FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

カンチャナブリーってどんな旅人向き? ベストな滞在日数は?

前回の記事ではバンコクからカンチャナブリーへの行き方を紹介しました。今回はその続き。カンチャナブリーがどんな旅行者に向いていて、どの程度の滞在日数を必要とするのか、簡単にまとめたいと思います。

 

どれくらい滞在する?

日帰りもOK

バンコク発の1日ツアーがバンバン出ているカンチャナブリー。もちろん、完全な個人旅行でも日帰りは可能です。

朝早めにバンコク発のバスに乗り、昼前に到着。予め目星をつけておいた市内の観光名所を効率良く回り、締めに軽くナイト・マーケットへ寄っても、19時の最終バスには間に合います。

また、移動自体が立派なアクティヴィティーとなり得る泰緬鉄道ナムトック線を利用するのも手。7時45分トンブリー駅を出る始発電車に乗り、12時35分に終点のナムトック駅へ到着。

帰りは12時55分に出発する復路の最終電車に乗って、17時40分トンブリーへ着きます。「電車に乗っているだけなんて……」と早合点するべからず。

ナムトック線は映画『戦場をかける橋』の舞台となったクウェー川鉄橋や、岩山ギリギリを走るチョンカイの切り通しなどを通過します。片道運賃100THB(約400円)で、なかなか有意義な1日を過ごせるのではないでしょうか。

ちなみに、上述した電車はカンチャナブリー駅に10時25分、帰路は16時26分発。途中下車すれば、半日は市内観光できます。

 

王道は1泊2日か2泊3日

日帰りOKとはいえ、やはりそれだと慌ただしいスケジュールを強いられます。ましてや、「タイで一番美しい滝」と評されるエラワンの滝をはじめ、お目当てのスポットがカンチャナブリー郊外にある場合は泊まりでないと無理。

市内周辺観光であれば、バンコクから日帰りが可能です。1~2泊すれば、国立公園内のトレッキングやミャンマーとの国境近くの街、サンクラブリーなどにも足をのばせます。

上記はタイ国政府観光庁日本事務所のホームページに掲載されているテキストを一部抜粋したもの。

ここに主観バリバリで補足するなら、着いた日は市内観光するとして、2日目に国境近くまで赴く、ないしは国立公園をトレッキングし、その日のうちにバンコクへ戻るのはけっこうハードです。

ゆっくり市内観光をする方は1泊2日※市内の観どころも多いです)、明確な目的があって市外にも足を伸ばしたい方は2泊3日にしておくのが無難かと思います。

なお、旅先では予定を詰め込まず、「半日遊んで半日ダラダラする」をモットーとする私とツレは7~10日間コースが定番。

カンチャナブリーに1週間以上も居座る旅行者は稀らしく、宿の人から「ロングステイだね」と半笑いされがちです。

 

どんな人が向いている?

バンコク旅行に変化を加えたい人

頻繁にバンコクへ通っている人は行動範囲がパターン化してくるはず。そんな時、カンチャナブリーはいつもの旅に変化をもたらしてくれます(しかも手軽に!)。

ただし、3泊4日の旅程でバンコクへ行く方は無理して訪れなくても……と思うフシがあり、バンコク4泊5日する方には日帰り旅を、5泊以上ではじめてカンチャナブリーに宿泊するプランをオススメしておきます。

あとは出張バンコクへ行き、ふと週末に空きができた際にも使えそう。緑豊かな環境で束の間の休息を取ったら、月曜からの仕事も捗ること必至です。

バンコク発のョート・トリップと言うと、アユタヤやパタヤあたりの名前が真っ先に挙がってきます。アユタヤ世界遺産効果でいつ行ってもそれなりに混んでいるし、パタヤは中心部の欲望渦巻くあの感じが苦手な方もいらっしゃるでしょう。

バンコクへ行ったついでにタイの田舎も味わってみたいとか、自然の中で遊ぶのが大好きとか、歴史的建造物に興味があるとか、カンチャナブリーはそういった旅行者のニーズにサクッと応えてくれる場所かと思います。

 

②旅行費を抑えたい人

インフレが止まらないバンコク。日本との物価差もジリジリ縮まり、以前ほど滞在中に「安っ!」と唸るシーンは減りました。言わずもがな円安のせいもありますし、日本の物価上昇幅が海外に比べて緩やかなせいもあります。

そうでなくても、ただでさえバンコクは東南アジア屈指のショッピング都市だったり、美味しいものがたくさんあったり、都内をちょこちょこ移動するにもお金がかかったり……。

自分の経験上、バンコクに1週間も滞在すると、あっという間に現金が消えていきます。そこで目をつけたのがカンチャナブリーでした。

まず宿泊施設がバンコクよりも圧倒的に低価格で、しかも圧倒的に部屋が広い。さらに食費からコインランドリー代から何から何まで、滞在にかかる費用の多くも安く上がります。

ご参考までに、直近のカンチャナブリー滞在で私が使ったお金は、宿泊費を除き1日平均350THB(約1400円)を余裕で下回っていました。

バイク・レンタル代やガソリン代(※このへんはツレと折半)、バスの運賃といった諸々の交通費も、朝昼晩+おやつにかかった食費も含めた金額です。

対するバンコク滞在の直近1週間で使ったお金を均してみたら、1日1250THB(約5000円 ※宿泊費はこちらも除いています)。コスメ雑貨などをちょこまか買っているので、一概には比較できませんけどね。

いずれにせよ、都会はお金がかかります。したがって、カンチャナブリーを間に挿み、バンコクの滞在日数を減らすことで、きっと皆さんの旅の予算もだいぶ抑えられるに違いありません。

 

まとめ

バンコクからアクセスしやすく、マンネリ化した旅行に変化を加えられ、滞在費も安く済むなカンチャナブリー。バンコク・リピーターの方はぜひ旅のプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。

さて、次回はカンチャナブリー屈指の人気宿泊エリア、クウェー川通りをピックアップ。そちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。

 

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