Booking.comによる宿泊施設への支払い遅れとか、格闘家の平本蓮さんの暴露で明るみになったExpediaの杜撰な対応とか、今年の夏は旅行予約サイトにまつわるニュースがチラホラ話題になりました。
そんな折、私もAgodaでプチ事件が勃発。先日、晴れて解決したので、ここに記しておきます。先にお伝えしておくと、大したトラブルじゃありません。Agodaで二重請求を喰らいました。
二重請求が発覚!
ことのいきさつは、即日カード払いでホテルを予約。この時、航空券の支払いやら何やらで、普段使っているクレジットカードの請求額が通常月よりも膨らんだため、別口座から引き落とされるデビットカードを利用しました。
ご周知の通りデビットカードは決済した瞬間に引き落とされます。で、銀行からの通知メールを受信し、その日は何事もなく過ぎたのですが、翌日にまた同じ額が引き落とされているじゃないですか。
不信に思った私はAgodaに電話。詳細はメールを送ってもらう手筈となりました。下記がそのメールの内容を一部抜粋したものです。
ご依頼の件の手続きを進めるにあたり、追加書類のご提示が必要となります。つきましては、二重請求が確認できる明細書をご提出くださいますようお願いいたします。担当部署が書類の情報を確認し、それを以ってお客様のご要望へのご対応をさらに進めます。
銀行の利用明細書には以下の情報が含まれていることをご確認ください。
- カード名義人
- 銀行のロゴマーク
- クレジットカード番号の下4桁
- 利用店名
- 決済日、金額、通貨
弊社にて書類を確認でき次第、至急ご回答いたします。
面倒臭いけど、やるっきゃないです。しかし、ネットバンクのHPからダウンロードした明細書にはAgodaの指定する情報が網羅されておらず、どこで然るべき書類をゲットできるのか、検索しても答えが出てきません。
仕方なく銀行に問い合わせたところ、カード名義人・銀行のロゴマーク・クレジットカード番号の下4桁・利用店名・決済日・金額・通貨を記載した明細は、そもそも発行していないんですって。続けて、「先方にはカードの承認番号（取引番号）を伝えてください」と言われました。
追加書類は何だったんすか?
行員とのやりとりをAgoda側に電話で報告し、承認番号が書かれている出入金明細書を添えて再度メール。その際の回答がこちらです。
ご請求枠確保の段階で一度請求がかかってしまいますが、本請求の後に最初の仮請求は取り消されますので、お引き落としは一度のみになります。
のちに仮抑えの金額が返金とともに取り消されますので、大変恐縮ではございますが、最大で30営業日ほどお待ちいただければと存じます。
それ以降たっても返金がされない場合は、お手数ですが、またこちらにご連絡いただければ幸いです。
結局、カードの承認番号だけで手続きは進められる模様。最初に言われた必要事項テンコ盛りの明細書の話は何だったのでしょうか。それに関する説明は一切ありませんでした。
30営業日を経ても……
まあ、カリカリしても時間の無駄。「返金してくれる」って言うのだから、あとは信じて待つのみです。けれども、約束の30営業日が過ぎても返金されません。
もう一度メールを送ったら、「カード名義人・銀行のロゴマーク・クレジットカード番号の下4桁・利用店名・決済日・金額・通貨を記載した出入金明細書を送ってください」とのレスポンスが。ん? 振り出しに戻った!
流石に語気を強めて電話＋メールを返し、ここでやっとこさ手続きスタート。二重請求の発覚から60日以上が経過し、無事に返金と相成りました。
デビットカード払いは要注意
解決したいま、やっぱり気になるのは、どうして二重請求が起こったのかという点。Agodaの言い分によると、デビットカードで支払った場合、稀に起こるのだそうです。いやいや、稀でも起こっちゃダメだろ。
途中で解せないキャッチボールはありつつ、Agodaのメールの文面は丁寧でした。そこは平本蓮さんがSNSで晒したExpediaのタメ口チャットとの大きな違い。
ちなみに、私はけっこう前にExpediaでダブルブッキングに遭い、その時の対応の悪さも相俟って金輪際Expediaは使わないと決めています。
それ以来、いつもはGenius会員の割引率に負けてBooking.comをメインに、時々AgodaとAirbnbを併用。
そうしたなか、ここ最近、Booking.comに登録されている宿泊施設数が、タイの一部に限りだいぶ減ってきた気がするんですよね（※他の地域はわかりません）。
したがって、おそらくAgodaは引き続きお世話にならざるを得ないものの、このたびの二重請求の教訓として、今後、Agodaでは二度とデビットカードで払わないようにします。
出入金通知を確認していなければ、たぶん私は二重請求に気付きませんでした。Agodaへの支払いをデビットカードで行った方は、この機会にぜひ口座の履歴をチェックしてみてください。
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