FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

学生時代から夢見ていた「東南アジアで暮らすこと」を実行に移すべく、15年間続けた雑誌編集の仕事を捨てて現在はその準備中。インポートのビーチウェアなどをちょこちょこ売りながら、日本脱出の機会を窺っています。

オートレス・ビーチにある「Mushroom Point」って何だ?

前回のブログで「急速に中国化するシハヌークビルの現状」をレポートしましたが(*詳しくはこちらから)、中心地から少し離れたオートレス・ビーチ周辺でも着々と中国化が進行しています。海の透明度が高く、夕日もキレイなことで人気を博したこのエリア。以前は欧米のツーリストがほとんどで、アジア人観光客はごくわずか。ヒッピー的な風貌の人がわんさかいて、なかなかおもしろい場所だったのです。

で、現在は変化の時期というか、場所の空気がガラリと変わりつつあって……。しかしながら、そんななかでも「かつての魅力」が完全に失われたわけではなく、その証拠のひとつとして数年前までのオートレス・ビーチっぽさが味わえるレストラン兼ゲストハウス「Mushroom Point」をご紹介したいと思います。

 

オートレス・ビーチの目の前

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Mushroom Pointがあるのはオートレス・ビーチ沿いの舗装されていない道路脇。下は赤土なので、ちょっとでも雨が降ろうものなら即ぬかるみますし、道の真ん中でワンちゃんとニワトリが追いかけっこしていたり何かして、非常にのどか。街の中心部から来ると、Last Hippie Standingというカフェ&バー兼クラブが目印になる一角です。

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少し話は逸れますが、このLast Hippie Standingは夜な夜なそれっぽい人が集まるスポット。かかっている音楽はサイケ・トランスがメインです。ドレッドの店員さん(ガリガリ)は良い奴そうでした。

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さらにこの道にはいくつかレストランやゲストハウスが並んでいて、以前はもっとラヴ&ピースな雰囲気でしたが、半分近い店舗のオーナーが中国人に代わり、いまや大音量で音楽が聴こえてくる店は激減。それでも上の写真のような場所も残っていて、いろんな文化がクロスしている(≒隣り合っている)様子はあまり他じゃ味わえないものだと思います。一言で表現すると「カオス」。

 

フツーに美味しいお店です

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さて、お目当てのMushroom Pointは、そんなカオティックな小路をしばらく進んだ場所にあります。外観がこんななので、まず見過ごすことはないはず。

お店の名前から皆さんが何を想像したかはわかりませんが、丸い藁ぶき屋根の小さなヴィラがポコポコ建っていて、その姿がマッシュルームっぽいからこのネーミング……ということに、とりあえずはしておきましょうか。シハヌークにおけるトリップアドバイザーの宿泊施設ランキングでも上位に入っていますし、別にヤバイ感じをウリにしている店ではありません。タイのパンガン島などで見られる「魔法のマッシュルームが入ったオムレツ」なんてものもメニューには載っていないので悪しからず。

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朝食のメニューはこれ(↑)。3~5ドル+ドリンク代と、まあ安くはないです。オススメは手作りのヨーグルト。「With ミューズリー(3ドル)」にするとシリアルとヨーグルトの分量がアンバランスで、口の中がモソモソになるため、機会があったらぜひ「With フルーツ(3.5ドル)」のほうで! そして夜になるとイタリアンがメインになります。5ドルのペンネ・ポモドーロはやや冷めた状態で出てきて残念でしたが(味は良かった)、6ドルのマルゲリータ・ピザには大満足。

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雨季へ突入する直前の閑散期に訪れたせいか、店内はいつもガランとしていて、まったりするには持ってこい。スコールが降りそうになるとここに入ってお茶を飲み、雨が上がるのを待っていました。

 

えっ、ハッピー●●!?

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ちなみに、5ドルでハッピー・クッキーもオーダーできます。「ハッピー・クッキーとは何ぞや?」と申しますと、平たく言えば「ハッピーになれる成分の入ったクッキー」。万が一お子さんがデザートで食べたがっても、親御さんは止めてあげてくださいね。なお、ここのクッキーはかなりヴォリューミーで、複数の人とシェアして食べるスタイルらしいです。念のため書いておくと私は食べていません。

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Mushroom Pointの他にも、「ハッピー・ピザ」や「ハッピー・シェイク」をサーヴしている店がチラホラ。「ハッピー」が付くとだいたいそういうことです。スキモノの方は参考にしてください(こんなこと書いて大丈夫なのか?)。で、特にハッピー系のあれこれはオートレス・ビーチ周辺で発見することが多く、そこにかつての名残を感じたり……。

諸手を挙げてこういう風土に賛成するわけじゃないんですが、フリーダムな環境もオートレス・ビーチっぽさだと思うので、それが減っていることに対して淋しさを覚えるのも事実。ちょうどいま中国系企業による建設ラッシュが起こっていて、いたるところで工事の騒音が鳴り響き、心なしか殺伐としているこの一帯。工事がひと段落し、ふたたび街に平穏が戻る頃には、ヒッピー的なノリも少しは復活していることを願わんばかりです。

 

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