FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

タオ島でリピートせずにはいられなかったBalcony Villa

今回は雨季真っ盛りの11月初頭に泊まったタオ島Balcony Villa(バルコニー・ヴィラ)を紹介します。あまりにも快適すぎて、この記事をアップした4日前から私とツレはまた同じホテルに滞在中。本当に素敵な宿泊施設です。

 

サイリー地区の端にある好眺望の宿

Balcony Villaの場所は島で一番の賑わいを見せるサイリー・ビーチ地区……ってことに一応なっています。ただし、ビーチまではハードな坂を下って1km前後。サイリー地区内と括るにはやや無理があり、この立地に評価が分かれそう。

もっとも、バイクを借りておけばまったく問題なく(タオ島でのレンタル・バイクの様子はこちら)、むしろ「こんなに静かな場所なのにサイリー・ビーチまで1kmだなんて!」と、私的にはロケーション面も大満足でした。

客室数は11で、部屋のタイプは10種類。山の斜面に沿って建てられ、部屋によって見える景色間取りがそれぞれ異なります。

共通しているのは、どの客室にも専用エントランスバルコニーがある点。参考程度に大手予約サイトのリンクをいくつか貼っておきました。

眺めの良い部屋(とりわけSea Viewと付いてる部屋)は急な階段を登ります。間違いなくその階段が億劫になると予想した私は、サイトの写真を隈なくチェックし、階段の上り下りが楽そうなDeluxe Villaを予約しました。

部屋の敷地面積は50平方メートルとそれなりの広さで、大きめのキッチンもゆったりしたシーティング・スペースも確保されています。

バルコニーからの眺めは、真正面がバナナの木。左手側にが望めます。私はこれで十分。仮に海が見えても、自分の経験上、翌日には見慣れてしまいますしね。

バナナの花が日ごと膨らみ、あれよあれよと立派な実がなっていく様子を間近に観察できて、それはそれで興味深かったです。

 

抜かりなく丁寧な清掃

クリーニングは2日に1回。閑散期のせいか、希望の清掃時間を訊いてくれました。仕事はかなり丁寧で、排水口もピッカピカ。私たちが勝手に持ち込んだ蚊取り線香の灰さえキレイになっていたのには驚きです。

他の部屋のクリーニング方法を何気なく観察していたところ、チェックアウト後には毎度エアコンのフィルターを念入りに洗っていて、「ここまでするか!?」といった感じ。

なお、従業員さんは英語がほぼ話せません。高級大型リゾートのきちんと教育されたスマートな接客とは程遠いのも確か。

だけど、サイリー・ビーチにある系列店のレストラン=The Brother用に焼いたパンをサービスで振る舞ってくれるなど(おそらく焼きすぎちゃった模様)、彼らのぎこちなくも臨機応変人間臭いおもてなしが私は好きです。

 

推し猫とイチャイチャ

そんなこんなで、いろいろと魅力的な部分はありつつ、わずか半年のスパンでBalcony Villaへの再訪を決めた最大の理由はです。到着して早々に仲良くなった子と、10日間みっちり甘く怠惰なひと時を過ごしてしまいました。

ツレはその子をオタ命名。島の名前を逆さ読みしただけです。ネーミングセンスの悪さはひとまず無視してやってください。

オタは並外れた人懐っこさを発揮し、膝の上に飛び乗ってそのまま寝るわ、ちょっと離席して戻ってくると喉をゴロゴロ鳴らして盛大にお出迎えしてくれるわ……。

外出先から私たちが帰るやバルコニーに現れ、夜もバルコニーの定位置で就寝。その結果、私とツレのタオ島でのルーティーンは以下の通りになりました。

  • 起床して2~3時間オタとイチャイチャ
  • 朝ごはんを食べに行きがてらビーチへ向かう(※別料金でホテルでも朝ごはんは提供してくれます)
  • 昼食後に部屋へ戻り、また1~2時間オタとイチャイチャ
  • 夕日を見がてら絶景スポットでスムージーを飲み、その後、島内を少しブラブラ
  • 夜ごはんを食べ、足早にホテルへ帰ってオタとイチャイチャ
  • オタが寝たのを確認し、私たちも室内に入って寝る準備

妊娠中のオタへの健康被害を懸念して、蚊にバンバン刺されようとも、パンガン島で習得したベープ作戦は封印し(※詳しくはこちら)、出先で猫じゃらしを見つけては「オタが喜ぶかしら?」とお持ち帰り。

はたまた、「久しぶりに夜遊びでもしておくか」と目ぼしいパーティーを見つけたものの、当日の夜に限って外はドシャ降り。その雨天中止を残念がるどころか、「これでオタとまた1晩遊べるね」と喜ぶありさまです。

果ては、妊婦猫に必要な栄養素をネットで調べ、ダメだと知りながらも高脂肪&高タンパク質なおやつ主にタイ版ちゅ~る)を買い与えてしまう始末。

爪は立てず、無駄鳴きもせず、私たちの持ち物には一切イタズラせず、扉を開けっ放しにしても室内には決して入ってこず(※最終日のみベッドルームに上がってバッグパックの匂いを嗅ぎまくっていました)、ギネス記録級の行儀の良さ。

私もツレもオタにすっかり骨抜きにされ、島を離れた後も「無事に赤ちゃんは生まれたのか」とか、「そもそも孕ませたのはどいつだ」とか、「ちゃんと従業員さんにご飯をもらっているのか」とか(※言い忘れました。オタは宿で飼われている≒食事を与えられている猫です)、気になって仕方がありませんでした。

 

リピートせずにはいられない!?

オフシーズンとオンシーズンとではホテル代金が40%強も違います。2022年11月は1泊1125THBだったのに対し、2023年4~5月はBooking.comの会員割引を駆使しても1泊1925THB

宿泊費を切り詰めたい私たちにとって、この差額はけっこう痛いです。それでもオタオタの子どもに会いたくて、Balcony Villaをリピートせずにはいられませんでした。

オタクが推しに会うため、地方遠征するのとまったく同じノリ。おそらくいま頃は約半年ぶりの再会を果たし、オタを膝の上に乗せてニヤニヤしているはずです。

そうそう、オタ以外にもう1匹、不器用で調子乗りで寂しがり屋で両耳にケガを負ったオス猫がいて、ツレはその子をパンと名付けました(※名前はパンガン島に由来。オタに続き安易なネーミングに呆れます)。

ツレに懐きまくっていたパンは四六時中構われたくて仕方なく、でもオタとの折り合いが悪くて、この2匹+1人を巡るドラマもなかなかにスリリング。需要があるかどうかは別として、1冊のノンフィクション小説が書けるくらいの勢いです。

今回の旅で白熱のシーズン2が見られるのも密かな楽しみ。よほどブログのネタに困ったら、いつか改めてオタとパンの話をしてしまうかもしれませんが、とりあえず今回はこのへんで止めておきます。

 

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