FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

シェムリアップで健全なマッサージ屋に入ったつもりが、何となく妖しいお店だった件

今回はシェムリアップマッサージの話。遺跡巡りで足がクタクタになったツーリストをターゲットに、高級スパから格安系まで街中にはたくさんのマッサージ店があります。

困ったことに当たり外れが物凄く多く、ここでは格安店での失敗エピソードをご紹介しましょう。

 

真面目にやってください!

もしかしたら一部の殿方にはニーズがあるかもしれないので、悪意ゼロでお店を公表しますね。場所はシヴォタ通りからPhalla Angkor Night Market(パルラ・アンコール・ナイトマーケット)へ入る道の角。

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目印はフルーツ・シェイク屋さん。マッサージ店と経営が同じで、従業員も双方フレキシブルに対応してくれます。

私たちは最初この1杯1ドルのフルーツ・シェイクを目当てに訪店しました。目の前でフルーツをカットし、それを大量にミキサーへ投入するスタイルです。原価割れしないか心配になるほどの素晴らしいコスト・パフォーマンス。言わずもがな味は絶品。お店の前には座れるスペースもあります。

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なお、パブ・ストリートではシェイクの相場が1杯1.5~2ドル。シェイクを飲みたくなったら一度シヴォタ通りまで出ちゃいましょう。私たちが行ったところ以外にもいくつかお店が並んでいて、どこも1ドルで提供していました。

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さて、シェイク片手に街の様子をウォッチングしていた私たち。店の前ではマッサージ屋で働く激カワな女の子たちがワイワイふざけ合いながら客引きしています。

真面目に働けよ」と突っ込みたくなる以上に、「楽しそうで何より」といった思いが勝る感じ。とても微笑ましい光景です。それを見て、「ヒマだし、ウチらもマッサージしてもらおう」と相成りました。

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フット・マッサージの値段は10分で1ドル/30分で3ドル/60分で5ドル。まあ、10分だけやっても仕方ないですし、ここは60分コースでお願いすることに。

中に入ると客引き担当のカワイイ子たちから妙齢女子たちにバトンタッチ。ツレの立場で考えたらピチピチのギャルに施術してもらいたかったはずなのですが、これはもう受け入れるしかありません。

もちろん、〈ハズレ〉というのはそういう意味じゃないです。

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足も洗わず、マッサージはいきなりスタート。撫でるだけで笑っちゃうくらい低クォリティーです。これを60分も耐えるのは拷問に近いかな。

しかも店員さん同士おしゃべりに夢中になるあまり、油断するとすぐ手が止まってしまうありさま。

もともとカンボジアにマッサージ文化がないのかどうか、店内には〈Thailand Traditional Style〉と書かれていたました。が、いずれにせよ本気でタイ・マッサージをやっている人が激怒するんじゃないかってレヴェルのお粗末ぶりです。

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そのくせ施術が終わって支配人らしき人にお金を支払っている時は、ちゃっかりチップ待ちしているじゃないですか。

無論ずさんなサービスに対してチップを渡すほど私の心は広くありません。「マジで最悪。もう1回勉強し直したほうが良いですよ」――そんな言葉をグッと呑み込み、店を後にしました。

 

ここってそういう店だったの?

ここからが本題。店内の奥には扉があり、2階へ上がれるようになっています。ダメダメなマッサージを受けながら暇潰しに周りを眺めていると、2階へ案内されるのは全員男性、なおかつほとんどがお一人様

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で、その2階コースは客引きしていたギャルたちが接客していたんですよね。

以上を踏まえ、表向きは別として、このお店のメインはもしかすると健全じゃないほうのマッサージ屋さんだったのかも……というのが私の見解です。

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プチ情報としては、普通のマッサージ担当のご婦人方が手一杯になると、外にいる客引きギャルも急遽フット・マッサージ班として加勢します。

エロ系のマッサージを受ける気はないけど、カワイイ女の子に足を触られたい方は、ぜひ混雑した時間帯を狙ってみてください。

それともうひとつ。男性の皆さんはパブ・ストリート周辺を歩いていると、かなりの高確率でトゥクトゥク運転手に風俗店を勧められるはずです。しかし、トゥクトゥクに乗ってどっかに連れて行かれるのは正直怖いと思うんですよ。

その点、街の中心部にあるこの店なら、万が一ヤバイことになってもダッシュで店を出てツーリストポリスに助けを求めることだってできるし……なんてこともふと考えてしまいました。

 

……って好き勝手に書いているものの、ここがそういうピンクなお店かどうかは未確認です。もし違っていたら本当にゴメンナサイ。

そして、シェムリアップのマッサージ屋は全部が全部こんなんじゃないってことも併せて強調しておきます。

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例えば同じ格安系でもシヴォタ通りからソクサン通りへ入る角のお店(↑)は、中国系のいかにも厳しそうなご婦人オーナーが目を光らせていて、従業員の皆さんは黙々と素晴らしいマッサージを施してくれます(*5年前に訪店した時の情報)。

それに今回のハズレな店にせよ、あくまでもネタとして取り上げているのであって、金返せ的に本気で怒っているわけじゃありません。

こういう緩さもカンボジアの愛すべきポイント。むしろ特別な思い出を与えてくれて感謝しております(笑)。

 

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