人生4度目のパンガン島(別名パーティー・アイランド)へ行ってきました。初回を除く過去2回はサムイ島まで飛行機/そこからフェリーで……という交通手段を取ったのですが、今年4月から実質ニートのような生活を送っている私にこのルートは贅沢。
時間だけはたっぷりあるため、学生時代ぶりにバンコクからバスとフェリーを乗り継いでパンガン入りしたのです。
長距離バスでの苦い思い出
ちなみに初めてパンガンへ行った時、大型バスの荷台にコソ泥が忍び込んでいて(おそらくバス会社とグル)、預けたバッグからケータイと小型ドライヤー、そしてCDだかMDウォークマン(懐っ!)といった電化製品を盗まれている私。パンガン行きのバス&フェリーには悪いイメージしか抱いていませんでした。
が、良い噂も悪い噂もネットの口コミですぐ広まる時代です。レヴュー・サイトにザックリ目を通したところ、流石にそういった酷いことはもう起こらないようですね(そりゃそうか)。
なお、節約旅行者の強い味方エアアジアでバンコクからスラタニまで行き、そこからフェリーを使う方法もあります。しかし、乗り継ぎの兼ね合いで所要時間9時間強、加えてバンコクのドンムアン空港までの移動を考えたらバス&フェリーと時間はそう変わりません。
それなのに金額は倍近くかかってしまい、これはもう腹を括ってバス&フェリーにするしかない状況です。
そんなわけでFERRYSAMU.COMでブッキング。シーズン的に飛び込みでも座席は確保できるだろうとは思いつつ、事前予約&前払いで多少の値引きありとの情報をキャッチ。こういう細かいところでコツコツ節約です。費用は往復で1人分およそ8300円。
バンコク⇔パンガン便を出している会社はいくつか存在し、その中から自分たちの動きやすい時間に合わせて往路Lomprayah、復路Raja Ferryに決めました。
早朝出発の往路
さて、いよいよ出発の日。まずはランブトリ通り(カオサン通りの隣)にあるLomprayahのオフィスで発車時刻の30分前までにチェックイン。ミネラルウォーターとチケットをもらいます。
バスはランブトリから大通りへ出たところのお寺の前あたりに停車していました。乗る前に斜め前のセブンイレブンで食料を買っておきましょう。
というのも、このバス移動に休憩はなし(トイレは車内にあります)。さらにフェリーへの乗り継ぎ時間もほぼありません(船内で飲み物やスナック類を買うことは可能でした)。
バスの座席はこのような感じ。乗客が少なかったおかげで思う存分リクライニングできました。言わずもがな道中は爆睡。
そしてフェリーの様子です。チュムポーン港を出てタオ島に2か所立ち寄り、3つ目がパンガンのトンサラ港。朝6時にバンコクを出発し、チュムポーンまで約7時間。そこから3時間10分ほどフェリーに乗って目的地へ到着という、旅行会社が発表しているスケジュール通りの運行でした。流石はタイ! 渋滞の読みまで完璧です。
カンボジアの長距離バス(詳しくはこちらとこちらから)とは違いますね。もちろん、盗難事件に遭うようなこともありませんでした。
夕方出発の復路
復路は夕方出発のバス泊プラン。ホテル代を1泊分浮かせる作戦です。Raja Ferryも往路のLomprayahと同じく出発30分前までにチェックイン。集合場所はトンサラ港の船着き場の少し手前です。
チェックインした際に乗り場の番号を伝えられ、その場所近くまで行くと別の係の人に名前などを訊かれました。その後、バスに荷物を積み込みます。そう、Raja Ferryで運行しているフェリーはバスごと運ぶ大型タイプ。
トラックやバス、一般乗用車やバイクが乗り込むのを待っていざ乗船です。木更津のフェリーを思い出しました。フェリー内の注意書きは日本語だらけ。もしかすると本当に木更津で使っていた船なのかしら?
↑が船内の様子です。ミニマートが併設され、カップラーメンが20THB(約70円)で買えました。こういう場所にしては良心価格。
港に到着し、ウェイティング・スポットで今度はバスのチェックインを済ませ、1人1つずつお弁当(中身はチキンのフライドライス)とミネラルウォーターを受け取るや、わりとすぐにバスは発車しました。
往路と違って復路はほぼ満席。周りの目を気にして写真は自粛です。座席自体はLomprayahとさほど差はありませんでした。各シートにブランケットが用意されていて、その心遣いがナイス!
お弁当やブランケット以外でLomprayahのバス移動との違いを挙げるなら、間に休憩が入る点です。バスに乗って6時間後の深夜2時にサービスエリア(写真上)で停車。
ノンストップでバンコクまで戻るものだと思っていた私は、てっきりここが終着地かと勘違いしてしまいました。
深夜にもかかわらず清掃スタッフがかなりの数いて、トイレもキレイ。お店も半分くらい空いていました。しかし、如何せん深夜2時。飲み食いはせず、夜風にあたりながらストレッチして休憩時間は終了です。
パンガンを18時に出発し、ドーンサック港まで2時間半。そこからバスに揺られること10時間でバンコクへ到着。こちらもほぼ定刻通りで(厳密に言うと15分遅れ)、寝ていたらあっさりバンコク入りしていた……というのが私の率直な感想です。
「バス10時間」とか書くとやや気が滅入るものの、意外に楽勝。このルート、わりとどこでも寝付ける方にはヘタに空路を使うより乗り換え時間も短くてオススメですよ。
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