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【クラウドワークス】報酬未払い事件が勃発! その時に取った回避方法とは?

クラウドワークスを始めて1年。たった1度だけ「これはギャラを踏み倒されるかも……」と感じる案件に引っ掛かりました。今回はその時にどうやって未払いを防いだかをお伝えします。

 

未払いを防ぐ仮払いシステム

然るべき手順を踏んでいれば、CWで報酬の未払いを喰らうケースはほとんどありません。というのも、CWでは仮払いなるシステムが存在するからです。

仮払いシステムとは、契約成立の時点でクライアントさんがCWに一旦報酬額を預け、検収終了の時にそのギャラがCWよりワーカーに支払われる制度。採用ごとに〈必ず仮払いが行われてから業務を開始してください〉との自動通知も届きます。

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ただし、仮払い後でも発注者が条件変更すると仮払いはキャンセルされるなど、同システムには抜け穴も存在。そもそも周到に悪知恵を働かせ、ギャラを踏み倒す気満々の輩に対しては、裁判でも起こさない限りお金の回収は難しい模様です。

そういう時は、地雷を踏んだと思ってギャラは諦め、事の顛末をCW事務局に報告し、今後に向けた対策を練ってもらう以外に為す術なし。

なお、ここで取り上げる事例は、条件変更はされておらず、作業終了後、一向に検収してくれる気配がなかった状態のお話。CWでは相手がいつログインしたかわかる感じになっていて、発注者が無視を決め込んでいるのは瞭然でした。

 

軽めのメッセージと連絡催促申請

CWでは納品後1週間以内検収を行うルールがあります。何らかの事情でこの1週間ルールを守れない場合は、事前にワーカーへ一言メッセージを送るのがマナー。

私が踏み倒されかけた時は、まず2週間音沙汰がありませんでした。3連休を挿んだのと、締切よりも前倒しで納品したこともあり、私も私で「あんまり急かすのもどうかな~」と、意図的に放置していた次第です。

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とはいえ、一応、以下のメッセージを送信。この時はまだそんなに危機感を抱いておらず、お伺いを立てる程度で済ませました。

お世話になっております。念のためご確認のメールをお送りいたしました。

納品から2週間ほど経ちましたが、その後いかがでしょうか。

何か問題があればすぐに修正いたしますので、お気軽にお戻しくださいませ。

もし問題がなければ検収完了までお進みいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします

 しかし、先方はこれまた無視。そこで、契約詳細ページ内にある〈契約相手と連絡がとれない場合はこちら〉というリンクから連絡催促申請を行いました。

ワーカーに代わって事務局が〈●●さんに連絡してください〉とクライアントさんへ忠告してくれるこの連絡催促申請。〈あくまでも返信を促すもので、必ずしも契約相手からの返信をお約束するものではない〉的な断り書きがされている通り、これ自体に強制力はありません。

 

最後は事務局に動いてもらおう

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2度に渡る連絡催促申請も空しく、依然として発注者(以下:クソ野郎)からの連絡はなし。早くも納品から1か月が経っていました。

この間もクソ野郎は新しい仕事を募集するクソっぷり。正直むかつきます。それでも、クソ野郎を相手に無駄なエネルギーを使いたくなかった私は、一切の感情を排除して2回目のメッセージを送信。

“納品から約1か月経つのですが、その後いかがでしょうか。

一度ご連絡いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします”

 幸いにもクソ野郎はログイン中でした。なのに、またもや無視。どういう神経してるんだ? 仕方なく、最終手段としてCWに直接問い合わせをすることに。言わずもがな、通常は問い合わせまでに1か月も粘る必要ありません。もっと早くやりましょう。そして4営業日後に事務局から届いたメールは以下の通り。

“お問い合わせいただきありがとうございます。当サービスでは、クライアント様からの検収期間の目安を1週間と定めております(中略)。

本件ですが、当サービス上での納品日が●年●月●日となっておりましたので、まずは事務局からクライアント様までご連絡をさせていただきます。

なお、事務局からクライアント様に連絡させていただいたにも関わらず、引き続き数日間ご返信がいただけない場合には、利用規約に従いまして事務局側で検収のお手続きを進めることを検討いたします。

検収のお手続きが完了もしくはクライアント様からの返信等あり次第、事務局よりご報告いたしますので、まずはクライアント様からの検収もしくはご返信をお待ちいただきますようお願いいたします。

本件について事務局としてもできる限り、サポートさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます”

 このメールの翌日に、クソ野郎から「納品ありがとうございます1」と一言のみ添えられた検収完了のお知らせが届き、無事に(?)一件落着。数えること1か月+10日間、長い道のりでした。

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てか、CWが連絡した翌日に即対応してくるクソっぷりもさることながら、「ありがとうございます」の後の「1」って何だよ。「!」を打ち間違えたのか? お前、ライターだろ? プロフィール欄に有名な求人系ウェブ媒体の名前を出してあったけど、よく編集部から干されないよな……と苦笑い(イライラしている時の私は口が悪いんです、ゴメンナサイ)。

ポイントをまとめると、自分からは相手に必要最低限の連絡しかせず、あとはCWに任せる。以上。そのためにCWは報酬の20%手数料を取っているのですから(*ギャラが10万円以上の仕事は手数料10%)、面倒な作業は彼らにお願いしましょう。相手に対して感情的になるのもご法度。百害あって一利なしです。

 

評価機能について

CWでは契約が終了した際、相手を評価しなければいけません。この時、私はクソ野郎に低評価を付けたと思うでしょ?

でもそれはせず、評価自体もしませんでした。事務局から送られてくる評価の催促も完全シカト(リマインダー通知3回で止みます)。

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他のワーカーさんのためを思えば、きちんと事実を書くことがたぶん正義なのですが、メルカリラクマの評価システムと違い、CWは相手が評価したら、自分が評価を入力する前であっても何て書かれているか見られます。しかも、入力から2週間以内は評価の書き換えも可能。

つまり、私がクソ野郎に低評価を下した結果、クソ野郎から逆恨みされて仕返しに低評価を付けられ、他の仕事が取れなくなる恐れもあります。そのリスクはちょっと避けたいかな。

追記:2022年1月にCWの評価機能が変更されました(※詳しくはこちら)。現在はメルカリやラクマの評価制度と同じく、お互いの評価が完了したらプロフィール上に同時公開され、公開後に加筆や修正はできなくなっています。

ちなみに、クソ野郎の過去の評価をネチネチ調べてみたところ、「契約終了リクエスト後、返答がないまま1週間が経過したためシステムにより自動評価されました」といったものがやたら多いのに加え、なかには「納品後に連絡がなく、煩わしさから解放されたいのでキャンセルしました」みたいにコメントしている方も。

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このコメントを見て、私は今回の記事をアップしようと決めました。例えどんなに少額だろうが、約束した報酬はしっかり受け取るべき。相手が悪いのに、自分が損する必要ナシです。

どうあがいても踏み倒されてしまうケースは起こり得るでしょう(先述した仮払い後に条件変更して逃げ切るとかね)。だとしても、できる限り泣き寝入りせず、CWに動いてもらって、未払いを回避していきたいものです。

 

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