前回ご紹介したSai Cave(サイ洞窟/ถ้ำไทร)の帰りしな、ちょっぴり迂回して〈行きたい寺院リスト〉へ入れていたWat Tham Khao Tao(ワット・タム・カオ・タオ/วัดถ้ำเขาเต่า)に寄り道しました。ところが……。
お寺の場所
Wat Tham Khao Tao(ワット・タム・カオ・タオ/วัดถ้ำเขาเต่า)があるのは、ホアヒン市街地から約10km南に位置するカオ・タオ・ビーチの端っこ。名前にKhao(山)が付いている通り、小高い山に沿って建てられています。
ちなみに、Thamは洞窟、Taoは亀の意味。沖には亀のかたちをした小島が浮かび、眼下には砂浜と大きな溜め池が広がっていて、とてもナイスなロケーションです。
GoogleマップにはWat Tham Khao Taoとひと括りで載りつつも、実際は複数の寺院で構成され、後日、検索してみたら〈Temple Complex〉と書かれていました。

これが間違いのもと。私は一部分だけ参拝してすべてを見た気になり、メインの洞窟寺院をスルーしたんです。
何かで知って〈行きたい寺院リスト〉に入れたはいいものの、なぜリストアップしたのか、自分でも忘れていました。いまさらながら激しく後悔。
とはいえ、洞窟以外のチェックすべきポイントは押さえていたようですし、その時はなかなか満足感も得られたので、私が見た部分を軽くまとめておきます。
洞窟以外の注目ポイント
➀ヒンドゥーの神々

タイの国旗カラーである赤・白・青で彩られた通路を進み、ゲートを潜って階段を登ると、写真上のブラフマーとガネーシャがお出迎えしてくれます。

そして、間髪入れずに、今度はラーフとが登場。スタートがこういう状態のため、「ヒンドゥー教の寺院かな?」と思いきや、道教の神仏像があったり、タイ国民に愛される高僧や歴代王様の像があったり、オブジェの種類は多彩です。
②見落としがちなプラ・ウパクット
入口や寺院内の数か所に〈プラ・ウパクットに敬意を表してください〉との看板が出ていました。プラ・ウパクット(ウパグプタ/優波毱多)とは、紀元前300年頃に実存したと言われているお坊さん。
生まれはインドのアーグラ近郊で、ミャンマー各地や、タイだとチェンマイやチェンライにゆかりの寺が多いらしいです(※わかりづらくてゴメンナサイ)。

清浄の象徴とされ、右を向いて、上または横を見つめ、お碗に片手を少し入れているのがプラ・ウパクット像の定番ポーズ。上の写真の中央付近に写っているのがそれです。
でも、しきりに〈プラ・ウパクットに敬意を表してください〉と促されているにもかかわらず、ついつい私はその後ろにいるいかり肩の大仏が気になりすぎて、発見するまでに少々手間取りました。
③観音様と絶景

プラ・ウパクット像からさらに上へ行ったあたりに、日本人にも馴染みの深い観音様が海を見下ろす格好で立っています。
ここのエリアは中華テイスト強め。何と言っても眺めが素晴らしく、カオ・タオ・ビーチからホアヒン・ビーチまでが一望できます。

なお、観音様の左側に、かすかに頭が見える大仏の置かれた場所が山の頂上。眺めの良さはそんなに変わらないみたいです。
その頂上へは洞窟寺院からアクセスできます。よって、私は見ていません(※書けば書くほど虚しくなってきました……)。
④愛しのプラ・サンカッチャーイ
Wat Tham Khao Taoに置かれている偉人像や神仏像のなかで私がもっとも好きだったのは、プラ・サンカッチャーイ(迦旃延)。布袋様と似ていますが、見分け方はツルツル頭が布袋様で、ボツボツ頭がプラ・サンカッチャーイです。
どこのプラ・サンカッチャーイも丸々と太っていて、しかも福耳で、幸運や金運をもたらしてくれそうなお姿。ついつい見惚れてしまいます。
右手に持っている袋は、サムットプラカーン県のWat Sakhla(ワット・サーカラー/วัดสาขลา)にいらっしゃる有名なプラ・サンカッチャーイと同じく、富を表すもの。左手のお椀については、よくわかりませんでした。

補足として、プラ・サンカッチャーイはブッダの10大弟子の1人。日本の迦旃延とは若干キャラ設定が異なります。
プラ・サンカッチャーイには不思議な力があって、本当はめちゃくちゃイケメンだったのに、女性からモテすぎてしまい、わざと姿を変えて修行に打ち込んだ……というのがタイでの定説。
その話を知る以前からプラ・サンカッチャーイに惹かれていた私は、見た目で判断せず、無意識にしっかり内面を見極めていたってことでしょう(※たぶん違う)。
洞窟寺院はどこ?

メインの洞窟寺院は小さな土産物店を通り過ぎて海側へ進んだ方向にあるとか。手前にはツルツル頭の巨大な布袋様が亀の甲羅の上に鎮座しています。
洞窟内には、先述したプラ・サンカッチャーイやいかり肩の大仏に負けず劣らず、イイ味出しているオブジェが盛りだくさん。いや~、行きたかった。
これを見落とす人なんて、おそらく私以外にいませんよ。直前に訪れたSai Caveで魂を持っていかれたかな。悔しさをグッと抑え、気持ちを切り替えて、次回のホアヒン滞在の楽しみにとっておきます。

ついでに、寺前の溜め池もTemple Complexの1つでした。ここに魚や亀を放流、もしくは池の生き物たちに餌やりをしてタンブン(※徳積み)するんですって。
地元のおばちゃんたちが魚釣りと網の修理に勤しんでいたのも相俟って、てっきり養殖場かと勘違い。やっぱりある程度は下調べしなきゃダメですね。
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