FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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インフレにも負けずに安価を保つTerminal 21のフードコート

今回のお題は私とツレもヘビロテしているTerminal 21(ターミナル21)のフードコート、Pier 21(ピア21)についてです。

 

Pier 21の安さの秘密は?

BTSアソーク、もしくはMRTのスクンビットすぐのTerminal 21は、2011年にオープンした大型ショッピング・モール。

フロアごとにローマ、パリ、東京、ロンドン、イスタンブールなど国際都市をイメージした内装デザインが施されていて、お目当てのPier 21がある上層階はサンフランシスコをモチーフに(※ゆえにフードコート名はPier=桟橋です)。

長らくインフレが続くタイでは、巷の食堂もジワジワ値上げを断行。Terminal 21周辺のスクンビット地区なんて、とりわけ値上げ傾向が強いように感じます。

そうした状況を横目に、Pier 21は「5~10年ぐらい時間が巻き戻ってない?」と感じるほど、都心部の相場と比べて破格の安さ。人気を集める最大の理由は、この点に尽きるでしょうか。

ポータルサイトタイランドハイパーリンクス』によれば、Pier 21は出店者に家賃負担がないとか。広告をバンバン打つよりもフードコートに予算を割いたほうがお客さんは集まるはず……といった戦略らしいです。

確かにそういう目で眺めてみると、ひとまず食事目的で来店してもらって、お腹を満たした後にショッピングへ誘導する狙いは、ビルの設計にも表れていました。

例えば、駅直結のM階入口からレストラン街(※フードコートの1つ下の階)まで、めちゃくちゃ長いエスカレーターに乗ってス~ッと上れてしまうんですよね。

一方、下りにもM階直結のエスカレーターが設置されているものの、導線的にはついつい各フロアを回ってしまう仕組み。よく考えられています。

補足として、皿洗い専用スタッフ食器類もTerminal 21側がすべて用意(※一部のテンポは専用のお皿を使用)。大家にここまでしてもらったら、飲食店側はなかなか値上げできませんって。

その結果、Terminal 21の目論み通り、開業10年強を経たいまもフードコートはお客さんで溢れ返っています。

 

こんなものを食べています

Pier 21で私とツレがよく頼むのは、フォー屋さんが出しているカオトムスープライス)。豚肉入りが29THB(約116円 ※写真①)、エビ入りが40THB(約160円 ※写真②)、エビと白身魚のミックスが45THB(約180円)。朝食にピッタリです。

その他、豚ミンチのガパオは目玉焼きとタコさんウィンナーが付いて47THB(約188円 ※写真③)、大振りのエビが入ったパッタイは50THB(約200円 ※写真④)。

続いて、トムヤム・スープ付きのオムレツご飯が59THB(約236円 ※写真⑤)、カオマンガイが32THB(約128円 ※写真⑥)。

平打ち麺のフライドヌードルカオマンガイと同じく32THB(※写真⑦)で、マッサマンにフライドチキンをトッピングしたセットが80THB(約320円 ※写真⑧)。

食後のデザートで気に入っているのは、写真上のココナッツ・アイスクリーム。価格は15THB(約60円)です。小振りのサイズで、満腹でも思わず帰り際に購入してしまいます。

そして、どの時間帯に行ってもだいたい行列ができているスムージーは25THB(約100円)。「シロップ抜きで……」みたいなカスタマイズは一切できませんが、値段が値段ですからね、それも致し方ありません。

 

フードコートの利用方法

Pier 21の利用方法は入口のカウンターでプリペイド・カードを購入する、タイでは一般的なスタイルです。

オーダー時に各店でカードを差し出し、残高が足りなくなった場合はカウンターでチャージ。もちろん、余った金額は払い戻せます。

このカウンターがいつも大混雑※下掲の写真は開店直後の空いている時間帯に撮影したものです)。カードの有効期限が30日間あるため、近隣に滞在される方はまとまった金額をチャージし、旅行が終わるまで財布にキープしておくのがいいでしょう。

プロンポンとアソークの中間に位置する宿、Rezt Bangkokにちょくちょく泊まっている私とツレは毎度そうしています。

ちなみに、直近でRezt Bangkokに数泊した際は、ソンクラン※タイの旧正月)の真っ只中でした。ソンクラン期間中は個人経営の食堂がほぼほぼ休業。屋台もあまり出ません。

しかし、年中無休のTerminal 21が宿泊先の徒歩圏内にあったおかげで、私たちはコンビニで食事を済ませる事態から逃れられました。本当に感謝しています。

もっとも、いくら安いとはいえ、わざわざPier 21まで足を運ぶ価値があるかと問われると、ちょっと返答に困ってしまいます。言うて普通のフードコート

けれども、お土産探しでTerminal 21へ行ったついでに寄るのは全然あり。前回ご紹介したRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)にも近いです。殿方が大好きなSoi Cowboy(ソイ・カウボーイ)も目と鼻の先です。

あとはやっぱりバンコク滞在が祝日と被ってしまい、食事場所に困った時にぜひ思い出していただきたいっていうのが一番。Pier 21にはコンビニ飯より安くて美味いものがズラリと揃っていますよ。

 

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