FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

〈ピンクのカオマンガイ〉の事業拡大で思ったこと

以下の記事は「〈ピンクのカオマンガイ〉の移転で思ったこと」というタイトルで2019年11月にアップしたものです。

ペッチャブリー通り沿いからご近所にできた大型モール(The Market Bangkok)内に本店を移したものだとばかり思っていたのですが、もともとあった本店は一時的に閉鎖されていただけで、2020年2月に再訪した際はしっかり営業していました。きちんと裏取りもせずに勝手なことを書いて申し訳ございません。

とはいえ、MRTタイ文化センター駅近くのショッピング施設エスプラナード(タラート・ロットファイ・ラチャダーを見下ろせる駐車場でもお馴染み!)に新店をオープンするなど、〈ピンクのカオマンガイ〉の快進撃は止まらず……。

基本的にチェーン店より個人経営の食堂のほうが大好きで、2019年11月に書いたブログと気持ちは変わらないため、文頭に訂正文を加えたうえで同記事はそのまま残しておくことにしました。

 

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以前に同ブログでも取り上げた〈ピンクのカオマンガイ〉ことGo-Ang Pratu Nam(ゴアーン・カオマンガイプラトゥーナム)。

この大人気店が前回訪店した直後に移転したとは露知らず、10月某日完全カオマンガイを食べるモードで乗り込んだものの……えっ、今日はもう店じまい?

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戸惑う私にピンクのユニフォームを着た店員さんが移転先の地図を渡してくれました(どうやら私のようなお客さんのために移転した現在も数名のスタッフが旧店舗に常駐しているようです)。

しかし方向音痴な私は地図を読むのがとても苦手。結局スタッフさんに新店まで案内してもらうことに。

 

移転先はThe Market Bangkok!

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移転先は2019年2月にオープンしたThe Market Bangkokの中。BIG Cラチャダムリ店のすぐ隣に位置し、スターバックスやKFC、大戸屋など大手飲食店が軒を連ねる商業施設です。

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「ピンクのカオマンガイ」があるのはグランドフロアの端っこ。ツーリストにとってアクセスしやすい場所です。

並びたくないからあえてお昼時を外して15時くらい(しかもド平日!)に来店したのに、より立地が良くなったせいか、私の前には5組ほどのプチ行列が!

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もっとも、待っている間にメニュー表が配られ、先にオーダーしておくスタイル、なおかつ長居するようなお店ではないので、そこまで待たされることはなかったですけどね。

 

キレイすぎるほどキレイな店内

店内はキレイすぎるほどキレイで、流行りのカフェさながらにオシャレな空間が広がっていました。これは別に良い意味で書いているわけじゃありませんよ。むしろその逆。

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クーラーがガンガン効いた店内は快適と言えば快適なのですが、着席してすぐに出てくる冬瓜スープも主役のカオマンガイが登場する頃には冷めてしまう始末。

バンコクのムワッとした空気に包まれて食べるからこそ旨さも増すんだ!」ということを実感するワンシーンでした。

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また、デザート類の他、炒め物やタイティーなどメニューがだいぶ増えカオマンガイ40THBから65THBにやんわり値上げ。スタイリッシュな商業施設で営業していくには仕方のないことなんですかね。

物価の上昇を考えると値上げ自体は避けられなかったとしても、手広くいろいろやられたら少し心配になります(大きなお世話か)。

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とはいえ、カオマンガイのクォリティーは抜群の安定感でした。裏切らない旨さ! でも、この店に勝るとも劣らないカオマンガイ屋は他にもいくつかありますし、「今後は並んでまで食べないだろうな~」なんて考えながら、おそらく私にとって最後となるであろう〈ピンクのカオマンガイ〉をじっくり味わい、店を後にしました。

 

再開発ってどうなの?

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10月31日~11月4日に開催されたASEANサミット直前という時期も重なり、警察官たちが大張り切りで屋台を取り締まっている様子や、10月頭から本格的に始まったカオサン通りのリニューアル工事を目の当たりにした今回のバンコク滞在。

そういえばいつの間にか分別用のゴミ箱バンコクの街中に増えたような(市民にはあまり浸透しておらず、しっかり分別されている気配はゼロでしたが……)。この街のイメージアップ・キャンペーンはどこまで続くのでしょうか。

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去年~一昨年あたりから進んでいる屋台の強制撤去にせよ、ゴキブリやネズミ問題などやむを得ない事情があるのだろうと頭では理解しつつも、ガチャガチャした街並みからバンコクの持つ途轍もないエネルギーを感じていた自分にとっては「悲しい」の一言でしかないです。

タイのみならず、世界中のあちらこちらで起こっている画一的な都市開発って本当に正解なんでしょうか? どこの国へ行っても似たような風景が広がっていたら、つまらなくないですか? 

そんなこんなで、生まれ変わった「ピンクのカオマンガイ」にポジティヴな感情を抱けなかった私。伊勢丹の入るセントラル・ワールドをはじめ、豪奢な施設のすぐそばで営業していた以前の庶民的な「ピンクのカオマンガイ」の方がやっぱり好きだな~。

 

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