FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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パスポートだけで開設できるアユタヤ銀行の旅行者向け口座

「いちいち換金するのもキャッシュを持ち歩くのも煩わしいな~」とタイ旅行のたびに感じていた私は、ずっと現地で銀行口座を作りたかったのですが、何となく後回しにしていて……。

そうこうしているうちに非タイ人の口座開設は年々厳しくなり……。手軽に開設できたバンコク銀行でさえ、昨年夏から戸籍記載事項証明と3か月以上の賃貸借契約書が必要になってしまったと聞き、もう半ば諦めモード。

そんな折にアユタヤ銀行(現地呼称は“クルンシー/Krungsri”)のNRBA(Non-Resident Bath Account)の存在を知りました。非居住者向けの口座で、「ネットバンキングがNG」「金利が付かない」などなど制約だらけとはいえ、それでもないよりはマシ!?

宿泊場所近くのトンロー支店日本語デスクがあったので、試しに作ってみました(他にもスクンビット周辺だと、プロンポンのエムクオーティエ内の支店には日本語デスクがあるようです)。

 

開設までの所要時間は20分

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BTSトンロー駅の3番出口を出て、スクンビット55通りを10分ほど直進するとKrungsriの文字がドーンッと目に飛び込んできます。

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中に入って「ようこそ」と書かれている4~5番カウンターへ行き、「NRBAを作りたい」といった旨を伝えてパスポートを提示。すると、窓口の方が次々に書類を出してくれます。

あとは指示に従うままその書類群にひたすらサイン。6~7か所くらい名前を書く欄があったかと思います。その後、滞在しているホテル日本での勤め先大よその年収を記入。さらに3か所サインして、パスポートのコピーを取られ、そのコピーの余白にもサイン。

「パスポートと同じサインのほうが良いかな?」と考え、漢字フルネームで署名していたのですが、あまりにも記入する箇所が多くて、「アルファベットにしておくべきだった……」と後悔。試しに途中でしれっと英語サインに切り替えてみるも、銀行員に軽く注意されて撃沈です。

そして、開設手数料の300THB、ATM発行手数料の200TBH、デポジット(最低500THB)を渡し、6桁のATM暗証番号を入力。最後に通帳とカードにサインして手続き完了です。

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所要時間は約20分。長いような短いような……。ちなみに日本語デスクがあると聞いてトンロー支店へ行ったわけですが、フタを開けたら日本語の話せるスタッフはいませんでした。で、英語でいろいろ説明してくれたものの、半分くらいしか理解できなかったという……。しかし帰り際に渡された英語の説明書を読み返し、当口座の概要については何となく把握した気でいます。

 

日本人向けのサービスが充実!

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その説明書+銀行員の話によると、他銀行のATMを利用した場合でも手数料はかからず、海外からの送金もOK! どうやら振り込みは窓口でしかできないようです。

ということで、帰国前に余ったバーツを入金しようとふたたび訪店。その時に「窓口の振り込みは日本円でも大丈夫」と言われました。これによって「換金する」「現金を持ち歩く」というストレスはだいぶ緩和されるかな?

なお、アユタヤ銀行は三菱UFJ銀行の傘下に入っていて、日本人向けのサービスが充実している模様。ほとんどのATMが日本語表示されるのも、UFJのおかげなのでしょう。

また、ノンイミグラントビザさえ取ってしまえば、ワークパーミットがなくても日本のUFJで普通口座の申し込みが可能で、申請から90日以内にアユタヤ銀行の窓口へ書類を持って行き、簡単にカードと通帳を受け取ることができるらしいです(詳しくはこちらから)。これなら日本語デスクに日本語の話せるスタッフがいなくても大丈夫ですよね(笑)。

他行よりも審査のハードルがだいぶ低いため、よく出張でタイへ行く方はこの手順で普通口座を作った方が断然良さそう。私も近いうちBビザを取得して再チャレンジしようと思っています(やっぱりネットバンキングがNGなのは痛い!)。

 

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