こういうネタをブログに書いて良いかどうか……正直ちょっと迷ったものの、2回に分けて〈シェムリアップのガンジャ事情〉を取り上げてみることにしました。たぶん次回のほうがおもしろくなりそう。今回はそこに至るまでの序章扱いです。
最初にお断りしておくと私は嗜みません。レゲエが好きなこともあり、よく誤解されるんですけどね。
ちなみに大麻愛好家の方々に対しては否定もしていませんし、肯定もしていません。「ルールとマナーは守りましょう」くらいのスタンスでおります。
何にせよ、決して皆さんに推奨しているわけじゃないことだけは強調しておかないと。他の記事と同じく旅先で見聞きしたことをストレートに綴るまでです。「シェムリアップって凄っすね」みたいなノリでどうか温かく見守ってくださいませ。
カンボジアってどうなの?
カンボジアでも現時点で大麻は非合法です。そこは日本と同じ。しかし、つい最近まで「タバコを買うお金のない人が大麻を吸う」などと言われていたのも事実。
現地の人いわく、この国ではそれを取り締まる法律があまり浸透していないんだとか。ホントかよ?
続けて、「地雷で身体の一部を失い、働けなくなった人の中には大麻ビジネスで家族を養っているケースも多く、だから大目に見られているんだと思う」と教えてくれました。信憑性があるような、ないような……。
念のためこの記事を書くにあたりササッと調べてみたところ、カンボジア南部のタケオ州では2020年に入って違法なマリファナ栽培の取り締まりを強化し、次々と畑の取り壊しを進めているようです（いずれも大規模な生産拠点だったらしく、マフィア系の裏事情が絡んでいそうな臭いもプンプン?）。
このまま法律が強化されていくのか。はたまた世界中で医療大麻が解禁されていく流れに乗じて、今後もしれっと黙認されていくのか。
それは流石にヤバイんじゃない!?
さて、そろそろ本題であるシェムリアップの様子について。この街随一の繁華街＝パブ・ストリートでは、夜になるとトゥクトゥクの運転手さんがガンジャを売りつけてきます。
この光景自体は、バリでも、セブでも、パタヤでも、サムイでも、有名リゾート地／観光地ではわりと頻繁に見られるものでしょう。
もっと言うと、「売人と見せかけておいて、実は警察に情報を流すことでお金を得ている人（いわゆるインフォーマー）も多い」とか、「偽物or粗悪品が多い」っていうのもありがちな話です。
シェムリアップで驚くべきは、トゥクトゥクの運転手さんがその場でパンパンに詰まったパケをチラチラ見せてくるんですよね。しかもすぐそばには警察がいるのに!
この時点で警察と繋がっている確率は何となく低そう。「取り締まる法律があまり浸透していない」っていう地元の人の言葉も、まんざら嘘じゃないのかしら?
もちろん偽物or粗悪品かパッと見で判別できないものだとは思います。が、見せてくるくらいですから、頼めば中身も確認させてくれるんだろうな～なんて。
実際、前回のブログに突然ご登場いただいたA君は「ドライバーから20ドルで買ってみたけど、物は悪くなかったよ」と言っていました。
このA君、日本でお金を貯めては世界（主にアジア）を回っている自由人。たまたまゴハン屋で話し掛けたところ意気投合し、それがきっかけでシェムリアップ滞在中に何度か飲んだり、遊んだりした次第です。
いや～、一期一会って言うんでしょうか。旅先でのこういう出会いって素敵ですよね。「お互い旅を続けていたら、いつかどこかで再会できるかな?」とか想像するのもまた浪漫があります。
……と、どうにか良い話に着地させようと必死な私（笑）。まあ、ここまできたら軌道修正は難しいか。
次回のお題はハッピー・ピザです。なかなか衝撃的なシェムリアップの独自ルールと直面しました。文字通り煙たい話題が続いて恐縮ですが、良かったらまた覗きに来てくださいね。
＊このページに掲載している写真は本文の内容と無関係です。道中で出会った可愛いネコちゃんやワンちゃんを見て少しでもほっこりしていただけたら幸いです。
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