FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

ここがヘンだよシェムリアップ……の価格設定

今回はシェムリアップマネー事情について。カンボジアの物価は日本と比べてだいぶ安いです。体感的には2分の1? 3分の1? ん~、実際はもっと安いかも。

それを踏まえたうえでも、「この値段設定はおかしくない?」と感じたことを書いてみようと思います。

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本題に入る前にまずは基本情報から。カンボジアの通貨はリエルです。が、都市部でのやりとりはUSドルがほとんど(使えるのはドル紙幣のみで、硬貨はNG)。

お釣りでもらったリエルをどう使えばいいかわからない――これ、結構カンボジア旅行あるあるじゃないでしょうか。

2000リエルで0.5ドル4000リエルで1ドル。この数字さえ頭に叩き込んでおけば財布の中がリエル地獄に陥る心配はありません。もちろん値段がドルで表示されているお店であっても、リエルはちゃんと使えます。

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ATMが2種類の通貨に対応していることも日本人からしたら驚きですが、もうひとつ戸惑うのはコンビニやスーパーで売られている商品の価格にバラつきがある点。

セブンイレブンのような大手が参入していないからなのか、そもそも定価っていう概念があまり浸透していないのか……。

そんなわけで、以下に登場する数字は参考価格程度で軽く捉えてくださいませ。

 

生ビール安すぎじゃない?

コンビニや個人商店では、ミネラルウォーター(500ml)がおよそ0.5~0.75ドル(2000~3000リエル)、缶ビール(350ml)が0.6~1ドル程度で売られています。

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ちなみにお隣タイだと水が7~10バーツ(約0.2~0.3ドル)、缶ビールが30~40バーツ(約0.9~1.25ドル)。日本では水が110円で缶ビールがだいたい220円前後といった感じですか?

この時点でシェムリアップにおけるミネラルウォーターとビールの値段比にかなりの違和感(笑)。

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しかし、これだけじゃ終わりません。生ビールに目を向けてみると、街の中心部では多くの飲食店がハッピーアワーでジョッキ1杯0.5ドル!

「ハッピーアワーだからでしょ?」と思われた方、いやいや、このハッピーアワーがオープンから22時まで続くんですよ(店によってはクローズまで)。時間の幅が長い! そりゃ、店で飲みますよね。

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酒代を下げて集客率を上げ、フードで儲けるやり方のは、ある種の常套手段ではあるものの、それにしたってコンビニで買うミネラルウォーター店で飲むビールが同じ値段とは……。生ビール安すぎじゃないですか?

 

タバコも安すぎじゃない?

日本では頻繁にタバコが増税され、愛煙家の方々を悩ませている昨今。お隣タイも年々タバコの規制が厳しくなっています。

では、カンボジアはどうかと言えば……タバコ1箱1~1.75ドルで、1カートンだと7~15ドルMarlboroWinstonなど)。

7~15ドルという値段の大きな開きは置いといて、1カートンって確か10箱入りでしたよね? 計算が合っているのか心配になります。

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2020年7月現在、日本でMarlboroを購入した場合は1箱520円/1カートン5200円。成田空港の免税店だと3570円って考えても破格でしょう。

出国前の空港免税店でタバコを買われている方をよく目にしますが、カンボジアへ行く際は現地調達のほうが安上り。ただし、微妙に種類や味が違うらしく、そこらへんのこだわりがない人限定の裏技です。

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手巻きのタバコを吸っているツレは市場で3.5ドルの↑を見つけ、3ドルまでディスカウント。タバコってどの国でも税金を課していて、個人で自由に値段を設定できないものなのかと思っていました。

やはりカンボジアは国単位で価格統制を行っていないんですかね? てか、お酒タバコが安いとは……シェムリアップは何て不良に優しい街なんでしょう。

 

安い物と高い物

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その他、安いと感じたものは、写真上のようなジュース・スタンドで飲むシェイク(1ドル/パブ・ストリートは2ドルだったかも?)や、Tシャツ(1~3ドル)。前者に関しては新鮮なフルーツがモリモリ投入され、コスパ最強です。

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また、庶民的な食堂屋台1皿1~3ドル程度で、高級レストランが……。あっ、しまった。カンボジア旅行ではもう何年も高級店に行ってないので相場がわかりません(苦笑)。

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一方、高いと感じたのはレンタル・バイクの料金シェムリアップでは1日10~15ドルでした。過去の記事でも書いている通り、中心地の一部区間では外国人旅行者のバイク運転が禁止されています(*詳しくはこちら)。

だからといって貸した相手が違反で捕まろうとも、レンタル屋自体にはお咎めなし。別に法律違反スレスレのグレーな商売だから高いとか、そういう理由ではなさそうです。

シハヌークビルではバイクのレンタル料が1日5ドル*2019年時点での価格)だったことを思えば、シェムリアップカンボジアの中でも乗り物のレンタル料が割高なのかもしれません。なお、この街におけるマウンテンバイクのレンタル料は1日3~5ドルでした。

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まあ、物価から考えてもっとも高いのはアンコールワット(その周辺の遺跡)の入場料ですけどね。1日券37ドル3日券62ドル1週間だと72ドル

でもこれは国の大きな財源。震えを覚えるほど圧巻の遺跡を見学させていただけるのだから、むしろ喜んで払いたいところです。

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……とか偉そうなことを書いておきつつ、この旅では遺跡系をスルーしまった私とツレ(*写真は数年前のものです)。何かスミマセン。

 

さてさて、アンコールワット抜きのシェムリアップ旅行記はまだまだ続きます。次回もぜひお付き合いくださいませ。

 

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