タオ島最大の魅力はやはり美しい海に尽きるでしょう。島周辺にはたくさんのダイビング・ポイントがあり、世界中のダイバーの心を掴んで離しません。もちろん、ダイバーじゃなくても海の美しさに触れることは可能です。
そこで、もっぱら海水浴派の私とツレが実際に行って良かったビーチを、これより数回に分けて紹介していきます。まず1回目は島の南端にあるタートー・ビーチとフリーダム・ビーチから。
カオマンガイ1皿分で半日強は楽しめる!?
タートー・ビーチとフリーダム・ビーチはどちらもリゾート施設内にあり、エントランスで入場料を支払います。とはいえ、料金は50THB。日本円で200円程度です。現地の物価で考えてもカオマンガイ1皿分と、とってもリーズナブル。
バーやレストランを併設し、入口付近の看板で飲食物の持ち込み禁止をガッツリ貼り出しているものの、荷物検査はされません。ミネラルウォーター程度は忍ばせておいても大丈夫です。
なかにはマンゴーとナイフを持参し、堂々と皮を剥いて食べている人がいたくらい。総じてチェックは緩々です。流石はタイ。
補足として、時間帯によっては警備員が不在になり、しれっとタダで入れてしまいます。本当はダメですけど、特にランチタイム前後は……(以下自粛)。
屋外シャワーやビーチベッド、清潔なトイレが利用できて、さらにはジョンスワンなる山の上の展望台にも行けちゃいます。
なお、私たちは展望台まで辿り着けず……。なかなかの獣道で、鈍臭い私がビーサンで挑もうものなら、けっこうな高確率で怪我をしたに違いありません。微かに聞こえた野犬の遠吠えにも怖気づきました。
位置的には朝日も夕日も鑑賞でき、タイランド湾をぐるりと見渡せる超絶景ポイントなはず。興味のある方はぜひトライしてみてください。その際はスニーカーかトレッキングシューズのご用意もお忘れなく。
展望台と2つのビーチを巡るコースで半日強は十分に遊べます。ジョンスワン未到達の私でさえ、帰る頃には「50THBでこんなに楽しませてもらって申し訳ないわ」みたいな気持ちが芽生えました。
①Taa Toh Beach
さて、最初に向かったのはエントランスを潜って右方向へ進んでいくタートー・ビーチ。2日間お邪魔して両日共にガラガラでした。
ビーチ沿いのバーから流れる音楽は、Eaglesやら、Elton Johnやら、ABBAやら、往年の大ヒット・ナンバーばかり。しかも爆音。人がほとんどいないのも相俟って、気恥ずかしさ満点です。
Aerosmithの“I Don't Want To Miss A Thing”が高らかに鳴り響いた瞬間なんて、シュノーケルを装着して海まで歩いていく集団が、人類滅亡の危機を回避するために宇宙へ旅立っていくあの人たちの姿とうっかり重なってしまいましたよ。
毎度こういう選曲かはわかりません。しかし、少なくとも私とツレが行った日の感じだと、ビーチベッドに寝そべってゆったり読書するにはかなり耳を持って行かれてしまう存在感抜群のBGM。
ちなみに、同ページ内に貼った画像は、前日に大雨が降り、海の透明度が低かった日の写真です。それでも普通に魚は見えました。恐るべし、タオの海。
②Freedom Beach
続いてはフリーダム・ビーチです。こちらではレゲエが流れていて、景色と音楽がしっかりマッチ。BGMのせいだけじゃないとは思いますが、タートーよりも明らかに人はいました。
砂浜と海の境目には目隠しのように背の低い木が並んでいます。つまり、ちょっと沖のほうへ出ると、陸側でくつろいでいる人たちがほとんど見えなくなります。
「ここには海と自分しか存在しないんじゃないか?」と錯覚してしまうほど、海にプカプカ浮いている間は心底フリーダムな気分を味わえました。
ついでに、木に遮られて陸側の人からはあまり見えないだろうと、年甲斐もなく写真上のブランコで遊んでいたら、後からツレに「あそこのカップルがブランコに乗るエミを指してたよ」と言われ、赤面した旨も一応ご報告しておきます。
海に突き出した素敵なバーがあったり、温水シャワーが使えたり、快適そのもの。1等地にあるサイリー・ビーチは例外として、無料で利用できる他のビーチより有料のフリーダム・ビーチのほうがよっぽど人の出入りは多かったです。
ただし、海は少し急深で、心なしか潮の流れも速め。小さいお子様連れの場合はより注意が必要かもしれません。
そんなわけで、次回は意外と穴場だった入場料フリーの遠浅なビーチを取り上げる予定です。お時間があれば、また当ブログにお立ち寄りくださいませ。
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