BTSスクンビット線とMRTブルーラインの乗り換えができ、高架鉄道と地下鉄の両駅を足すと1日の乗降客者数がバンコクでもっとも多いアソーク。東京の新宿にもよく例えられています。
そんなアソークのランドマークが、BTSの駅に直結しているTerminal 21(ターミナル21)。空港ターミナルをコンセプトにしていて、フロアごとに世界中の有名都市の名前がつけられ、デコレーションも各階のコンセプトに合わせた人気の商業施設です。

テナントしているショップの数は600以上と、隅々まで見て回るのは骨のいる作業。そこで、今回は日本人旅行者のニーズが高そうなお店を厳選してみました。
【1F】Tokyo
駅と連絡しているM階はスルーし、まずは東京をイメージした1stフロアへ。この階はレディース・ファッションが中心です。
なお、M階にはH&MやNew Era、Onitsuka Tigerが出店。バンコクでわざわざ寄らなくても……といった感じでしょうか。例外的に、タイの高級アロマ四天王に数えられるHarnn(ハーン)はお土産向きだと思います。
Lofty Bamboo(Room No.1004)

日本人夫婦がオーナーを務めるLofty Bamboo(ロフティ・バンブー)は、フェアトレードを徹底していて、デザイン性も高く、「ほかで買うならここで買いたい」と思わせてくれるブランド。
どんな商品を扱っているかは、前回の記事『バンコク駐妻や日本人旅行者を虜にするアパレル・ブランド、Lofty Bambooの魅力とは?』をご参照ください。
Archi(Room No.1123-1124)

Lofty Bambooがツボにはまった方は、きっとArchi(アーチ)も気に入るはず。エキゾなリゾートワンピや、水着の上に羽織りたい派手なカバーアップが豊富です。
街着にも対応できる柄パンツは大よそ750~950THB。直近の訪問ではパンツを探していて、ワンピースの値段は見忘れました。ごめんなさい。
Luph(Room No.1035)

この店ではゾウ柄以外のタイパンツをリピートしています。1着300THB。画像だとSALEってデガデカと書いてありますが、少なくとも直近2~3年はいつでもこの値段です。
軽くて乾くのも早いタイパンツは、高温多湿なタイの気候に適していて、とりわけ旅先で効力を発揮。しかし、定番のゾウ柄は浮かれ観光客丸出しになるので自粛しています(※浮かれた感じは嫌いじゃないんですけど、カモられたくないという自衛策です)。
で、ゾウ柄じゃないタイパンツって探してみると意外に見つからないんですよ。写真上は3年前に買ったのと同じ柄。これを履いている時に何度かタイ人に間違えられました。
【2F】London
続いて、メンズ服やスポーツウェアをメインとした2ndフロアへ移動してみましょう。ちなみに、このフロアの内装はオックスフォード・ストリートの再現を試みているらしいです。
Figmo(Room No.2128)

いまバンコクで売上を伸ばしているご当地カジュアル・ブランドの品物をちょっとずつ集めたセレクト・ショップ。
Hukmum(フクマム)やJap-fac(ジャップ・ファックス)、Grandfather(グランドファーザー)、Walking Stitch(ウォーキング・スティッチ)、Underlinebags & More(アンダーラインバッグス&モア ※写真下)、Numgunde Studio(ナムガンデ・スタジオ)、Bang! Bang!(バン!バン!)、Unmelt(アンメルト)……と、とりあえず現時点での取り扱いメーカーの一部を羅列しておきました。

すでにFrank! Garcon(フランク・ギャルソン)やSarapad Thai(サラパッド・タイ)、Absolute Siam(アブソルート・サイアム)にも置かれているブランドから、ブレイク目前の無名に近いブランドまで、チョイスの良さが光っています。
Over The Sky(Room No. 2120)

2005年の開業以来、オンライン中心で販売を行ってきたバンコク発のTシャツ・ブランド。Asiatique The Riverfront(アジアティーク・ザ・リバー・フロント)からは撤退し、現在、直営のリアル店舗はTerminal 21のみです。
写真がちゃんと撮れておらず、上掲の画像は公式HPから拝借しました。1枚220THBのTシャツもさることながら、私のイチオシはタイ文字やトムヤムクンが描かれたキャンバス地のトートバッグです(※たしか250THB以下でした)。
【3F】Istanbul
イスタンブールのバザールに着想を得た3rdフロアは、バッグや靴、アクセサリー、室内装飾品の店が目立ちます。各階に趣向を凝らしたトイレが設置されているなか、個人的にはこのフロアのトイレが開放的で一番好き(←どうでもいい情報)。
Oh La La!(Room No.3165-3166)

奥側のエスカレーター付近に店舗を構えているOh La La!(オー・ララ!)。当ブログでは過去にも『良質で手頃な価格のアクセサリーを揃えるタイのOh La La!』で紹介しています。詳しくはリンク先へ。
Ako & Sila(Room No.3035)

お次のAko & Sila(アコ&シラ)も、『チャトゥチャックでお買い物 ~2025年春夏編~』でチラッと触れました。
Oh La La!にせよ、Ako & Silaにせよ、Chatuchak Weekend Market(チャトゥチャック市場)よりゆっくり物色できるのがTerminal 21店の魅力です。
EVEANDBOY(Room No.SH3008)

言わずと知れたタイ最大手のセレクト型化粧品店。フラッグシップ・ショップに位置付けられるサイアム店に続き、Terminal 21内の店舗もなかなかの規模で、サイアム店で品切れだったアイテムがこアソーク店には置いてある場合もよくあります。
LG階にWatsons(ワトソンズ)とBoots(ブーツ)も入っているものの、品揃えが悪く、Terminal 21でタイコスメを探すなら圧倒的にEVEANDBOY(イヴアンドボーイ)です。
【BF】
Little Stitch(Room No.B401)

LGフロアの1つ下、駐車場のあるB階は都市の名前が付けられていません。そのフロアで郵便局やクリーニング屋に混ざって営業しているのが、駐妻のクチコミによってバズったLittle Stitch(リトル・ステッチ)です。
日本で設立された会社で、タイに進出したのは2016年。当初はお直しメインでやっていたところ、ポーチやタオル、巾着袋にタイ文字などの刺繍を入れられるセミカスタムのサービスが人気に。
「Get ready soon products」となっているアイテムはオーダーから3日間、それ以外は5~7日間を要しつつ、日本でネット注文し、旅行中に受け取るのも可能(※下にHPのリンクを貼っておきます)。
さらに、既製の刺繍入りエコバッグ(※ツルツルしたポリエステル素材が580THB、オーガンジー素材が520~820THB)も置いていて、飛び込みで行っても楽しめます。
【公式HP】https://littlestitchbangkok.com/
最後に
Terminal 21のオープンは10時で、クローズは22時。テナント店舗の営業時間も表向きは施設と同じにしているケースがほとんどです。
ただし、20時前にさっさと店じまいを始めるアパレル店も多く、Little Stitchはそもそも19時閉店ですし、Oh La La!は12時を過ぎても開いていない日がありました。

また、施設自体は年中無休でも、ソンクラーンの時期はシャッターを下ろしているショップが半数近くを占めています。日本のショッピングモールと比べ、そのへんは緩いため、ご注意ください。
そうそう、買い物に疲れた時は5階のフードコートでひと休みを。ここのフードコート、地元の方の間でも安くて有名です。詳しくは『インフレにも負けずに安価を保つTerminal 21のフードコート』にて。
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