フアヒンのメイン・ビーチを散策し、有名リゾート・ホテルが立ち並ぶハイソな雰囲気に気圧された私とツレ(*詳しくはこちら)。
思ったほど海水がキレイじゃなかったことも相俟って、「滞在中はずっと浜辺でまったり過ごそう」という当初の計画は早々に頓挫しました。
さて、どうしたものか……。徒歩だと動ける範囲が限られますし、まずは移動手段を確保しなければいけません。
とか言いつつ、私たちの場合は例の如くレンタル・バイクをチョイスするわけですが、せっかくなのでフアヒンの交通事情についても軽く触れていきましょう。
ソンテウが安くて便利
フアヒンではあまり流しのタクシーを見ませんでした。大型ホテルにタクシーが乗り入れるのをちょこちょこ目にした程度。
バイタクに関してもMarket Village(マーケット・ヴィレッジ)やBluport(ブルーポート)といった商業施設の入口付近に待機しているくらいで、数自体はそれほど多くありません。
タクシーにせよ、バイタクにせよ、出先から戻ることを考えたらチャーターするのが得策なのかな?
そうなると安くて安全なソンテウに人気が集中。空港から国鉄の駅を経由して観光名所のWat Khao Takiap(ワット・カオタキアップ)まで――街の中心部を国道4号線に沿って15kmほど縦断するルートは頻繁にソンテウが行き来しています。
バンコク近郊だと市民の足みたいなイメージの強いソンテウも、フアヒンではツーリストの利用率が高め。市内にあるほとんどの宿泊施設が4号線沿いに密集し、運行時間も朝6時から夜22時までと長く、使い勝手は良好です。
地図を読むのがそんなに得意じゃない私のような人でも、おそらく1~2回乗ればすぐ慣れるでしょう。
基本料金が10THB(約35円)で、19時以降はそこに5THBプラス。利用方法は他の都市と同じく、ソンテウが通ったら手を挙げて車に乗り込み、目的地に着いたら車内のブザーを押して下車。運賃は後払いです。
始発/終着ポイントやショッピングモールの前など人の乗り降りが多い場所を除き、バス停はありません。逆に言えば、好きな場所で拾ってもらえるのがソンテウのメリット。
「土地勘がなくて降りる場所が心配」という方は、乗車する際、運転手さんにひと声かければ到着時に教えてくれると思います。
ちなみに、中距離ルートだとWat Huay Mongkol(ワット・ファイモンコン:写真上)行きもあるそうです。4号線沿いの近距離ルートに慣れたらそちらもぜひ。
フアヒンのバイク事情
いくらソンテウが安くて使い勝手も良いからといって、時間や場所を気にせず、自分ペースで動きたい人にはやっぱりレンタル・バイクに敵うものナシ。
レンタル・バイク屋は私たちの泊まっているゲストハウスの近くに2か所ありました。①は国道4号線沿い、②はSoi 94に入ってすぐのところで、②にはランドリーが併設されています。
レンタル料は①が1日200THB(約700円)、②が1日250THB(約880円)。「大通りに面した好立地の①の方が高いのでは?」という私の予想は見事に逆を突かれる結果に。
どちらの店でもヘルメットを着用するよう言われました。確かに国道では頻繁に検問していますし、4号線とSoi 76の交差点でもツーリストが注意されている場面に何度か遭遇。
とあるヤンチャな白人集団は被っているキャップを「これがヘルメット代わりだぜ」とアピールし、目の前の交番まで連行されていましたっけ。アホすぎる。
いくらタイの警察が横柄だからといって、ナメた態度でそれに応戦しても良いことなんてひとつもないのに……。
で、その国道を除けばほぼノーチェック。4号線と平行して走る線路沿いの小さな通りは、夕方になるとノーヘルな地元っ子たちでプチ渋滞します。なぜそうまでしてヘルメットを嫌うのか(笑)。
まあ、抜け道はあるにせよ、安全のためにも余計な支出を防ぐためにも、旅行者は常時ヘルメットを装着しておくべし。
フアヒンでバイクを乗る際の注意事項はそれくらいです。
さあさあ、無事に〈足〉をゲットし、これでいろいろと観てまわれるようになりました。大都会バンコクを離れて田舎に来たのですから自然を満喫しないと。
そんなこんなで、次回は洞窟へ行った時のお話をしたいと思います。
コロナウイルスとの戦いは長期戦に突入し、自由に海外を飛び回れるようになるまではまだまだ時間がかかりそう。だからこそ、このブログを通じて少しでも冒険気分を味わっていただけたら幸いです。
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