前回に引き続きカオヤイ国立公園(Khao Yai National Park)近郊の人気スポット紹介。第2弾はお子様連れにもオススメなBonanza Exotic Zoo(ボナンザ・エキゾチック・ズー)です。
不動産王による私設動物園
カオヤイの北ゲートから30kmくらい、国鉄のパクチョン駅からは20kmくらいの位置にあるボナンザ。
どちらからも微妙に離れているものの、リゾート・ホテルやゴルフ場、ワイナリーもあり、のんびり滞在するにはピッタリのエリアです。
Bonanza Exotic Zooはこのあたりのリゾートを取り仕切る不動産王がオープンした私設動物園。エントランス料は大人200THB(約700円)で、営業時間は平日が10~17時、休日が9~17時とのことでした。
2時間もあれば余裕で回れ、敷地面積はそこまで大きくありません。念のためお伝えしておくと、50THB(約175円)で園内を1周できるトラムも走っていました。
動物の数は大よそ50種類。上野動物園だと小獣館のみで50種類を超えるので、まあ、その程度の規模です。過剰な期待は抱かずに門を潜ってみましょう。
入場チケットと一緒にニンジンを1人1袋手渡されました。そう、Bonanza Exotic Zooのウリは動物とのふれあいに他なりません。
あからさまに気乗りしない様子のツレを説得して動物園まで足を運んだ最大の理由は、アルパカに餌付けしたかったから。私の狙いはアルパカ1点集中です。
私たちが訪れたのはド平日の昼過ぎ。園内はガラガラで、他のお客さんとすれ違うどころか飼育員さんすらほとんど見かけず、カフェやお土産屋も閉まっている有り様。ほぼ貸し切りの状態でした。
動物たちとご対面
エントランスを過ぎたらすぐに馬やシカが見えてきます。ここが最初の私的ブチ上がりポイント。ごく一般的なポニーに混ざって超ミニサイズのお馬さんが……。
ツレがハルク級の巨人なわけではなくて、あくまでも馬が小さいんですよ。具体的には中型犬ほどのサイズ感。シェットランド・ポニーという馬種らしいです。キュートすぎる。一瞬で心をロックされました。
後ろ髪引かれる思いでシェットランド・ポニーに別れを告げ、続いては子ブタちゃんの待つ一画へ。一瞬カメラを向けただけなのに餌と勘違いしてこんな表情。
人=食べ物をくれる物体としっかり認識しているのか、前を通るや否や凄い数が鼻息荒めに近寄ってきます。食に貪欲。
続いてのおサルさんゾーンも向こうから餌を催促されました。一生懸命手を伸ばす姿が愛おしかったです(写真下のオラウータンだけはちょっと怖かった……)。
おサルさんの檻の近くには、餌やりを禁止されているトラやパンサーといった肉食動物がいます。
絶滅危惧種のホワイト・ライオンは↓の距離感。柵スレスレを通る時なんて触ろうと思えば触れます。日本の動物園ではまず考えられません。
なお、週末&ハイシーズン限定オプションで飼育員さんと一緒に檻の中まで入れたり、赤ちゃんライオンを抱っこできたりするプランもあるみたい。
こういう情報を見聞きしてしまうと土日に行かなかったことが悔やまれますね。
そうこうしているうちに、一際エキゾなムードを味わえる鳥ゾーンへ突入。種類だけで言ったら園内で一番多いのは鳥です。しかも南国らしいカラフルな鳥ばかり。
さらに七面鳥が放し飼いされている他、そのへんの木には珍しい野鳥やリスもわんさか(アルビノのリスとも遭遇)。動物園で飼われている子なのか否か、境界線が曖昧すぎて何だかシュールでした。
園内でもっとも広い面積が取られているのはキリンとシマウマのスペース。まったく近寄って来てくれなかったシマウマに対し、キリンはグイグイ来ます。
つぶらな瞳でちょーだいアピールが止まりません。どのキリンも涎ダラダラ。
しかし売店が軒並み閉まっていてニンジンを買い足すことができず……。推しのアルパカに会うまでニンジンをいくつか残しておかなきゃいけない私にとっては、非常に心苦しい時間でした。
キリンとシマウマのいる場所が園内の最奥部。入口まで引き返す道は小動物の展示が続きます。注目はミーアキャット。生まれて初めてミーアキャットに餌付けしました。両手でニンジンを受け取るお行儀の良さにキュン死寸前。
同じくコロコロした子ウサギたちの可愛さも反則モノでした。ニンジンを見せると写真上の状態からみんながギュッと集合し、まるでツムツムさながらです。
……といった具合で、あっという間にシェットランド・ポニーがいる最初の場所まで戻ってきました。「あれ、アルパカはどうした」って?
ここで残念なお知らせです。何と私たちが訪問したタイミングはたまたまアルパカの非公開日。書き入れ時の週末に向け、Bonanza Exotic Zooのスターにはエネルギーを温存してもらおうという作戦なのでしょうか。
結果、大事に取っておいた残りのニンジンはすべてシェットランド・ポニーの胃袋に納まりました。はい、これはこれで良かったと思っています。一目惚れした君が幸せそうに食べてくれるなら私も幸せ。
そんな幸せな気持ちが甦ってきたところで今年最後のブログを締めさせていただきます。コロナに振り回されて若干やさぐれ気味だった2020年を経て、2021年は過去最大に楽しい年となりますように……。
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