FAR-OUT ~もっとタイ、もっと旅~

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チャトチャック市場を拠点に数年間で急成長したブランド4選

タイのアパレル業界では、チャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)での成功をきっかけに有名デパートへ出店するなど大きく飛躍した事例が多数。

ちょっぴり懐かしいところだと、小嶋陽菜さんがお花ビキニを着て日本でもバズったChuan Pisamai(チュアン・ピサマイ)もそうですし、The Only Market Bangkok(ジ・オンリー・マーケット)の親会社であるDry Clean Only(ドライ・クリーン・オンリー)だって出発点はチャトゥチャックです。

そこで、今回は過去数年の間にチャトゥチャック場外でもめちゃくちゃ目にする機会が増えた注目ブランドを4つピックアップしてみました。

 

Bangkok Baskets

現在、チャトゥチャック場内では、Section 3のSoi42/1とSection 4のSoi 49/1、Section 24のSoi 34/5に店舗を構える、プラかごバッグが人気のBangkok Basketsバンコク・バスケッツ)。母体は20年以上の歴史を持つリサイクル業者です。

私がBangkok Basketsを認識しはじめたのは、パンデミック直前の2020年初頭。Absolute Siam(アブソルート・サイアム)でポップアップを開催していました。

タイの主要スーパーやコンビニがレジ袋の無料提供を廃止したタイミングと、バンコクのファッション・シーンで起こっていたニュー・レトロな気運が上手く合致し、売れるべくして売れたイメージです。

そして、一時はコロナ不況で苦戦を強いられるも、Sarapad Thai(サラパッド・タイ)やIconcraft(アイコンクラフト)、さらには、Emspher内に今年4月オープンしたThai Thai Market(タイ・タイ・マーケット)でもフックアップされたり、サムイ島やホアヒンの商業施設に常設ブースができたり、どんどん勢力を拡大中。

Bangkok Basketsがブレイクする以前は、「チャトチャックのかごバッグなんてどこで買っても同じでしょ?」と思っていました。

水草製もプラ製も含め、チャトチャックにはそこら中でかごバッグが売られています。そのなかでBangkok Basketsが勝ち上がれた要因は、写真上のロゴ入りチャーム。このチャームがSNS映えするんですよ。

カラーリングも可愛くてサイズも何種類か用意されていますけど、それくらいはどのショップもやっていること。何の変哲もないプラかごバッグにチャームを付けてブランド価値をちょい足しした点がやっぱり大きかったと思います。

定番のプラかごバッグが290~590THB、リサイクルナイロンを使用したビーチバッグが350~390THB。値段も手頃で、耐久性もあって、水洗いもできて、私も愛用中(※2020年の購入品がまだ使えています)。

【公式SNShttp://www.instagram.com/bangkok_baskets

 

②Katji

2つ目のKatji(カッジ)は、先ほども名前を出したSarapad Thaiに加え、バンコク芸術文化センター(通称BACC)内のHappening Shop(ハプニング・ショップ)やWarehouse30(ウェアハウス30)内の30_6(サーティ・アンダースコア・シックス)を筆頭に、アート志向強めのスポットでよく見かけるブランドです。

ほんわか系の刺繡入りアイテムを得意としていて、チャトチャックのSection 3のSoi 43/2で一番手前にプッシュされていたのも、下の画像のコットンリネン製エコバッグ(490THB ※寄りの写真を撮り忘れてしまい、公式SNSより拝借)。

ストラップの結び方次第でショルダーバッグにも、クロスバッグにも、ハンドバッグにもなるユニークな構造です。

Katjiを取り仕切る2名の女性デザイナー=カッタさんとジラワンさんが大事にしてきたワードはSimplicityCharmPracticality

また、生地のほとんどが天然繊維で出来ていて、環境負荷の軽減や肌への優しさもしっかり考慮されています。

東京の若者と比べ、バンコクの若者はサスティナブル消費への意識が高いとの調査結果をどこかのニュースサイトで読みました(※どこで読んだかは失念……)。深刻化するPM2.5の影響もあって、より環境問題を身近に感じているのでしょう。

バンコクっ子のハートを掴むにはエコであることがもはや必須条件。かわいいだけじゃ通用しません。Katjiのヒット背景には、そんな現代人ならではのニーズも垣間見えます。

【公式HP】 https://katji.com/

 

③TATA.THA.TA

続いても女性2名のデザイナーが立ち上げたTA.THA.TA(タタター)。不思議な語感はサンスクリット語で「あるがまま」の意味です。

中国・台湾・シンガポール・スペイン・ドイツ・ベルギー・スイスと、すでに国外へも進出済み(バンコクでの取扱店舗は下記の公式HPをご参照ください。かなり多いです)。

彼女たちは「Anything without fun we won’t do it!」をモットーに、持っている人はもちろん、それを見ている周りの人もワクワクさせるバッグ作りを目指しているようです。

もともとデザイン会社で働いていた2人。持ち歩かなきゃいけないガジェット類が多いのに市販のバックパックは黒ばかりで、「こんなの背負いたくない!」と、自分たちの欲しいバッグを自分たちの手で作り出したのがTA.THA.TAの始まりだとか。

なお、創業者の片割れは大学で建築学を専攻。見た目重視ではなく機能性にもこだわっています。例えばほとんどの商品が防水仕様で、内部には仕切りがたっぷり。軽いし、2WAY3WAYのアイテムも目立ちます。

ついでに、SDGsな観点ではペットボトルからリサイクルされたポリエステル繊維を積極的に採用しているのと、すべての裁縫作業を地元の小さな町工場に一任。

費用を抑えられる大規模工場と手を組まないのは、その提携工場の仕事の丁寧さにプラスして、地域産業の活性化に寄与する狙いもあるみたいです。

ミニバッグや財布、ワイヤレスイヤホン用のポーチ、ピンバッチ、キーチェーン他、小物類も充実しているため、プチ土産探しにもピッタリ。チャトチャック内のお店の場所はSection 4のSoi 47/1です。

【公式HP】 https://www.tathatabrand.com/

 

④Hamblepie

最後に紹介するHamblepie(ハンブルパイ)は、Happening Shop、Absolute Siam Frank! Garcon(フランク・ギャルソン)……と、私がバンコクへ行くたびに毎回チェックしているショップでの遭遇率バリ高。チャトチャック店はSection 4のSoi 51/2にあります。

大量生産を行わず、チャトチャックとオンラインでのみ販売していた2012年の開業当初はオーナーのお母さんが裁縫を担当していたんですって。

コンセプトは「Life, Young, Journey」。太陽や山や海をモチーフにした程良いヒッピー・テイストが、刺さる人にはぶっ刺さるはず。写真上のミニ財(590THB)あたりは日本でもウケそう。

【公式HP】 https://www.hamblepie.com/

 

最後に

前回の記事の終わりでチャトゥチャック市場の再整備の話に触れ、「約10,000区画のなかで空テナントは約2,000区画」だの、「コロナ前の水準ほどにはまだ客足が戻ってきていない」だの、「だからテコ入れも致し方ない」だの、いろいろ書いたものの、それは量産型の民芸品が並ぶエリアの話。

若手デザイナーの登竜門とも言われ、同ページで紹介したブランドも出店しているSection 2・3・4は、写真上の通り大盛況です。このへんはいつ行っても刺激的で、まだまだ多くの才能がチャトゥチャックから巣立っていく気配。

ビッグ・チャンスをモノにしたBangkok Baskets、Katji、TA.THA.TA、Hamblepieに続くのはどのブランドか。皆さんもぜひブレイク予想をしながら、場内でのショッピングを楽しんでみてください。

 

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