FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

カオヤイ近くのお寺(Wat Tong Ton)と湧水池(Ban Tha Chang Springs)でローカル気分を味わおう

世界遺産カオヤイ国立公園(Khao Yai National Park)のネタが3回続いたところで、今回からしばらくは周辺のスポットにフォーカスしたいと思います。

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園内が素晴らしいのはもちろんのこと、公園の外側も非常にのどかな景色が広がっていて、ただただバイクを走らせているだけでも私たちは大満足でした。

知らない土地を目的なくぶらぶらするのも旅の醍醐味。早くこういう旅行にまた出掛けたいものです。

 

①Wat Tong Ton

1か所目にご紹介するのは可愛らしい語感のお寺、Wat Tong Ton(ワット・トン・トン)です。

パクチョン市街地からカオヤイ公園へ向かい、北口ゲート手前3052号線を左折。しばらく走ったあたりで黄金の仏像が目に留まり、ちらっと寄ってみました。

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お寺までの案内標識はありません。もし行ってみようと思われた方は、近くに建つゲストハウス=The Pig House(ザ・ピッグ・ハウス)の看板を目印にするとわかりやすいでしょう。

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境内ではラナート(木琴のような土着の古典楽器)を中心にした伝統音楽の生演奏をしていました。何やら結婚式のリハーサルを行っている模様。

主旋律自体はお経みたいに抑揚のないものなのに、曲が進むにつれてその単調なメロディーのループにハモリリズムがどんどん加わっていき、永遠に聴いていられそう。妙なトランス感が心地良かったです。

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しばらく演奏に耳を傾けていたら、ひとりのお坊さんが身振り手振りで「お寺の中も見ていきなさい」と私とツレを案内してくれました。

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大量のお面が飾られていたり、象の置物がたくさん並べられていたり……。おそらくひとつひとつにちゃんと意味があるはずですが、言葉の通じない私たちはそれらを眺めることしかできませんでした。

こういう時「現地の言葉を話せるようになりたいな」と切に思います。

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お堂の奥ではご婦人の皆さんがいそいそと宴会の準備中。気付けば参列客も次々に集まり始めました。もう少し粘れば「結婚式も見て行きなさい。ついでにお昼ご飯もどうだい?」とお声掛けいただけそうな雰囲気です。

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しかし、会話できないゆえに場を持たせられなかった私とツレはお坊さんにお礼を言い、Wat Tong Tonを後にしました。タイの田舎の結婚式なんてなかなか出席できませんし、いま思えば惜しいことをしたかも。

 

②Ban Tha Chang Springs

続いては2090号線近くのBan Tha Chang Spring(バン・ター・チャン・スプリング)。地元の方にはNam Phut(ナン・プー)の愛称で親しまれている泉です。

Namは液体、Phutは破裂または破裂音(日本語で言うとパーンとかポーンとか)。どうしてこんな別称が付けられているのか、その謎は解明できませんでした。

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規模はそこまで大きくないものの、とてもキレイな湧水池写真映えします。訪れたのが平日だったにもかかわらず、数組の家族連れがピクニックをしていました。

なお、食べ物は持ち込み可で飲酒は不可。罰金4000THB(約1万4000円)です。

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溺れた人を見かけた時の対処方法なども書かれているくらいですから、週末ともなるとこの池で泳ぐ人がたくさん出てくるのでしょうか。

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総じて市民の憩いの場といった側面が強く、外国人ツーリストは少なめ。ドライヴの途中でちょっと息抜きするのにはうってつけです。

人気観光名所のKhao Yai Art Museumから2km、The Chocolate Factoryからは3.5kmと立地も良好。派手さは皆無ながら、そのぶんローカル感たっぷりで、結構オススメの場所ですよ。

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そう、今回ご紹介した①と②はどちらも地域密着型のスポットです。せっかくその土地に訪れたのなら、地元で暮らす人々の様子も知りたいですし、それを知ることで旅はもっと深みのあるものになること間違いなし。

コロナ終息後にカオヤイでネイチャー・リゾートを満喫する機会があれば、ぜひふらっと立ち寄ってみてください。

 

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