FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

学生時代から夢見ていた「東南アジアで暮らすこと」を実行に移すべく、15年間続けた雑誌編集の仕事を捨てて現在はその準備中。インポートのビーチウェアなどをちょこちょこ売りながら、日本脱出の機会を窺っています。

プノンペンのクラブ(女遊びじゃないほう)に潜入!

カンボジア人って本当に音楽が大好きなんです。ピクニックに高さ80~90cm×幅40~50cmほどのスピーカー(なかなかのサイズ感!)を持参するグループも多く、週末の公園やビーチはちょっとした野外ダンス状態だし、平日/休日問わず家の軒先でカラオケ大会を繰り広げているし、結婚式でも信じられないヴォリュームで音を流しているし……。

で、街を歩いていて気になったのが、エレクトロ・ベースに歌謡曲を合体させたようなカンボジアのご当地ダンス・ミュージック。なかにはトラップやムーンバートンっぽいトラックもあり、さりげなく欧米のトレンドともリンクしてるんですよね。ならば当然クラブも盛り上がっているんだろうな~と考え、プノンペン滞在時にちょっくら足を運んでみました。

とはいえ、ローカルがどこで夜遊びしているのかわからず、YouTubeで聴いていたDJたち(イチオシはMrzz Boran)のFacebookをチェックし、イヴェント情報を入手しようとするも日程が合わず、とりあえず大ハコが密集しているエリアへ行ってみることに……。

 

クラブ・スポットはイオンモールのすぐそば

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クラブが密集しているエリアは丸で囲んだこのあたり。イオンモール東横INNのわりとすぐ近くで、周りには大使館がいくつかあります。20年前の横浜周辺みたいな雰囲気というか、いまだったら韓国の弘大に似てるのかな?

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まず目につくのがEPICというハコ。入口では黒服のガードマンが仁王立ちしていて、見るからに金持ち相手な店構えです。営業は金土のみ。たま~に平日のスケジュールも出ていますが、基本的にこのへん一帯のお店は週末のみオープンしているようです。

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EPICの道路を挿んで斜め向かいには、EPICに負けず劣らずゴージャスな装飾を施したSOUND CLUB がドーンッと建っています。このお店については後ほど書きますね。

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そして、SOUND CLUBの裏側100~150mくらいの路地にもいくつかクラブが。まず一番奥にあるPuzzlesはエントランス・フリーで(*イヴェントにもよるかと思うので、行かれる前にチェックを!)、お客さんはかなり若め。「地元のリッチなご息女・ご子息の溜まり場」といった感じで、店内では“Happy Birthday”も流れてました。完全に文化祭ノリ。妙齢な私にはあきらかに場違いだったので、そそくさと退散です。

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PuzzlesからSOUND CLUB方面へ少し引き返すと今度はEDM CLUBに出くわします。この店の詳細は不明ですが、コンテナが積まれていて何やら気になる作り。漏れ聴こえてきた音はここ数年のUSヒット・チャート系でした(チェインスモーカーズとかが流れていたような……)。

そのEDM CLUBのすぐ隣がやや年齢層の高いBOTTOMS UP。懐かしめのUSヒップホップがかかっていて、往年の渋谷・Harlemを思い出させます。

特に目立っていた≒人気のありそうなのはこの5店舗でしょうか。

 

気になるドレスコードやマナーは?

ドレスコードは店ごとに若干異なると思いますが、日本だとNGな場所も少なくないビーサンは概ねOKっぽかったです。その代わりにキャップNGなハコがあったり……(ハットはOK)。どうしてキャップはダメなんだろう? Bボーイは要注意ですね。

もちろん、法律で禁止されているモノは持ち込み不可……なのですが、この後書くSOUND CLUBではトイレの前で堂々と●●を回していたりなんかして(スタッフが目の前にいるのに!)、だいぶ好き勝手やってる様子でした。見ているこっちがドキドキします。

 

ディプロがSOUND CLUBでDJする!

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さて、当初はローカルDJのパーティーへ行きたかったのに、ディプロが来ていると知ってあっさり予定変更です。このエリアのクラブの入場料はだいたい5ドルが相場なのに対し、ディプロは前売り20ドル。流石は世界のディプロ様ですね。まあ、日本じゃこれの3倍以上の値段を取られてもおかしくないので、私的にはお得感あり。

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ディプロのDJ自体はぶっちゃけイマイチで、ハウシーなゆるふわ系の歌モノがメイン。今年ラブリンスやシーアと出したLSDのアルバムの延長って感じでした(音源で聴くぶんには好きだけど、フロアユースではない)。個人的にはベースがブンブン鳴ってるゴツいエレクトロを期待してたんですが、そういうのをプレイしていたのって12~13年前ですもんね。メジャー・レイザー“Lean On”の爆発ヒット以降はポップな音が求められていることも理解してます(どこから目線だよ!?)。

 

内装は想像以上に豪華だった!

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そんなディプロ先生の話はさておき、このSOUND CLUBが外観以上に豪華な作りでして。写真は女子トイレの中の化粧直しスペース(この奥がめちゃくちゃデカい!)。清掃スタッフが常時4~5人スタンバイし、1人が用を足したらその都度掃除、手を洗えばタオルを差し出してくれるという至れり尽くせりぶり。さらにヘアアイロンやコテも用意されていて、希望すれば髪の毛のセットまでしてくれるらしいです。なお、チップを渡している人はいませんでした。

フロアよりもバー・スペースのほうが広く取られ、小瓶ビールは何と1本5ドル! しかも冷えてない! 氷は無料でくれるので、キンキンのビールが飲みたきゃ自分で冷やせ方式です。イヴェント柄か、客層はツーリストとローカルが半々。欧米人よりもローカルのほうがガバガバ酒を飲んでいる印象でした。見るからに高級そうな洋酒をボトルで注文する人や、テキーラ・ショットを大量に振る舞う人まで現れるくらい。ビールが5ドルならボトルで酒を頼むといくらするんだろう? とにかく、みんな金持ちオーラが出まくりです。日付を跨ぐ頃には泥酔者が続出し、そこらへんで嘔吐する人もチラホラ。

そしてステージ横には仕切りなしのVIPルームが。もう闇の匂いプンプン。恰幅の良いひとりの青年(某国家の書記長に似てました)が入ってくると、それまでは肩で風を切って歩いていた強面の方々が一斉に深々とお辞儀し、某書記長似の勧める酒をそっこーで飲み干すじゃないですか! いや~、マジでマフィア映画の世界。

 

そんなこんなで夜は更け、ピークタイムを過ぎた午前2時過ぎに私もホテルへ。会場の外にはトゥクトゥクがぎっしり停まっていて、帰りの足に困ることもありませんでした。次はもっと身の丈に合った庶民的なハコで夜遊びしたいな。

 

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