けっこうな気合いを入れて月9万、それなりのがんばりで月3~5万は稼げているクラウドワークスの文字起こし/テープ起こし仕事(※過去1年の月別報酬を公開した前回の記事はこちらから)。今回は1年間続けてみて私が感じたメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
CWで文字起こしをするデメリット
先に嫌な話から済ませちゃいましょうか。CW最大の短所はアホみたいに単価が安い点です。とあるネット記事には「文字起こし1分あたり200円前後、60分の音声で12000円が相場」と書かれていましたが、いやいや。
現時点で1分100円もらえればマトモなほうです。それだって時給に換算すると割の良い仕事とは言えないかも。
60分の音声を起こして2000円もザラ。もっと安い案件だってゴロゴロ転がっています。しかも、ここからさらに手数料が引かれますからね。マジでやってられません(だから私は「●円以下の仕事はしない」と自分で線引きしています)。
もちろん、割に合わない仕事は応募しなきゃいいのであって、だけど、一方でそこそこギャラの高い案件は競争率が凄まじいです。たった1つの枠を懸けて多い時には200人以上が争うイメージ。勝てる気がしないって? じゃあ、どうするのか……この続きは次回の記事でご紹介します。
CWで文字起こしをするメリット
①知見が広がる
もともと音楽雑誌の編集業務に従事していた私は、いわゆるエンタメ関連の仕事しか携わった経験がありませんでした。
けれども、CWに登録してからは起業家や大企業の会長、医療関係者、ヨガのインストラクター、技術開発者、ナンパ師、アクティビスト、東南アジアの出稼ぎ労働者、自治体職員、農家、占い師、デザイナー、ポイ活の達人、億トレーダー他、立場の異なるさまざまな人の声を文字に起こしています。
普段の生活でほぼ接するチャンスのない方々のお話は、どれもこれも超刺激的。CWの文字起こし/テープ起こしは小遣い稼ぎであり、学びのひととき。コロナ禍で気楽に友達とも会えず、活動に制限が掛かっている現状も相俟って、私にはとても貴重な時間です。
本来はお金を払わなきゃ聴けないセミナー然り、テレビでは数秒に抜粋されてしまう記者会見然り、出版される前のインタヴュー然り。
また、横文字連発のコンサルを筆頭とする各業界特有の言葉遣いや、私の頭じゃ絶対にパッと出てこない言い回しに触れられるのも楽しいポイント。これが単に視聴しているだけだと、あまり引っ掛からなかったと思うんですよね。
何にせよ、知らない世界を垣間見られたり、新しい言葉を覚えたり。その意味では、旅と似ている部分も少なからずある気が……?
ついでに、この副業を通じて語彙力が上がらないかな~と密かに願っているものの、残念ながらその成果はまだ表れていません。
②収入源が増える
〈収入を増やす〉のではなく、〈収入源を増やす〉です。海外移住を目論んでいる私にとって、日本円を稼げる場所は1つでも多くキープしておきたいところ。
ブログのテーマを〈旅〉としているくせに(本当は〈移住〉にしたかった……)、なぜCWネタで記事を書いているかと言うと、これに尽きるんですよ。長期の旅を続けようが、世界のどこかに移住しようが、PC環境さえ整えておけばCWで日本円を稼げるのは本当に心強いです。
引っ越していきなり現地マネーをガツガツ稼げるとは思っていません。海外生活が軌道に乗るまでは、おそらく副業で得た日本からのお金に物凄く支えてもらうことになるでしょう。
どんなにCWのギャラが安いと言ったって、私の住みたいエリアなら月9万円の収入で暮らしていけそう。贅沢はできないし、場合によって多少は貯金も削らざるを得ないですけどね。
もっとも、精度の高い音声入力アプリの登場によって、いつまで文字起こし/テープ起こしの需要があるかはわかりません。加えて、大副業時代でこの仕事の競争率はグングン上がり、ますます単価が下がるであろう状況ですから、CWのみで月9万円なんてなかなか稼げなくなることくらい覚悟しています。
それを踏まえると、月3~4万稼げれば良いぐらいな感じになるのかな? だとしてもゼロ円よりはだいぶマシ。投資に収入の軸を置くのも手とはいえ、やっぱりギャンブル性ゼロで堅実にお金を生み出せる環境は確保しておきたいじゃないですか。
……といった具合で、デメリットよりもメリットが勝っているように感じているCWでのお仕事。〈知見を広げること〉や〈収入源を増やすこと〉は、誰にとっても悪い話ではないはずです。
前者は言わずもがな、後者だって給与や年金、あるいは旦那さんが稼いでくるお金以外にも収入源を持てたら、それが安心に繋がりませんか? 変な話、月に1万円だろうが、2万円だろうが、少額でも全然アリだと思っています。
こんな時代だからこそ、CWやランサーズといったクラウドソーシングに限らず、稼ぎ口を1つでも増やしておくのが大事かな~とか。まあ、あんまり書くと拝金主義っぽくなるので、一旦このへんで止めておきますね。
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