〈シェムリアップで食べる世界各国の料理〉について綴った前回のブログ(*詳しくはこちら)の続き。今回は韓国料理編です。
韓国料理を切り離した理由は……特にございません。前回分を書き出してみたら意外と文字数がかさんだため、韓国編を切り離しただけのこと。
せっかくなので〈オススメの店〉と〈ちょっと失敗しちゃった店〉の2店をご紹介します。無論、当初は前者のみ取り上げる予定でした。
①Korean Home Cambodia
まずはオススメのお店、Korean Home Cambodia(コリアン・フード・カンボジア)から。場所はソクサン通りをひたすら直進。
周りにカフェやバーが減ってきて、少し不安になったあたりが目的地です(*地図には併設されているバイク屋が表示されていますが、ここで間違いないです)。
とりあえずマッコリで乾杯。「見たことのないボトルだな~」と思ったのもそのはず、〈Made in Cambodia〉って書かれていました。
アルコール度数9度と18度の2種類あり、度数が低いものだとボトルで4ドル、度数が高くなるとボトルで6ドル。
スタンダードな生マッコリだけじゃなく、梨や黒ゴマといった変化球のマッコリもラインナップ。カンボジアでこれだけ揃えば文句なしでしょう。
パンチャン(おかず)の種類もなかなか豊富でした。おかわりは自由。チヂミも温かい状態で出てくるし、もうこの時点で満点評価です。
写真上はツレが頼んだテンジャンチゲ(4ドル)。味噌味に飢えていたこともあり、身体に沁みまくり。
「一口ちょうだい」を3回くらい繰り返したら、めちゃくちゃ嫌な顔をされたことも追記しておきます。
そしてこちらは辛ラーメンとキンパのセット。同じく4ドル。無性に辛ラーメンが食べたくなる時ってありませんか? しかも病的なくらい。
この日がまさにそれで、「韓国料理(というか辛ラーメン)を食べたい!」と言い出したのは私のほうからでした。
食べたかった物を食べられて大満足。他人に作ってもらう辛ラーメンってホント信じられないくらい美味しいですよね。
なお、Korean Food Cambodiaにはサムギョプサル(1人前5ドル)や牛カルビ(1人前8ドル)など、焼肉メニューもあります。
お店の営業時間は10時~24時まで。平日夜の客は私たちのみ、その後、金曜の夜と日曜に訪れてみたところ、どちらもお休みという……(涙)。
時は2020年2月上旬。韓国でもコロナウイルスの感染が拡がりはじめた頃です。街中で韓国人観光客とすれ違う場面もありましたが、いつもに比べるとその数は体感的に10分の1以下。
タイをはじめ、カンボジアの近隣諸国が中国・韓国からの団体ツアーを実質禁止したことも大きく影響していたようです。
Korean Food Cambodiaには大きな駐車スペースがありましたし、おそらく団体客を積極的に取り込んでいた模様。いま現在の経営状況が心配でなりません。
②Daebak
さて、2軒目はシェムリアップに2店舗を構えるDaebak(ダイバク/*BakをParkと表記しているところもありましたが、Google MapとTripadvisorに倣ってBakにしています)です。
Korean Food Cambodiaがお休みだったため、この1号店に訪店しました。場所はパブ・ストリートからシヴォタ通りを北上→ラッキーモールの少し手前です。
「いかにも韓国!」といった化粧ばっちりのご婦人が切り盛りするレストランで、パンチャンは全部で9品。どれも本格的な味付けです。
なかでも、後半に出てきたケランチム(茶碗蒸し:写真上)がめちゃくちゃ美味。
マッコリは6ドル、ビールは2ドルと、カンボジアの物価で考えるとやや高めながら、むしろ気持ち的にはお得感のほうが上回ります。
では、何が失敗だったかというと……。私はテンジャンチゲ(5ドル)を、ツレはスンドゥブ(6ドル)をオーダーしたのですが、ツレのスンドゥブが味なし&具少なめ。一方、私のテンジャンチゲにはアサリやらエビやらがたっぷり入っていてやたらと豪華仕様に。心なしか味も濃かったような……。
そう、おそらく具材を入れ間違えたのに加え、スンドゥブの味付けを忘れたのだと思われます。この時のスンドゥブは、言うなればキムチ入りの湯豆腐。
ツレも最初はアツアツすぎて、味がよくわからなかったみたいです。しかし、食べ進めるにつれて「あれ、何かヘンだぞ!?」と。
すでに結構な量を食べていたこともあって何となくいまさら言い出せず、ツレにとってはモヤモヤしたディナーになってしまいました。
ちなみに、私が頼んだテンジャンチゲはかなりハイクォリティー&コスパ最高でしたけどね(ラッキー)。
冒頭で〈ちょっと失敗しちゃったお店〉と書いたものの、これはたまたま起こったハプニング。「いつもはフツーに良いお店なんだろうな~」と思います。
実際、ボランティア団体のTシャツを着た韓国人の若者集団(常連客風)が、私たちと同じ時間に幸せそうな表情で食事していました。
他にも、シェムリアップには大型リゾートホテルが立ち並ぶ国道6号線沿いにたくさんのコリアン・レストランがあります。聞いた話だと中国に次いでアンコールワットに訪れる観光客が多いのは韓国なんだとか(日本は第3位)。
ソウルから直行便でシェムリアップに行けるなんて羨ましい限りです。そりゃ、韓国料理屋も多いわけだ。
ついでに言うと、今年初めまでは北朝鮮政府が経営する高級冷麺店も6号線沿いにありました(現在は経済制裁のため閉鎖)。
キムチ大好き人間な私としては、今後シェムリアップの韓国料理屋もガッツリ極めてみたいと思っています。行ったことのないお店で食事したら、(需要があるかはさておき)またこのブログでご紹介しますね。
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