の良さだったり、屋台は衛生的に不安だけどタイっぽさを味わいたい人のニーズにバッチリはまる雰囲気安全性だったり、メジャーなタイ料理がひと通り揃ったメニューのヴァリエーションだったり(※写真上はメニューの一部です)、店の看板猫が可愛かったり……。

しかも、私の記憶では辛くて何ぼのソムタムやラープ、ヤムウンセンすら非常にマイルドな味付けでした。軒並み辛さ控えめ、塩分強めなイメージです。このへんの匙加減も日本人の舌に合うのでしょう。

 

Sudaで快適に過ごすポイント

これより先は、Sudaで快適に食事するためのポイントをまとめてみました。1つ目は夕飯のピークタイムを外すこと。私とツレが訪店した際は、ド平日の18時台前半でびっしり満席でした。

2人以下だと相席になる確率がアップし、大人数だとかなり待たされてしまうかもしれません。ちなみに、私たちと相席になったおひとり様のおじさんは、食事しながらずっと大声でテレビ電話。微妙に気まずかったです。

2つ目のポイントは、テラス席の一番外側を避けること。Sudaはテーブルでの喫煙が禁止されています。

しかし、道端では吸い放題。居酒屋感覚で利用し、酒とタバコをセットで嗜まれるお客さんも多く、結果、1歩外へ出た路上には無数の吸い殻が……。

テラス席の一番外側はけっこうダイレクトにタバコの煙が舞い込むので、特にお子様連れ妊娠中の方にはここを強調してお伝えしておきたいです(※逆に喫煙者には一番外側の席が好都合?)。

補足として、ホール担当は年配のお姐様方が幅を利かせています。それはそれで老舗らしくて素敵な点ではありつつも、「何々は抜きにして」や「辛くしないで」といった少々凝ったリクエストをしても、あまりすんなり通りません(※ヴェテラン勢は若干耳が遠いです)。

注意点は以上です。あとは好きな物を選んでお腹いっぱい食べるのみ。味は間違いないです。メニューは写真付きの英語表記だから注文に失敗する心配もほぼありません。繁盛店ならではのワチャワチャ感も楽しく、行って損はないですよ。

 

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