バンコクを離れてパクチョンに到着後、さっそく昼の街を散策してみたものの、人がまばらで開いているお店も少なく、一抹の不安を覚えたことは前回のブログに記した通り(*詳しくはこちら)。
では、夜のパクチョンはどんな感じなのでしょう。やはり街自体が過疎っているのか、それとも……。
夕食はナイトマーケット(ほぼ)一択
世界遺産のカオヤイ国立公園からわりと近い場所にありつつ、意外にもそれほど観光産業が盛んではない国鉄パクチョン駅周辺。このあたりは典型的な地方のベッドタウンといった趣です。
よって、外国人観光客相手のバービアやナイトクラブもほとんど見かけません。それどころか飲食店の数がそもそも少ない上に、駅前のお店の多くは15~16時に閉店準備を始める有り様。
「パクチョン滞在中の晩ご飯はコンビニで済ませるしかないか……」と半ば諦めモードでした。
しかし、民家がある⇒そこには人が住んでいる⇒つまり地元っ子が夕食時に集う場所は必ずあると推測。自炊率の低いタイですから、ないとは言わせません。
ゲストハウスの方に尋ねてみたところ、案の定ローカル御用達のPak Chong Night Market(パクチョン・ナイトマーケット)なる夜市がしっかり存在しました。
場所は駅を背にSoi 15(Thanon Tesabarn 15)を直進し、2422線という大きな通りを左折してしばらく進むと見えてきます。月曜から日曜まで毎日開催し、時間は大よそ17時オープン/22時クローズ。
長さ100m強の敷地に屋台が3列ギッシリ立っています。衣料品やコスメを扱うお店もチラホラ。10~20代の女子たちが楽しそうにショッピングしていました。
逆にお土産として喜ばれそうな民芸品の類は一切なく、ツーリスト目線では見どころの少ないラインナップです。
食べ物に関しても完全にローカル仕様。その夜市がローカル向けかツーリスト向けか判断するのに、撮影用のネタ的な感じじゃなく普通にタガメや芋虫の素揚げが置いてあること、同様にカエルの丸焼きが積んであるor棒に刺さってクルクル回っていることなど、いくつかの基準を勝手に設けているのですが、Pak Chong Night Marketは私の作った超個人的な項目をすべてクリアしていました。
そうそう、フード・ゾーンには座って食べられる場所が少なめ。そのためテイクアウト専門のお惣菜屋さんに人だかりができがちです。
ゆっくり食事する雰囲気でもないので、私とツレは食べたいメニューを各々で注文し、その店の裏でササッとかっ込んでから再び合流。一緒に行っても食べる時はバラバラみたいな(笑)。
宿に持ち帰るのもひとつの手段とはいえ、やっぱり出来立てをいただくのが一番。決して仲が悪いわけじゃないんですよ。食べ物へのリスペクト(執着心?)を突き詰めた結果、このスタイルに落ち着きました。
安いし旨い!
そんなPak Chong Night Marketで食べた屋台グルメの一部を値段と共にご紹介していきましょう。
まずは写真上のカオカームー(50THB/約175円)。ホロホロの豚肉とつゆだくのライスに、高菜のピクルスがアクセントとなっていて、甘さと塩気のバランスが素晴らしかったです。
↑のバミーは40THB(約140円)。チャーシューがどっさり入っていてかなりコスパ良し。鶏の出汁がバッチリ効いている点に感動しました。おそらく化学調味料は使っていないはず。
他にもカオモッカイが45THB(約157円)、モツのジョークが30THB(約105円)と、ゴハン物は1皿50THBしません。
ツレはこれらを1品食べてから焼き鳥を数本(1本10THB/約35円)、もしくはフライドチキン(20~35THB/約70~122円 *部位によって値段は異なります)をプラス。
調子が良い時はそこに蒸したトウモロコシ(1/2サイズで10THB)を付けてデザート代わりにしていました。
もちろん甘い物もたくさん売っています。写真上のエッグタルトが1個10THB。写真下のワッフルが3個で20THB。めちゃくちゃ小さいとか、そういうカラクリがあるのではなく、ごくごく一般的なサイズですよ。
ちなみにカットフルーツは1パック20~40THB程度。イチゴだけは80~100THB(約280~350円)とやや高級品扱いながら、ヴォリュームも含めてバンコクよりはだいぶリーズナブルです。
そんなこんなで、どんなにドカ喰いしても1食100THB以下。パクチョンでは夜ごと地元飯を堪能し、翌朝パンパンにむくんだ顔を鏡で確認、そして後悔するという地獄の無限ループから抜け出せない日々でした。
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