暑い中で飲むキンキンに冷えたビールって、どうしてあんなに美味しいんでしょうね。東南アジアへ行くとついついアルコール摂取量が増えてしまって困ります。
タイも例に漏れず。しかし、この国ではアルコールの販売ルールがちょっぴりややこしく、普段の日だと11~14時と17時~24時の間が販売許可時間。それ以外の時間帯は買えません。
これがなかなか覚えられなくって。何度行っても忘れるものだから、最近は宿を予約する際に冷蔵庫/ミニバーの有無を確認し、なるべく部屋にストックしておくよう心掛けています。
時間外でも意外と買える!?
首都バンコクであっても時間外にうっかりお酒が買えてしまうことは多々あります(※ルールはルールなので、何もそれを破れと言いたいわけじゃないですよ)。例えば人気観光スポットのチャトゥチャック・マーケット。14時を回ると飲食系の屋台から一斉にビールが消えます。
が、知らないふりしてビールを探しているオーラを放ち、そっと店員さんに耳打ちしてみると……奥の方から氷に浸かった瓶ビールが出てくるじゃないですか!
この作戦、通りすがりの白人カップルが冷えた瓶ビール片手に買い物している姿を見かけ、ダメ元でツレが試してみたんです。
ちなみに、販売許可時間内であれば40~50THB(約145~180円)のところ、時間外は80THB(約290円)でした。そりゃそうですよね。お店もリスクを負って売ってくれているのですから。
その他、バンコク随一のチャイナタウン=ヤワラートや、バイヨークタワー周辺のインド系商人が集まるエリアのコンビニや商店でも、「仕方ないな~」といった感じでアルコールを売ってくれました。
インド人ってあまりお酒を飲まないイメージだっただけに、ちょっとビックリ。もしかすると移民街は比較的規制が緩いのかもしれませんね。
一応、自分の名誉のために書いておくと、四六時中アルコールを欲しているわけじゃありません。「時間外でもビールを買えるかどうか検証してみたい」とツレにヘンな好奇心が芽生えてしまい、私は隣でただ気まずそうにしていただけです。
【追記】その後のリサーチによると、華人系の方が営んでいる個人商店であれば、時間外でもエリア問わずビールは比較的すんなり売ってくれる場合が多かったです。
禁酒日はどうなの?
さて、タイではこのアルコール販売時間の規制の他にも、年に何度か禁酒日が設けられています。例えば選挙の日や仏誕節などなど。
ちょうどパンガン島滞在中にそれら禁酒日のひとつであるラマ9世記念日/オークパンサーとぶつかってしまいました。
世界中からパリピが集まるこの島の禁酒日はいったいどんな感じだったのか、サクッとご紹介させてください。
そもそも禁酒日をまったく意識していなかった私たちは、お昼時に意気揚々とコンビニへ入店。すると、時間内なのに売ってくれず……。アルコール・コーナーには上掲画像のような張り紙がしてありました。
でも、愛煙家が集まる某カフェ&バーではフツーにアルコール類を提供していましたし、さらにトンサラのフードコートでも地元の子どもたちが親の目を盗んでお店から生ビールを拝借し、回し飲みするという物凄い光景を目にしました。
ただし、こういうのはレアケース。お客さんの9割以上が欧米系のメキシコ料理屋、Ando Locoへ行ってみると、入店時にまず「今日はお酒を出せませんけど、大丈夫ですか?」的な一言がありました。
なお、ホテルの部屋などでひっそり飲むぶんには問題ないみたいです。実際、宿泊先のオーナーから「今日はお店でお酒が飲めない/買えない日だから、ビールが欲しくなったら声かけて」と言われました。
思い返せば、禁酒日の前夜に欧米人がコンビニで大量のお酒を買い込んでいたのも、たぶんそういうことなのでしょう。用意周到。アルコールへの愛を感じます。
というわけで、禁酒日であっても場所によってはこそっとお酒を売ってくれる事実が判明。飲んだところで罰せられることはありません。
しかしながら、多くのタイ人にとってとても大事な日であることには違いないため、もし禁酒日にお酒を飲む場合は地元の方々がイヤな思いをしないよう、最低限の配慮は忘れたくないものです。てか、1日ぐらい我慢しろよって話なんですけどね(苦笑)。
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