2024年10月に一部開業となったOne Bangkok(ワン・バンコク)。開発費用は1,200億THB(日本円でおよそ5,000億円)、東京ドーム約4個分の敷地面積を誇るタイ最大規模の複合施設です。
三越デパートが参画したり、投資家の与沢翼さんがここの分譲マンションを購入したり、日本でも話題になっていたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
私には縁遠いと思われた超絶ラグジュアリーなこの空間に、私好みのタイネス全開なギフトショップが入っていると聞き、恐る恐る足を踏み入れてみました。
アクセス方法
お目当てのSarapad Thai(サラパッド・タイ)があるは、One Bangkok内のショッピングビル=Paradeの3rdフロア。
Paradeの地下には三越がプロデュースするMITSUKOSHI DEPACHIKAが入っています。その他、免税店のKing Power(キング・パワー)やDEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)も出店。

ちなみに、D&Dには日本人マダムに大人気のバンコク限定トートバッグが豊富でした。富裕層を狙った敷居の高い施設かと思いきや、一般の観光客にも意外とフレンドリーな様子です。
行き方は簡単。ParadeはMRTルンピニ駅の1B出口と直結しています。また、BTSプルンチット駅の2番出口前からOne Bangkok行きの無料シャトルバスも運行中。
どんな商品を扱っているの?

「あなたが求めるものすべて」をコンセプトにしたSarapad Thaiでは、食料品や衣料品、ジュエリー、おもちゃ、化粧品やヘルスケア用品、インテリア小物や食器など、さまざまなアイテムを扱っています。
ただし、タイ土産という大きな軸があって、例えば下に画像を貼ったFeelfree(フィールフリー)の防水バッグはシグネチャー・シリーズの無地がほとんどなく、タイパンツのゾウ柄と、ヤック(※スワンナプーム空港にも飾られている魔除けの守護神)をモチーフにした柄がズラリ。

店内には膨大な数の商品が並んでいるものの、ジャンル別に区分けされていて、凄くショッピングしやすいのも特徴です。
キッチン雑貨とアパレル関連は別途ページを分けて見ていきたいと思っていますが、それ以外の気になったカテゴリーをざっくりレポートしていきましょう。
食料品
食料品コーナーには、DoiTung(ドイトン)やGraph(グラフ)のコーヒー豆、Monsoon Tea(モンスーンティー)のフレイヴァー紅茶、Sriwanna(スリワナ)のドライフルーツといった、環境と地域社会に配慮したSDGsなご当地メーカーをプッシュしているのが印象的でした。

このへんの百貨店ご用達ブランドを一気にチェックできるのは非常にありがたいですし、個包装の商品が多い点もお土産屋として抜かりなし。
もちろん、Tong Garden(トンガーデン)のナッツ、Thaicoco(タイココ)のクリスピー・ココナッツロール、Cha Tra Mue(チャトラムー)のタイティー、そしてラープ味やトムヤムクン味のプリッツを代表例に、ド定番もちゃんと押さえてくれています。
コスメ/ヘルスケア
高級志向のOne Bangkokに入っているギフトショップなのに、化粧品コーナーを牛耳っていたのは、Srichand(シーチャン)、Mistine(ミスティーン)、Cathy Doll(キャシー・ドール)、Browit by Nongchat(ブラウンイット・バイ・ノンチャット)と、どれもプチプラ・ブランドばかり。日本だとセザンヌ、キャンメイク、ちふれ、ケイトあたりに該当するイメージです。

ついでに、薬事品で目立っていたのも冷却パウダーのSnake Brand(スネーク・ブランド)や咳止め薬のTakabb(タッカブ)を筆頭に、ドラックストアやコンビニでも簡単に買えるアイテム。
タイコスメに詳しければ詳しい方ほど「わざわざSarapad Thaiで買わなくてもいいのでは?」と感じるでしょう。しかし、王道の売れ筋系がここでひと通り手に入る安心感は確実にあると思います。

コスメに比べ、アロマ系はもう少し充実。とりわけSabai Arom(サバイ・アロム)、Lohm(ローム)、The Grass(ザ・グラス)のラインナップが多彩でした。
最近の私のお気に入りはAnona(アノナ)。タイ文字デザインのサシェ(※写真上)や、ヤックの顔に入ったアロマバーム(※同じく写真上の左側に小さく見切れているやつ)にキュンキュンします。
文房具/小物類

ばら撒き土産のエースと言って差し支えないマグネットとキーホルダーの品数は圧巻。写真上のFridgem(フリッジエム ※写真上)のコーナーなんて、「タイをイメージさせる柄でないものはないんじゃないか?」くらいの勢いです。
旅先でお土産を買い忘れた方用なのか、チェンマイやプーケットをはじめ、地方の観光都市名が描かれたデザインまでカヴァー。気が利いています。
Fridgemに関しては、メガネや液晶画面拭きに使えるマイクロファイバー・クロスもめちゃくちゃ種類が揃っていました。これ、各所で爆売中です。

最近、バンコクの小洒落た雑貨店でよく見かけるLamood Studio(ラムード・スタジオ)もSarapad Thaiで買えます。Lamoodの十八番はタイ料理イラスト。
ステッカー、マスキングテープ、キーホルダーらヒット商品を差し置いて、このページでは川エビ柄のポーチをレコメンドしておきます。可愛い!
マルシェバッグ(かごバッグ)

マチがしっかりしていて折り畳めないマルシェバッグは日本に持って帰るのが大変。そんなの百も承知ながら、やっぱり見ると欲しくなっちゃいますよね。
いまはカチュー(水草)で出来たタイプよりPPバンドなどで作られたプラかごバッグが人気です。カラフルな見た目に加え、丸洗いできるのも便利。
チャトゥチャック市場にも店を構え、プラかごブームの火付け役であるBangkok Baskets(バンコク・バスケッツ)は、ハンドメイドで丈夫なうえに値段も手頃。ご参考までに写真上の手前にある小サイズが290THBです。

タイではポリプロピレンが盛んに製造されてきました。プラかごバッグの多くは、その過程で出る余剰資材を再利用。「地球にも優しいし……」とあれこれ言い訳し、私もたびたび購入しています。
スーツケースやバッグパックのスペースに余裕がない方は、同じくポリプロピレン製でも小さく折り畳めるタイプをぜひ。
Bangkok Basketsからも軽くて薄い折り畳み式が出していますし、ブログで何度か紹介している写真上のCoco Sui BKK(ココ・スイ・バンコク)もオススメです。
圧巻のフォトスポット

品物の良さに加え、映えまくりのフォトブースが用意されているのもSarapad Thaiの魅力の1つ。写真上のド派手なスペースとか、気合い入れすぎじゃないですか?
かなり積極的にSNSマーケティングを行っているらしく、商品も含めて店内は写真が撮り放題でした(※一応、写真を撮る前にスタッフさんに確認しました)。
加えて、カフェやゾウ柄フレームを搭載したプリ機併設しており、変な話、買い物をしなくても十二分に楽しめそうです。
支払い方法に注意

以上がSarapad Thaiの概要でした。次回はSarapad Thaiの食器コーナーに、次々回は衣料品コーナーにフォーカスしていきます(※前者は友人より「たまにはキッチン雑貨も紹介してくれ」とリクエストが入り、後者は完全に私の趣味です)。
でも、その前に1つ注意事項。Sarapad Thaiは現金払いNGで、各種クレジットカードと、Alipay、WeChat Pay、Google Pay、Apple Pay、PromptPay(※タイで普及しているQRコード決済の1つ)での支払いが可能です。海外でクレジットカードを使いたくない派の私は、ここだけちょっと引っ掛かりました。
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