FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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タイのプチプラ・コスメ紹介 ~Browit by Nongchat編~

ここ数回の投稿では注目のタイ・コスメのメーカーを取り上げています。今回取り上げるするのはBrowit by Nongchat(ブラウンイット・バイ・ノンチャット)。

過去に紹介したブランド別の記事のリンクも下記に貼っておきました。お時間のある時に、チラッと閲覧していただけたら幸いです。

 

Browit by Nongchatとは?

Browit by Nongchatは、人気メイクアップ・アーティストのノンチャット・チャチャイさんがプロデュースするリーズナブルな価格帯のブランド。親会社はKarmart(カルマート)です。

デパコスほど敷居が高くないという意味も含め、けっこう大雑把に括ると、河北裕介さんの手掛ける&be(アンド・ビー)や、イガリシノブさんのWHOMEEフーミー)みたいな立ち位置でしょうか。

ディスプレイやパッケージにもたびたび登場するノンチャットさんは、10年以上に渡りタイ国内セレブのヘアメイクを担当。

例えば、国民的ドラマ『運命のふたり』に出演していたスージー・スシラー・エンジェリーナー・ネーンナーさんや、サッカー好きにはチャナティップ選手の元カノとしてもお馴染みの(?)メイ・ピチャナートさんを顧客に抱えているほか、確認できた範囲では2017年を皮切りにミス・ユニバースでタイ代表のメイク指導やスタイリングも行っています。

そして、名実共にトップスタイリストへと登り詰めたタイミングでBrowitを設立(※おそらく創業は2017年だと思われますが、正確な裏取りはできていません)。

また、Browitの立ち上げと前後し、サムローン地区に自身の名を冠した美容専門学校を開校したり、高級志向なCHAT Cosmetics(チャット・コスメティックス)やスキンケアに特化したTHA by Nongchat(THAバイ・ノンチャット)といった新ブランドを作ったり……。メイクの腕前のみならず起業家の才能も並々ならぬものがあるようです。

www.nongchatmakeup.com

 

販売員のオススメは?

EVEANDBOY(イヴアンドボーイ)の販売員さん曰く「Browitはメイク道具が抜群にユースフルよ!」とのこと。彼女のイチオシはブラシ類。毛先には本物のミンクファーを使用していて、物凄く滑らからしいです。

なかでも両サイドにシェーディングとハイライター・ブラシが付いたProfessional Duo Highlight And Contour Brush(490THB/約1960円)を、「めちゃくちゃ立体感が出るの!」とゴリ押ししてくれました。

ブラシ以外ではブレンディング・スポンジが秀逸だとか。キメの細かさとソフトな肌触りでファンデーションがムラなくキレイに塗れるんですって。価格は1個195THB(約780円)。

現役バリバリの多忙なスタイリストによるブランドだけあって、持ち手の形状、毛先の確度や毛量など、細部まで使いやすさ仕上がりの美しさを徹底追求しているのでしょう。

販売員さんは「プロのメイクさんや有名な美容系YouTuberもよくBrowitのメイク小物を紹介しているわよ!」とも補足。確かに良さそうです。

ただ、ブラシやスポンジは安物で済ませ、頻繁に取り換えるのが私のモットー。洗うのが面倒臭すぎて、良い商品をきちんとメンテナンスして長く使うよりもサクッと買い替えたいんですよ。

したがって、あれこれレコメンドしてくれたにもかかわらず、このへんは完全にスルーしました。ゴメンナサイ。

 

私はこの2点を買いました

Easy Drawing Brow Shadow Dark Brown

1つ目にチェックしたのはアイブロウ・パウダー。スワイメイク(タイ風メイク)の最重要ポイントであるフサフサフワフワな眉が描けます。

ゴールドに輝くパッケージや、緩衝材の役割を果たすベルベット調に加工された内箱が高級感たっぷり。定価159THB(約640円)には見えません。

中身は下掲の写真の通り。血色感をプラスしてくれる赤みがかったブラウンと、グレーがかったブラウンの2色パレットで、日本人の肌色にもよく馴染み、自然な仕上がりでした。

パウダーの粒子は細かめ&しっとり系。肌に密着し、持続力も申し分なしです。このアイテムを試した瞬間に、Browitの評判の高さが理解できました。

強いて注文を付けると、色別に区切られていないほうが自分好み。パレット上でそのまま色を雑にブレンドしたい派です(※そうこうしているうちに、Browitでも境目のない4色アイブロウ・パウダーが発売されました。次回ゲットしてみます)。

あとは、あまり発色が強くないため、薄眉の私はついついパウダーを乗せすぎてしまいがちでした。

乗せすぎたところで異様に眉が強調されるわけではないものの、たぶん自眉の濃い方ナチュラル・メイク好きな方に向いている商品なんだと思います。

 

Smooth And Slim Inner Eyeliner

もう1点は練り出しタイプのペンシル・アイライナー。Deep Brown※写真上)とBlackの2色展開で、定価は99THB(約400円)です。ペン先は2mmとやや細め。

タイで売れているアイライナーは軒並み耐水性耐汗性に優れていて、私は常に何本かストックしています。この価格帯でも本当に優秀。

そのなかでBrowitに感じた印象は滲み難さ。描いた直後でも全然滲みません。指でぼかそうとしてもダメでした。

繊細でシャープな線が引ける点はリキッド・アイライナーに近いのかも。リキッドは緊張するというか、ちょっぴり苦手意識のある私には大変助かっています。これはリピ買い確定。

 

どこで買えるの?

Browitが買える場所は、親会社のKarmart各店舗、セレクト系化粧品専門店のEVEANDBOYBeautrium(ビュートリアム)、ドラッグストアのWatsons(ワトソンズ)やBoots(ブーツ)、スーパーマーケットのBig C(ビッグC)やLotus’sロータス)などなど。

品数は少ないですが、セブンイレブンでも見かけます。それこそ販売場所をデパートや免税店に限定しているCHAT Cosmeticsに対し、Browitは特にバンコクだったら比較的どこでも入手可能。わざわざ探さなくてもそこら中で売っています。

簡単にゲットできて、手頃な値段で、かつ、同業者も太鼓判を押すほど高品質。Browit by Nongchat、かなり優秀です。

 

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タイのプチプラ・コスメ紹介 ~ZENN.TH編~

前回に続いてプチプラのタイ・コスメをメーカー別にフォーカスしていきます。今回、注目するのはメイクアップ商品に特化したZENN.TH(ゼン)。

本題へ入る前に、これまでに取り上げたブランド記事のリンクを以下に貼っておきました。暇潰しにでもご覧いただけたらめちゃくちゃ嬉しいです。

 

ZENN.THとは?

KEEEP MAKE UP SIMPLEをスローガンに掲げるZENN.THは、タイ×中国のハイブリッド・ブランド。

長らく韓国の独り勝ち状態が続いていたアジアのコスメ業界ですが、ここ数年はスワイメイクやワンホンメイクも話題に上がる機会がグンと増えました。

ちなみに、スワイメイク※スワイはタイ語でキレイや可愛いの意味)は、セミマットな肌と唇、長めに引いたアイライン、フサフサの太眉がポイント。

対する、ワンホンメイ※ワンホンは漢字で網紅と表記。網はインターネットを意味し、紅は人気の意味で、いわゆるインフルエンサーを指す言葉)は、真っ白な肌、キリッとした眉、そこに赤系のアイシャドウ&リップで華やかさをプラス……みたいな感じが一般的に言われている特徴です。

正直、チャイボーグ※チャイナとサイボーグを合わせた造語)にはじまり、純欲メイク白湯メイクなど、中華メイクの違いはイマイチわかっていません。

とにもかくにも、ZENN.THは2017年の創業当初よりアジア人女性にターゲットを絞ったアイテムを展開し、昨今のトレンドの追い風にしてメキメキと頭角を現したわけです。

補足として、中国・韓国・日本といった東アジア人の肌色に比べ、東南アジア人は色黒な方が多いものの、ファンデーションはだいぶ明るいトーンを選びがちです(※実際、タイのギャルたちは白浮きしまくっていて、至近距離で見るとかなり厚化粧)。

結果、ZENN.THのベース系アイテムは日本人にもフィットする、何なら日本のメーカーよりも白めのカラーが目立ちます。

個人的には簡素なパッケージに魅力を感じた次第。ミニマルシンプルなものを好む傾向が強いとされるZ世代狙いのデザイン戦略なのでしょう。皮肉にもこれが非Z世代の私に凄く刺さりました。

 

どこで買えるの?

タイ国内では大手ECサイトの他、EVEANDBOY(イヴアンドボーイ ※写真上)やBeatrium(ビュートリアム)、Lashes(ラシェーズ)で購入可能。現時点でWatsons(ワトソンズ)やBoots(ブーツ)には置いていません。

EVEANDBOYでの取扱店舗はSiam Square One(サイアム・スクエア・ワン)、アソークパタヤのTerminal 21(ターミナル21)、Mega Bangna(メガ・バンナー)、Future Park Rangsit(フューチャー・パーク・ランシット)、バーンカピのThe Mall(ザ・モール)。

BeatriumはCenterpoint Siam Square(センターポイント・サイアム・スクエア)、Asiatique(アジアティーク)、Secon Square(シーコン・スクエア)、ラマ9世駅前のG Tower(Gタワー)。

LashesはSilom Complex(シーロム・コンプレックス)、Central Westgate(セントラル・ウェストゲート)、Central Pattaya(セントラル・パタヤ)です。

タイの他にも、中国本土台湾シンガポールにも出店。詳しくは公式Instgramをご参照ください。

 

私はこれを買いました

Lip Care Oil

ZENN.THの看板アイテムが、189THB(約760円)のリップ用オイル。日本でもAmazonQoo10で買えます。言わずもがなタイで買ったほうが安いです。

天然植物由来のビタミンEをたっぷり配合したこのオイルには、古い角質を柔らかくし、縦ジワを目立たなくする効果が期待できるとか。

何が良いって、用途別でテクスチャーを選べるんですよ。色なしの無香料タイプは、昼用のLight(101)とPro(102)、そして夜用のPro Plus(103)の3種類。

私はProをゲットしました。「これで真ん中の保湿力なの? 最上位のPro Plusじゃなくて?」と品番を再確認したくらい、とんでもなくツヤツヤプルプルします。あまりにもテカるため、もっぱら就寝時に使用中。

一方の色付きは、昼用のLightがWhite Peach(01)とSweet Permented Rice(02)とMojito(05)。同じく昼用のProがFilbert(04)とChestnut(08)。夜用のPro PlusがSweet Potato(03)、Oat Milk(06)、Durian(07)。

色付きといえども、唇の上ではほとんど発色しません。色なしとの大きな違いは香り。どれも美味しそうなネーミングです。

私が買ったSweet Potatoは焼き芋っぽい甘い香りがほんのり漂いました。血迷ってDurianを選ばなくてよかったです(※たぶんあの匂いがするはず……)。

Pro PlusのSweet Potatoは、さきほどの無色無臭のPro以上にトロトロ。ハチミツを直塗りしたのと遜色ないレヴェルの保湿効果があるんじゃないかと思っています。

なお、パッケージのリニューアルに伴い、現在は商品を順次入れ替え中。上の写真2点は間もなく棚から消えるであろう旧デザインです。ご了承ください。

 

Creamy Inner Liner

大本命のリップ用オイルと併せてついで買いしたのが、練り出しタイプのアイライナー。カラーはRed(01 ※赤銅色)、Orange(02 ※栗色系)、Purple(03 ※深めの紫紺)、Green(04)、Black(05)、Brown(06)の6種類展開で、定価は249THB(約1000円)です。

一時期、01と02が軒並み品薄状態だったのは、おそらくワンホンメイがバズった影響。私は売れ筋の暖色系じゃなく、Greenをチョイスしました。

Creamy Inner Linerなる名の通りクリーミーなテクスチャーで、スッと滑らかにアイラインが引けます。もちろん、常夏のタイでは絶対に欠かせない防水防汗機能も装備。

気に入った点は直径1.8mmの芯。長らく愛用しているEttusais(エテュセ)のジェルライナーと同程度の細さです。

カラバリの豊富さと柔らかさはEttusaisに軍配が上がり、ZENN.THへ鞍替えするには至っていません。しかし、アイラインを指でぼかしたい派の方には、Ettusais以上に使いやすい気もしています(※このへんは好みの問題)。

 

他にも、色合わせがナイスな2色のアイシャドウ・パレット、ハイライトとシェーディングの一体型コンパクトなど、いろいろと狙っていたアイテムはありつつ、運悪く欠品していました。残念。

使い勝手の良い商品が多そうですし、今後もZENN.THは定期的にチェックしていくつもりです。優秀なアイテムを見つけた折にはまたご報告させてください。

 

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タイのプチプラ・コスメ紹介 ~Plantnery編~

久しぶりにタイ産プチプラ・コスメのメーカー別紹介ページを復活させます。今回は2000年創業のPlantnery(プラントネリー)をチョイスしてみました。

 

Plantneryとは?

Natural Effective Beautyをコンセプトに掲げるPlantneryは、天然植物由来のエキスで作られた美容製品を扱うブランド。

公式HPには「伝統的な有機農法で栽培した植物を主原料に、自然の力で肌本来の持つ美しさを引き出そう!」みたいな文言がドーンと載っていました。

一般的にオーガニック・コスメはどうしたって割高傾向になるなかで、Plantneryはプライス面でも消費者思い。円安が止まらない昨今、これは非常に助かります。

en.plantnery.com

 

SDGsの流れに乗って躍進中

もうすぐブランド設立25周年を迎えるものの、急激に市場規模を拡大したのはここ数年のこと。業績アップの主な理由は、世界的なタイ・コスメ人気の高まりと、何よりSDGsの潮流に見事フィットしている点が挙げられるでしょう。

いわゆるミッション・ビジョン・バリューがわかりやすく打ち出されたHPは、コーポレート・サイトのお手本的な雰囲気。

環境保全や地元農家への支援など、各種取り組みへのレポートを眺めているうちに、「この会社の商品を通じて社会貢献したい」という感情が芽生えてきます。

また、いまや当たり前化してきた動物実験を行わないクルエルティフリーや、リサイクル可能なパッケージの採用に加え、シュリンク包装の完全廃止によってプラスチック削減にも寄与。

「人間と自然は1つであり、切り離せないものである」なんて力強いメッセージに違わず、環境に優しい経営を徹底し、ユーザーの共感を集めまくっています。

 

どこで買えるの?

そんなPlantneryは、EVEANDBOYやBeautriumといった化粧品専門店をはじめ、タイ全土にチェーン展開しているドラッグストアのWatsonsやBoots、スーパーマーケットのBig CやLotus’sでも取扱中。

ただし、種類が豊富なのはやはりバンコクの一等地に構えるEVEANDBOYとBeautriumのサイアム旗艦店です。小規模店舗のWatsonsやBootsには置いていない場合も多々あるためご注意ください。

 

私はこれを買いました

同ブランドの看板商品はTea Tree Acne Careシリーズ。思春期ニキビにも大人ニキビにも対応し、スキンケア商品からBBクリームやルースパウダーまで、充実のラインナップ。

しかし、幸いニキビに困っていない私は売れ筋の同シリーズをスルーし、以下の2点をゲットしました。

 

CICA Centella Ceramide Eye Cream

1つ目は、前回の記事で掲載済み。タイへ行ってはいろいろなメーカーのアイクリームを買い漁っているなか、現時点でこれがコスパ最強だと感じています。

15g入りで定価249THB(約1000円)。なお、かなりの高確率でプライスダウンされていて、実際は199THB(約800円)で買えるケースがほとんどです。

しかも、この値段でアプリケーター付き。手を汚さず、手軽にさっと塗れるのもお気に入りポイントでした。

ツボクサエキスセラミド成分で肌に潤いを与え、皮下のコラーゲンとエラスチンの生成をサポート。目の周りのクマくすみを軽減し、小じわを目立たなくする効果が期待できるとか。

私の頑固なクマが消えたかどうか、ちょっと自己判断が難しい部分ではありつつ、やや硬め(濃いめ?)のクリームが肌に密着してくれるおかげで、保湿力の高さははっきり実感できています。

 

②VIT C Orange+ Bright Complex Intense Serum

もう1点は高知県産の柚子も配合した柑橘系の美容液。こちらの商品には、美白、しわの軽減、コラーゲン生成の促進、抗酸化作用を助ける働きがあるそうです。価格は30ml入りで229THB(約960円)。

Plantneryはアンチエイジングを謳ったPomegranateや肝斑対策を謳ったGrape Seed他、悩み別にさまざまな美容液を製造しています。

そのなかで柑橘系をチョイスしたのは、タイで灼熱の太陽にさらされ、日焼けしてしまった私に、Brightのワードがドンピシャで刺さったから。とろとろのテクスチャーと爽やかな匂いにテンション上がります。

 

いまのところ実際に試したのは2点のみ。特に②のVIT C Orange+はライン使いしたほうが効力を発揮する模様なので、化粧水クレンジングの買い足しも検討中。とりあえず、もうちょっとガッツリ使ってみたくなるブランドでした。

韓国のInnisfreeイニスフリー)やカナダのThe Ordinary(ジ・オーディナリー)あたりが好きな方ならPlantneryも気に入るはず。

最後に、ブランド別にタイ産プチプラ・コスメを取り上げた過去記事のリンクを下記に貼っておきました。併せてぜひぜひ。

 

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お土産にもピッタリ! バンコクで買ったアイクリーム3選!

来月でブログ開設から丸5年が経ちます。立ち上げ当初は、日本で泰流コスメが話題に上りはじめたタイミングとも重なり、タイ・コスメ関連の記事がよく読まれていました(※逆に言うと、その他の記事はまったくアクセス数が伸びませんでした)。

というわけで、いま一度、初心に返り(?)、これより何回かに分けて久々にタイ・コスメのネタを投稿します。今回はアイクリームについて。

 

アイクリーム探しの旅

コロナ前までの私は、Oriental Princess(オリエンタル・プリンセス)のAbsolute Treatment Extra Lifting Eye Treatment(※写真上)を溺愛していましたが、いつの間にやら廃盤。現在はアイクリーム迷子中です。

POLA信者の母にB.Aアイゾーンクリームリンクルショット・メディカルセラムをもらい、「流石にPOLAは格が違うわ」と感動しつつも、前者は税込1万9800円、後者は1万4850円。

前職を辞めて以来、旅行資金を確保するため、すっかりデパコス絶ちしてしまった私にPOLAは贅沢すぎます。なかなか手が出せません。

そこで、タイへ行くたびに身の丈に合ったアイクリームを探すようになりました。以下、その中間報告として現時点での優秀アイクリームTop3を選んだ次第です。

 

①Cannabliss Advance Eye Cream

目下のところお気に入りNo.1がこちら。発売元のPanacee(パナシー)はエカマイやラマ2世通りにクリニックを展開する、抗加齢分野を得意とした医療機関です。

2022年にタイで大麻が解禁されて以来、Panacee はCBD含有のスキンケア製品を積極的に製造。アイクリームはそのCannablissシリーズの中の1つです。

お値段は15g入りで定価990THB(約3960円)。タイ産ブランドにしてはやや高めながら、ドクターズ・コスメだと思えば許容範囲内でしょう。

ちなみに、クリニックへ行かずともEVEANDBOY(イヴアンドボーイ)やBeautrium(ビュートリアム)といった化粧品専門店で買え、時々キャンペーンで大幅にプライスダウンされています(※私は半額の495THBで購入しました)。

炎症を抑えて肌を強くするCBD、血行を促進して目の下のクマを薄くするカフェイン、肌の柔軟性を高めるワカメエキス、ボトックス注射と同等のシワ軽減効果があるとされるアルジレリン、肌の水分保持力を上げるセラミドを配合。

メーカーの説明文を読んでいるだけで、目の周りがふっくらしてきそうです。実際に心なしか血色は明るくなりました。伸びの良いテクスチャーと無臭な点もグッド!

 

CICA Centella Ceramide Eye Cream

暫定順位2位につけているのがPlantnery(プラントネリー)のCica Centella Ceramide Eye Cream。Plantneryのブランド紹介は次回に別途アップします。

高評価のポイントは価格と使用感のバランスです。定価は249THB(約1000円)。ただし、EVEANDBOYやBeautriumでよく200THB以下まで値下げされています。

ツボクサエキスセラミド成分で肌に潤いを与え、皮下のコラーゲンエラスチンの生成をサポート。①のPanaceeみたいに多角的な機能を備えているのではなく、とにかく保湿に特化したアイクリームです。

まあ、突き詰めると保湿が一番大事。極端な話、保湿さえしておけば大概の肌トラブルは防げるんじゃないかと思い込んでいます。①よりもクリームが濃厚密着感は高めでした。

 

③Herbals Under Eye Cream

第3位はインドで生まれたHimaraya(ヒマラヤ)のHerbals Under Eye Cream。「タイでわざわざインド・コスメを買うの?」と不思議に思われるでしょうか。

おそらくタイでもっとも売れているアイクリームはこれです。一時はサイアムのEVEANDBOYで品切れ状態が続き、店員さんに入荷日を訊いたこともありました。

15g入りが定価で189THB(約760円)、25g入りが299THB(約1200円)。類に漏れず、ここからさらなるプライスダウンは当たり前。日本でもAmazon楽天で買えるものの、タイだと4~5割弱の値段で購入できます。

最たる魅力はやはり安さ。このくらいプチプラだと節約中の私でも躊躇なく塗りたくれます。また、アーユルヴェーダのハーブを使用した低刺激をウリにしているので、敏感肌の方にもオススメ。4週間の継続使用でクマくすみが50%減少したとの臨床試験データも出ていました。

マイナス点を挙げるとすると、漢方系の匂い少し硬めのテクスチャーに好みが分れるかも(※私はすぐ慣れましたけどね)。

なお、①と②がアプリケーター付きなのに対し、Himarayaのアイクリームはアプリケーターなしの手で塗るタイプ。ズボラな私はハーブ臭よりも、手に付けなきゃいけない余計な1ステップのほうが引っ掛かりました。でも、この値段なら文句は言えません。

 

お土産にもピッタリ!?

上で紹介した3点の他にも、安さを追求するあまり自分には合わなかったBaby Brightの5Hya & Peptide Firming Eye Roller Serum(※そもそも同ブランドは若年層向け)をはじめ、現在進行形でいろいろ模索しています。

Cute Press(キュート・プレス)のGuess My Age Multi-Correcting Eye Creamや、Beauty Buffet(ビューティー・ビュッフェ)のLansley Revitalizing Age Defense Supreme Eye Serum、Beauty Cottage(ビューティー・コテージ)のTotal Excellence Skin Power Boost Eye Serumなど、まだまだ試したい商品も目白押し。

なかでも大本命Oriental PrincessのNatural Power C Miracle Brightening Complex Brightening Eye Gelです。

暫定1位のPanaceeで落ち着くか否か、答えを出すのはもう少し先延ばしにして、しばらくアイクリーム(ないしは目元美容液)探しの旅を続けていく所存。折を見て、当ブログでもその模様をレポートしたいと考えています。

最後に、私が若い頃はアイクリームってある程度歳を重ねた人が使う化粧品だったと記憶しています。で、ある程度歳を重ねた私にとってはすっかり手放せないアイテムとなりました。

しかし、スマホの見すぎで現代人の目や目の周りが急速に老化していると言われる昨今において、もはやアイケアは性別問わず全世代に推奨されています。

そうした風潮も相俟って、アイクリームやアイセラムって実はお土産にもってこいなんじゃないかと思うんです。どれも小振りでスーツケースやバックパックの場所も取りませんしね。

そんなこんなで、タイ土産の選択肢に目元ケア用品を入れていただけたら幸いです。コスメ専門店のみならず、ドラッグストアWatsons(ワトソンズ ※写真上)やBoots(ブーツ)でもわりと簡単にゲットできますよ。

 

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サパンクワイで食べるカオナーペット(ローストダックご飯)

今月はサパンクワイ強化月間と題し、完全に自己満足でサパンクワイのグルメ情報をアップしてきました。私の更新ペースではおそらくこれが9月ラストの投稿。

最後に選んだのは、ペットヤーン(ローストダック)をご飯の上に乗せたカオナーペットです。日本だと私はヒル(鴨肉)を口にする機会がほぼありません。せいぜい蕎麦屋で食べる程度?

一方、タイではアヒル肉が手頃な値段で出回っており、わりとよく食べています。カオマンガイやカオカームーほどではないにせよ、ふとした場所でカオナーペット、もしくはヒル肉を使ったバミー(中華麺)の専門店も目にします。

 

すべてのバランスが絶妙

というわけで、私とツレが何度かお邪魔しているサパンクワイのダック屋さんについて。Googleマップによれば、英語名はUncle & Aunt Braised Duck(アンクル&アント・ブレイズドダック)だそうです。

タイ語表記はก๋วยเตี๋ยวเป็ดตุ๋นยาจีนลุง&ป้า。「中国系のおじさんとおばさんのペットヤーン」みたいなニュアンスなのでしょうか。

補足として、ペットヤーンは華僑由来のいわゆるタイ中華料理。店名にチン(จีน)が付いていると一気に正統派っぽい感じがします(※あくまでも私個人の安直な感想)。

店主のおじさんにオススメを訊いたところ、「ご飯も、どっちも人気だ」的な返答。この店には夜しか行ったことがなく、昼食に麺類を食べがちな私はおのずとカオナーペットばかり注文してしまいます。

画像下がそのカオナーペット。甘めのタレに潜んでいる八角の加減がめちゃくちゃ程良いんです。八角風味のきつすぎる料理があまり得意じゃない私にはベスト。

汁だくを考慮した硬めのお米も素晴らしいし、付け合わせ(ショウガの酢漬けやコショウの効いた大根スープ)もローストダックの甘い味付けと好相性。

すべてにおいて物凄くバランスが取れています。これを出されてしまったら、なかなかバミーに浮気しようとは思いませんって。

価格はカオナーペットが60THB(約240円)。参考までに、アヒル肉をトロトロに煮込んだバミーペットトゥンも同じく60THB、バミーペットヤーンが70THB(約280円)です。いつか麺類もトライしてみます。

 

あっちの店も気になる!

もう1軒、サパンクワイには美味しいカオナーペットを提供している食堂が存在するらしいです。そのお店の名前はYu Kee(イゥキー/หยิ่วกี่)。

「らしい」と書いているくらいなので、私はYu Kee未経験者。Uncle & Aunt Braised Duckと同じプラディパット通り沿いにあるものの、若干遠いんですよね。気になりつつも、つい手前のUncle & Aunt Braised Duckで落ち着いてしまいます。

しかし、せっかくコンスタントにサパンクワイを訪れているのに、Uncle & Aunt Braised Duckのカオナーペットだけで満足してしまうのはもったいない。次こそは面倒臭がらずにYu Keeへも行ってきます。

……って大袈裟に書いていますけど、Yu KeeとUncle & Aunt Braised Duckはたかだか徒歩5~6分程度の距離。「ごちゃごちゃ言ってないで行ってこいよ」って話ですかね。とりあえず忘備録がてら、ここにメモを残させていただきました。

 

Uncle & Aunt Braised Duck前の屋台

サパンクワイ強化月間のラストを飾る記事につき、もうちょっと情報を詰め込みます。もはやカオナーペットとは何の繋がりもないのですが、Uncle & Aunt Braised Duckの斜め前に夜な夜なカオカームー(豚足煮込みご飯)の屋台が出ます。

ここも八角が抑えめで、自分的には好みの味。ツレは米がパサついている点をマイナスポイントに挙げていましたっけ。

でも、Uncle & Aunt Braised Duckに負けず劣らずの汁だくにつき、私はそこまで気になりませんでした。

大根のスープが付いて通常サイズが55THB(約220円)。コラーゲンを大量摂取できます。翌朝なんて肌がプルプルを通り越してテカテカしちゃうレヴェル。

さらに、このカオカームー屋台の裏手にある路地を進むと、50年以上続くサテの屋台がお目見えしたりして……って、サパンクワイ庶民派グルメ情報は枚挙に暇がありません。Yu Keeをはじめ、気になる店もまだまだ盛りだくさんです。

そんなこんなで、需要があろうがなかろうが関係なく、引き続き当ブログではサパンクワイをしつこくフィーチャーしていきたいと考えています。がんばってネタのストックを増やさなきゃ!

 

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サパンクワイのカオマンガイ事情

先日、このブログを読んでくれた知人に「サパンクワイ駅のすぐそばにカオマンガイの超人気店があるよね?」と言われました。え!? 全然気付かなかった……。

検索してみると、店の正体は即判明。そのMongkon Wattana(モンコン ワッタナー/ข้าวมันไก่ มงคลวัฒนา)は5~6年前に移転し、現在はBTSラチャヨーティン駅セーナーニコム駅の間あたりで営業しています。

Mongkon Wattanaなきいま、おそらくサパンクワイにはメディアでも頻繁に取り上げられるようなカオマンガイ有名店がありません。とはいえ、カオマンガイはタイのソウルフード

近所の方々が日常使いしている専門店は当然の如くしっかり存在しています。というわけで、今回はサパンクワイカオマンガイについて。

 

3種から選べるSaman Khao Man Gai 40 45

本ページのメインで紹介したいのが、何回か前に投稿したLap Suwan Shop(ラップ・スワン・ショップ/ร้านลาบสุวรรณ)の数軒隣に店を構えるSaman Khao Man Gai 40 45(サマン・カオマンガイ・40・45/สมานข้าวมันไก่ตอน 40 45)です。

ご夫婦と娘さんの家族3人で切り盛りする小ぢんまりとしたお店で、ツレは「ここのカオマンガイバンコクで一番好き」と豪語。

一時期はお父さんの不在によって「味が落ちた」と残念がっていましたが、直近のサパンクワイ滞在では晴れてお父さんが復活。「やっぱり美味いわ」とふたたび通い出しています(※ただし、お父さんが店に立つのは不定期)。

ガイトム蒸し鶏)を乗せたタイプと、ガイトート(揚げ鶏)を乗せたタイプの定番に加え、ガイヤーン(焼き鳥)を乗せたカオマンガイヤーンまでラインナップ。

1種盛りは通常サイズが45THB(約180円)で大サイズが50THB(約200円)、2種盛りは50THB、3種盛りは60THB(約240円)です。

タレもノーマルスパイシースウィートチリの3種類を用意。スウィートチリはガイトートやガイヤーン用かと思いきや、ガイトムのみのオーダーでもきっちり3種出てきました。

なお、コロナ渦中に各5THBずつ値上げ。以前は1種盛りが通常サイズ40THBで大サイズ45THBでした。店名の後ろの付いている数字は値上げ前の名残です。

値上げしたといえども、この店はコスパがめちゃくちゃ良く、通常サイズにしてもヴォリュームは一般的なカオマンガイ1.5~2倍

肉の量も多ければ米の量もハンパじゃなく、私は完食できたためしがありません。毎度ツレに手伝ってもらっています。

一度、翻訳アプリをかざしながら「少なめで」とオーダーしてみるも、「わかった、わかった」とのリアクションとは裏腹に、いつもと同じ量が盛られてきてビビリました。

いっそステルス値上げしてほしいと心底思いつつ、もしかすると量の多さには店主の譲れないこだわりがあるのかもしれません。

大食漢でない限りラージは注文しないほうがいいっていう点と、もう1つ重要ポイントがあります。それは早めの時間帯を狙うこと。

営業時間の目安は10時から20時。以前は朝からオープンしていたものの、お父さんの体調とも関係があるのか、現在は開店時間が繰り上がっています。

ちなみに、営業時間の目安とわざわざにしているのは、あくまでもGoogleマップ上に掲載されていた情報だからであって、実際には日没前に閉まっている日がほとんど。行かれる方はご注意を。

で、早めの時間帯はお米が炊き立てで激ウマなんです。一方、夕方を過ぎはお米がパサつきがちで、クォリティーはイマイチでした。

 

夜に食べたくなったら?

閉店時間が早く、そうでなくても昼過ぎを境に味が落ちていくSaman Khao Man Gai 40 45。では、サパンクワイで夜にカオマンガイを食べたくなったらどこへ駆け込むのがいいでしょうか。

そもそもサパンクワイ食堂屋台は、繁華街に比べて店じまいが早いです。うっかり夜ご飯を食べ損ねかける日も何度かありました。

そんな時の強い味方が、店名もド直球なHainanese Chicken Rice海南鶏飯)。看板にプラディパット通り支店と書かれていたので、思いっきりチェーン店です。

ガイトムが40THBで、ガイトムのガイトートのミックスが60THB。量はやや少なめ(ピンクのカオマンガイと同程度をイメージしてください)、タレは辛めでした。

普通に美味しいです。鶏もしっとり。チェーン店だけに安定感がありますし、テーブルも食器やカトラリー類も比較的キレイです。

Googleマップに書かれていた営業時間は10時半から20時。ところが、21時を回っても余裕で開いていました。ネットの情報はアテになりません。

 

近いうちに行きたい店

ネットの情報はアテにならないと書いた矢先に、ここからはネットで拾ったネタです。冒頭で触れたカオマンガイの名店、Mongkon Wattana。移転の理由は駅前開発だったらしいです。

そのMongkon Wattanaと同じく、開発によって移転を余儀なくされたSomjai Kha Moo Khao Man Gaiソムチャイ・カームー・カオマンガイ/สมใจ ขาหมูข้าวมันไก่)は、カオカームーを看板メニューに据えたお店。

……なのですが、店の名前に付け足してしまうくらいカオマンガイにも自信あり!? 「もともとMongkon Wattanaの店員さんがカオマンガイを作っている」と紹介していたブログも見受けられました(※親子2代でやっているため、息子がMongkon Wattanaで働いていた可能性は考え難く、信憑性はかなり低いです)。

地図で見ると入り組んだ住宅街のド真ん中。これってパオロ病院を突っ切って行くのかしら? 何にせよ、わかりづらいです。

この場所で営業を続けられている事実が、すでに美味い店の確固たる証みたいに思えてきました。次のサパンクワイ滞在ではマストで訪問してきます。問題は最初にカオカームーを攻めるか、カオマンガイを攻めるか。非常に悩ましいです。

 

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サパンクワイでふらっと入ってみた若者人気の高めな定食屋

バンコクはサパンクワイグルメ記事を何回か連投してみたところ、私の知識やスキルでは情報の密度も薄く、読み物としてもおもしろくならないっていう悲しい事実に直面してしまいました。

しかし、今月はサパンクワイ強化月間にすると決めた以上、このまま気付かぬふりして続けます。今回は地元の若者から支持されていると思しき、プラディパット通り沿いに新しくできた定食屋について。

 

表示価格に20THBプラスする店?

1軒目はタオプーンに本店に本店を持つKra Pao & Kod Yum 29+(ガパオ&コッドヤム29+/ร้านกระเพรา&โคตรยำ29+)。どうやらサパンクワイ店はどうやら2店舗目みたいです。

夕飯時の19時台には店の外に数組のお客さんが待っていることもしばしば。ちょっと気になって入ってみました。

上に貼った画像はメニュー表の一部。パッと見、めちゃくちゃ安く感じます。けれども、例えば左上に書かれているポークのガパオライスは、表示価格の29THBに20THBプラスして49THB(約200円)。

このページに書かれているフードは、すべて20THBプラスします。べらぼうに安いわけじゃありません。料理によってはむしろ割高。

「なぜ最初から20THB足した値段で表示しないの?」とか、「いっそ店名に引っ掛けて29THBプラスにしたらいいのに」とか、いろいろモヤモヤするのは私だけでしょうか。

写真左は私がオーダーしたガパオライス(29THB+20THB)で、右はツレがオーダーしたクリスピーポーク(59THB+20THB)。

店の壁に貼ってある写真現物が、笑えるくらい違いました。皆さんにサンプル画像をお見せしたかった……。写真だと凄く美味しそうなんですよ。実際の味は超普、見た目は平均未満

ちなみに英語メニューはなく、注文は備え付けの用紙に自分で書くスタイルです。タイ語の読み書きができない私たちは、店員さんに書いてもらいました。

サパンクワイ界隈の屋台や飲食店は比較的どこも閉店時間が早いなか、ここは23時半まで営業。そういう意味では使えます。

ただ、それ以外の際立った良さ(≒人気の秘密)が私にはイマイチわかりませんでした。もしかして表示価格に20THBプラスする謎のシステムが、新しもの好きと言われているタイ人の心を掴んだのかもしれません(たぶん違う)。

Kra Pao & Kod Yum 29+がタオプーン本店プラディパット通り支に続き、3号店・4号店・5号店……と、このまま順調に事業拡大できるのか否か、今後も密かに注目していきたいと思います。

 

デリバリーで大盛況!

続いて2軒目のRad Na Hia Uan(ラッド・ナ・ヒア・ウアン)は、かのミシュランに対抗してシェル石油が始めた、緑の丼マークでお馴染みのシェル・チュアン・チム認証店です。

プラディパット支店となっていたため、いくつか店を構えているっぽいのですが、Safari World(サファリ・ワールド)近くにあった1店舗の他に支店は見つけられませんでした。たぶんそこまで大きなチェーン展開はしていない模様。

ピーク時にはほぼ満席のKra Pao & Kod Yum 29+に対し、Rad Na Hia Uanはあまり店内で食べているお客さんがいません。

で、この日、腹ペコだった私たちはすぐに食べられるだろうと入店するも、ひっきりなしにGRABの配達員が品物を受け取りに来るじゃないですか。

大誤算。かなり待たされました。コロナ禍が落ち着いてもなお、バンコクでのフード・デリバリー需要がますます伸びている様子を実感した瞬間です。

私が注文したのは写真上のガパオ(79THB/約320円)。1軒目に続いてまたガパオ。一応お伝えしておくと、普段はガパオ以外のタイ料理もたくさん食べています。偶然メニューが被ってしまいました。

食への探求心が強いツレは、スキヤキなる1皿をチョイス。エビ入りが100THB(約400円 ※写真下)で、エビ抜きが85THB(約340円)です。

日本人がイメージするスキヤキとはだいぶかけ離れ、だからといってタイスキっぽい雰囲気でもなく、「具材春雨を出汁で炒めて、ほんのりスイートチリを効かせた味」とツレが申しておりました。わかるような、わからないような。なかなか美味しかったらしいです。

ガパオもクォリティー高め。肉はジューシーだし、バジルの量もそこそこ多めだし、私的には辛さも絶妙だし(まあまあ辛いです)、目玉焼きはやや固めの半熟だし、流石はシェル・チュアン・チム認証店。安定感があります。

「また食べたい」とツレに言ったら、「あんなに待つのは勘弁」と即却下。今度は本でも持参して1人で行ってみます。ラートナー(タイ風のあんかけ麺)のヴィジュアル・インパクトが強烈で……。次はそれかな。

Rad Na Hia Uanの何がいいって、店内がキレイな点。日本だとクレーム必至級の汚い皿がタイの大衆食堂では当たり前に出てくるので、潔癖気味の方には特にオススメです。ついでに、英語のメニュー表も置いています。

 

そんなこんなで、サパンクワイ繁盛している定食屋さん2軒でした。どちらもメニューの種類が豊富。ガパオしか食べていない私が言っても説得力ゼロですけど、これ系の店はあれこれ試せるのも専門店にない大きな魅力だと思っています。

 

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チャトゥチャックの前に立ち寄りたい、サパンクワイの駅近な朝食スポット

直近のブログでは、バンコクサパンクワイのグルメ情報についてあれこれ紹介しています。今回は朝食スポットを2軒。どちらも駅近の店を選んでみました。

サパンクワイChatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)の最寄り駅の1つ。下記の2軒はショッピング前の腹ごしらえにも凄く適したロケーションです。

 

①栄養満点のクイッティアオ

1軒目は駅の真下にあるクイッティアオ屋のHia Tong Pork Soup & Tum Yum Noodles(ヒアトン・ポークスープ&トムヤム・ヌードル/ต.ตำลึง เฮียตง เกาเหลาเลือดหมู)です。

客層は地元の方ばかり。私はこの店で外国人の旅行者を見かけたことがありません。けれども、英語のメニューもきちんと用意されているのが嬉しいポイント。

オーダー方法は、まずクリア・スープか、トムヤム・スープか、汁なしかをチョイスします。続いて5種類の麺から好みのタイプを決め、最後に具材を指定。

メインとなる具材はポークのみ。クリスピー、ミンチ、茹でてスライスしたものに加えて、ホルモン(ショウチョウ・テッポウ・レバー・ガツ・ハツ)がありました。特に苦手な部位がなければ、全盛りでOKかと思います。

価格はレギュラー・サイズが55THB(約220円)、ラージ・サイズが75THB(約300円)。ご飯党の方はガオラオ(麺なし)にしてライス(10THB/約40円)を追加するのも手でしょう。

私が注文するのは、だいたい決まってクリア・スープ太めの卵麺トッピング全盛りです(※写真下)。

もともとガツが少々苦手で、初めて来店した時に「Without Stomach」とかメニューを指しながら言ってみたものの、まったく通じませんでした。

仕方なしに食べてみると、ガツ特有の臭みがなく、余裕でイケたんですよ。それ以来、迷わず全盛りにしています。

この1杯で鉄分やたんぱく質が摂取できるし、青菜も入っているし、朝のエネルギーをチャージするのにもってこい。あっさり系のスープと一緒にスルスル食べられます。

ちなみに、100m先にはトムヤム・クイッティアオの専門店、Nua Pochana(ヌア・ポーチャナー ※詳しくはこちら)があるので、トムヤム好きやホルモン嫌いな方にはそちらもオススメしておきます。ただし、Nua Pochanaは昼からの営業です。

 

②優しさでいっぱいのジョーク

続いてはジョーク(タイ式のお粥)。サパンクワイのジョーク屋は、過去にこちらのページでも1軒取り上げています。

その店もわりと駅近で、なおかつ、めちゃくちゃ美味しいんですけど、9時前には売り切れてしまい、しかも日曜定休。Chatuchak前に行っても土曜は売り切れている可能性が高く、日曜はそもそもやっていません。

そこで、もう1軒別のジョーク屋台をピックアップしました。場所はオーガニック・ショップのSuvarnabhumi Herb Store手前の路地沿いです。

お店の名前はジョーク何ちゃら。โจ๊ก(ジョーク)の後ろが読めませんでした。ゴメンナサイ。Googleマップにも出てきません(※上掲のマップの位置をSuvarnabhumi Herb Storeにセットしているのはそのためです)。

ジョーク1杯の値段は、卵入りにしても35THB(約140円)。値上げラッシュが止まらないバンコクの中でも、庶民の街サパンクワイは物価の上昇率が緩やかです。

ここのジョークは豚ミンチレバー入りで、さきほどのHia Tong Pork Soup & Tum Yum Noodlesと同様にビックリするくらいレバーが新鮮。おそらく毎日朝〆のものを仕入れている様子でした。

具材の鮮度の良さと併せて印象に残ったのが米粒の細かさ。液体になる寸前みたいな、何とかギリギリ個体を維持していて、いつ行っても煮込み加減が絶妙です。

余談ですが、店主のお母さんが物凄くチャーミング。ジョークを食べた日も食べなかった日も、前を通るたびに軽く手を振るか、手がふさがっている時はアイコンタクトを送ってくれます。

でもそれ以上は何もなく、特に話しかけられもしません。この距離感がたまらなく心地良くて! お母さんの作るジョークに負けず劣らず、お母さん自身も優しさでいっぱいです。

サパンクワイバンコク旅行の滞在拠点としてかなり優れた場所なんじゃないかと思っています。街の雰囲気もなかなかおもしろいです(※詳しくは『バンコクの宿泊エリアにサパンクワイをオススメする3つの理由』にて)。

とはいえ、やっぱりスクンビットリバーサイドといった人気エリアに泊まりたい気持ちもわかります。

ならば、Chatuchakへ行くついでに、ちょっとだけでもサパンクワイの空気を味わってもらいたい……なんて思いを今回の記事には込めてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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カオソーイ好きは要チェック! サパンクワイで食べられる名店の味×2!!

今回はバンコクサパンクワイにあるカオソーイの店を紹介します。ココナッツが効いたクリーミーなカレー味のスープと、上にトッピングされたカリカリの揚げ麺がポイントのカオソーイは、日本人にもファンの多いタイ北部発祥の麺料理。

最初に白状しておくと、私はココナッツ系のカレーがあまり得意じゃなく、率先してカオソーイを食べているわけではありません。下記の2店もツレに誘われて行きました。

 

①地元に愛されるHann Khao Soi Lovers

1軒目はサパンクワイ・インターセクションに程近いサリラットタウィパック通り沿いのHann Khao Soi Lovers(ハン・カオソーイ・ラヴァーズ)。

以前は隣駅のアーリーに店を構えていたらしいです。ついでに、私が知らなかっただけで、『激旨!タイ食堂』にも取り上げられるなど、かなりの名店なんだとか。

売れ筋No.1のカオソーイに、カオモッガイ(タイ風のビリヤニ)、ゲーンハンレー(ココナッツを使わないカレー)、カノムジーンナムギャオ(スペアリブとトマトを使った麺料理)をはじめ、タイ北部の麺類/ご飯物を中心にラインナップ。

価格はカオソーイとカオモッガイがそれぞれ70THB(約280円)。その他はメモし忘れました。だいたいどれも60~90THB(約240~360円)だったはず。

Hann Khao Soi Loversのカオソーイ(※写真上)は、そこまでココナッツ・ミルクが主張しておらず、代わりにスパイスがしっかり前に立っています(※辛くはありません)。私的には好きなタイプ。

麺の種類は、カオソーイではお馴染みのちょっと縮れた平打ちのエッグ・ヌードル。スープによく絡みます。具材は定番のに加え、もありました。

別日にカオモッガイ※写真下)を食べてみることに。カオソーイにも乗っているチキンレッグは驚くほどホロホロ。パクチー・ベースの酸味の効いたソースも絶品。看板メニューのカオソーイに負けず劣らず、こちらもハイクォリティーです。

めちゃくちゃ余談ですが、Hann Khao Soi Loversの道路を挿んで斜め向かいにThe Cop(ザ・コップ)なる警察グッズ専門店があります。

ちらっと外から覗き込んだところ、制服やヘルメット、ベルトのバックル、警棒、さらには警察手帳まで売られているじゃないですか。このショップ何?

興味津々で扉を開けた瞬間、間髪入れずに入店拒否。せめてもの悪あがきで、店の外観をカメラに収めていたら、それも怒られました(ブログに上げちゃっていますけど……)。どうも警察関係者しか入れないガチな店のようです。コスプレ・ショップじゃありませんでした。

……にしても、警察手帳を目立つ場所に陳列するって、すなわち紛失する警官がけっこういると解釈して問題ないですよね?

紛失した警察手帳を署で再発行するのではなく、店で購入するシステムなのが凄い。わりと何でもお金で解決できるタイ。一般人もお金さえ積めば余裕で警察手帳をゲットできそうな気がしてしまいました。

 

②Khao Soi Lam Duanのサパンクワイ

さて、話を本筋に戻して2軒目のKhao Soi Lam Duan(カオソーイ・ラムドゥアン)は、チェンマイに本店を構える老舗カオソーイ屋です。ミシュランガイドにも2020年・2021年・2022年と3年連続で選出。

サパンクワイ以外にも、バンコクではサトーンBTSバンジャーク駅近く、そしてIconsiam(アイコンサイアム)に支店を展開しています。

カオソーイの値段はチキンが79THB(約320円)、チキン+ビーフ+ポークの3大ミートが一堂に会した全盛りが109THB(約440円)。

個体化する一歩手前みたいなトロトロ(ドロドロ?)のスープはとにかくコクが凄くて、誤解を恐れずに書くと、超高級な日清カップヌードルのカレー味……っていうのが一口食べた時の感想。ジャガイモっぽい風味を感じました(実際にジャガイモが入っているかは不明)。

こんなレポートじゃ天下のミシュランに笑われますかね。後から複雑なスパイスの味がドドッと押し寄せきつつも、このあたりは私の語彙力だと上手く説明できません。ゴメンナサイ。

なお、隣のアーリー駅にもミシュランに掲載されたカオソーイの人気店、Ong Tong Khao Soi(オントン・カオソーイ)があります(※詳しくはこちら)。

別に比べるものではないと前置きしたうえで、私はOng Tong Khao SoiよりKhao Soi Lam Duan派。前者はぬるい状態で出てきたせいか、ココナッツのまったり感が強烈でした(※あくまでも個人の感想です)。

 

冒頭でもお伝えした通り、私はカオソーイに対して消極的です。そんな私でも①のHann Khao Soi Loversと②のKhao Soi Lam Duanは文句なしに美味しいと感じたので、たぶんどちらもレヴェルは高いと断言して差し支えないでしょう。

補足として、BTSのサパンクワイ駅はChatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)の最寄り駅の1つ。何ならモーチットで下車するより行きやすいです(※詳しくはこちら)。

①も②も駅を挿んでChatuchakの反対側にあるものの、徒歩でアクセスできる距離。カオソーイ好きの方はショッピングがてらぜひぜひ足を運んでみてください。

 

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サパンクワイでチムチュムとムーカタを喰らう

今月はサパンクワイのグルメ・スポットを紹介しています。今回は鍋縛りで2軒ピックアップ。さっそく始めましょう。

 

野外BBQ場っぽいムードの店

1軒目は、女子会やデート利用の若者が目立つJim Jum Thai Hotpot(チムチュム・タイ・ホットポット)。お店で働くスタッフも全員若めです。

前回のLap Suwan Shop(ラップ・スワン・ショップ/ร้านลาบสุวรรณ)が渋めのチョイスだったため、まずはあえてこういう客層の店を攻めてみました。

名前に違わず看板メニューはチムチュム※写真上)と、そしてムーカタ(ムーガタ ※写真下)。前者が229THB(約920円)で、後者が370THB(約1480円)です。

めちゃくちゃポジティヴな意味で、チムチュムもムーカタも超平均的な味。肉も普通なら、野菜もタレもすべてが普通です。

その普通さに具合に安心感を覚え、夕飯に何を食べるか迷った際は、つい足を運んでしまう感じ。たぶんチェーン店なのだと思います。いつ行っても裏切りません。

ちなみに、ムーカタは豪華版の570THB(約2280円)もありますが、通常タイプの370THBでもシーフード付きでした。

また、サイドメニューもそれなりに充実していて、とりわけ店員さんにゴリ押しされたニンニクたっぷりの手羽先フライドチキンが美味。ビールとの相性が抜群に良好です。

お店の場所は、Green Pradipat(グリーン・プラディパット・マーケット)なる屋外フードコートの一画。同じ敷地内には韓国焼肉日本式のラーメン店が並んでいます。

Jim Jum Thai Hotpotの何が良いって、広々とした屋外で鍋をつつけるという、いかにも旅っぽい気分(?)が味わえるロケーションに尽きるでしょうか。

なお、同じプラディパット通り沿いには屋外フードコートがもう1つあって、キャンプをコンセプトにしたそのThe Camping Ground(キャンピング・グラウンド)は、Green Pradipatよりワンランク上のお洒落な雰囲気。

チュムチュムの屋台も出ていますし、外国人ツーリストもちょくちょく来ています。ただし、サパンクワイの相場と比べて値段が少し張るのと、ビールを出していないのとで(コンビニもやや遠い)、私とツレはあまり行きません。

 

近所の酒飲みに愛される店

続いてのKhon Kaen Duck Larb(コンケン・ダック・ラープ/ร้านลาบเป็ด)は、近所の中高年層が居酒屋感覚でよく使っているイサーン料理屋

店名からラープがウリなのかと思いきや、ほとんどのテーブルで頼まれているのがチュムチュムです。

メニューがまったく読めず、それぞれの単価がわからないものの、チムチュムソムタムカーオポート(とうもろこしのソムタム)とビール大瓶カオニャオを頼んで合計330THB(約1320円)。

一口メモとして、ソムタムをオーダーする時にツレが「タオライペ=辛くしないで」と伝えるも、そこそこ辛いものが出てきました。客の大半がアルコールを飲んでいるせいか、全体的にスパイシーな味付けなのかもしれません。

……っていう私の勝手な予想は見事に外れ、「タオライペ」のやりとりを聞いていた隣のテーブルのおじさんが、「ここのソムタムは全然辛くないよ。むしろ俺には甘すぎる」と話しかけくるじゃないですか。流石はタイ人、辛さに強いです。

そのおじさんが「俺が毎回頼むのはこれだね」とホイクレーン・ルアック(茹でた赤貝)をオススメしてくれました。この店に限らず、タイカンボジアでは酒飲みが赤貝を肴にしている姿をたびたび見かけます。

貝でお腹を壊したことなんて一度もないくせに、東南アジアではどうしても貝類を躊躇してしまう私。Khon Kaen Duck Larbには複数回行っているのに、せっかく常連さんが教えてくれたホイクレーン・ルアックはまだトライできていません。

 

そんなこんなで、客層がまるで異なるサパンクワイのチムチュム店2軒でした。サパンクワイのグルメ・シリーズは次回以降もしばらく続きます。

 

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ローカル気分が存分に味わえるサパンクワイのイサーン料理店

今月はサパンクワイ強化月間グローバル化が進んでいるバンコクにおいて、いまなお昔懐かしい下町風情が色濃く残る同エリアの飲食店を取り上げていきます。

ちなみに、前回の記事ではツーリストにとってサパンクワイがいかに魅力的な街かというのを綴ってみました。お時間があれば併せてご覧いただけると嬉しいです。

 

庶民の胃袋を満たすローカル食堂

今回ご紹介するのは、Wat Pai Tan(パイタン寺)の参道沿いに店を構えるLap Suwan Shop(ラップ・スワン・ショップ/ร้านลาบสุวรรณ)。

店先でガイヤーンを焼いているイサーン料理の食堂で、大きな看板は出ていないものの、比較的わかりやすい場所に位置しています。

ついでに、Chatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)からもすぐ。マーケットのSection3と4の間にある小さいゲートを出て、カンペーンペット通りを渡ったら、徒歩5分前後で辿り着けます。

バンコクのサパンクワイってどんな街?』で書いている、下着姿の青年(たぶんヤク中)と警官の追いかけっこを目撃したのがまさにこのLap Suwan。

前回の『バンコクの宿泊拠点にサパンクワイをオススメする3つの理由』で触れた、地元の男衆がギャンブルに勤しむ謎の商店も目と鼻の先です。

店内の様子は下掲の画像の通り。お世辞にもキレイとは言えません。外国人観光客はいつ行っても私たち以外ゼロ。地元のマダム女性従業員が雑談に興じていて、パッと見、ふらっと入るには少し敷居が高いです。

でも、席に座って注文しただけなのに「良いチョイスだ」と周りの酔っ払いが褒めてくれたり、食べている最中も近くのテーブルの人が「どうだ、美味いだろ?」と話しかけてくれたり、実際はとってもウェルカムなムード。

良い意味で飾り気がなく、懐深くて、下町情緒たっぷりなサパンクワイの魅力を、ストレートに体現しているのがLap Suwanかな~とも感じています。

 

こんなものを食べています

私とツレの定番オーダーがこちら。40THBのガイヤーンを2皿と、40THBのソムタムカーオポート(とうもろこしのソムタム)を1皿、10THBのカオニャオ(もち米)を2つで、合計140THB(約560円 ※1人280円)。

インフレなんてどこ吹く風。フードの値段は現在のバンコク(特にBTS沿線)の相場からすると、かなり安い気がします。

参考までに、カオニャオ2つをChangビール大瓶2本に置き換えたら合計280THB(約1120円 ※1人560円)。ビールはわりと一般的な価格です。

たまに写真上のチムチュムも頼みます。値段は120THB(約480円)。他所だと200~250THB(約800~1000円)は軽くするので、やっぱりこれも破格。

Lap Suwanのチムチュムは出汁の味付けが濃いうえに、肉にもしっかり下味がついていて、物凄くビールが進みます。

もう1つのお気に入りが、タムスア(40THB/約160円)の持ち帰り。ソムタムに米粉製の細い麺(=スア)をドッキングさせたタムスアは、私の好きなタイ料理Top5内に必ずランクインする一品です。

Lap Suwanのタムスアはパパイヤが豪快にカットされ、食べ応えが抜群。シャキシャキ食感がたまりません。バジルなど生野菜を大量におまけしてくれて、40THBでお腹いっぱいになれます。

忘れちゃいけないのはテイクアウトが断然良い点。これはLap Suwanに限った話ではなく、店で出されるタムスアはだいたい常温。冷蔵庫(または冷凍庫)でキンキンに冷やすと、美味しさが爆上がりします。

ご当地の冷たい麺料理がなぜかほとんど出回っていなタイ。常夏の国には製麺が合うと思うんですけどね。で、暑さにやられた時、私はタムスアを買って帰り、宿泊先の冷蔵庫で冷やしてするっと栄養補給しています。

 

外テーブルがオススメ

最後に座る席のポイントを。私たちは外テーブルでよく食べています。外テーブルにするメリットは、単純にオープンエアで気持ちが良いのに加え、ちょっとしたお楽しみもあるんです。

そのお楽しみとは、アイスクリームやフルーツ売りをはじめ、行商がちょくちょく真横を通ること。夕方以降には酒飲み相手にスルメ売りも出現します。

飲食店に他で買った食べ物を持ち込むのはマナー違反だろうと、最初のうちは指をくわえてただただ眺めていました。

ところが、従業員お客さんも、普通に買って、普通に食べているじゃないですか。ならば、買う以外に選択肢はありません。てか、従業員も接客中に買い食いしているあたりが緩くて最高です。

Lap Suwanにはこれといった名物料理があるわけでもなく、ぶっちゃけ、ガイドブック常連系の人気店と比べてしまうと際立って美味しいわけでもありません。

ここの何が素晴らしいって、とにかく雰囲気。Chatuchak Weekend Marketから近いため、買い物帰りに足を運んでみてはいかがでしょうか。

地元の方々のリアルな営みに溶け込める経験って、観光地のレストランじゃなかなかできない貴重なもの。ぜひ皆さんにもこの空間を味わっていただきたいです。

 

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バンコクの宿泊拠点にサパンクワイをオススメする3つの理由

バンコクで人気の宿泊エリアと言えば、スクンビット、サイアム、シーロム、サパーンタクシン近くのリバーサイド、カオサンを含む王宮周辺あたりでしょうか。

これらに比べると、サパンクワイマイナー感が拭えません。でもトータルのバランスで見た時に、滞在先として凄く優れた場所なんじゃないかと思っています。

そこで、今回はバンコクの宿泊エリアにサパンクワイをオススメする3つの理由をつらつら書いてみることにしました。

なお、過去にも『バンコクのサパンクワイってどんな街?』というページを投稿しています。読み返すのも嫌になるくらい全然ダメ。リサーチが甘すぎです。

あれ以来、何度かサパンクワイに泊まって少しは詳しくなったつもりなので、同記事は自分的に『バンコクのサパンクワイってどんな街?』のアップデート版、もしくはリヴェンジ版みたいな感じで捉えています。内容が重複している箇所もありつつ、そのへんは大目に見てやってください。

 

理由①公共交通の便が良い

BTSもMRTも使えて電車派にもってこい!

サパンクワイにはBTSスカイトレイン)が通っていて、隣はチャトゥチャック公園最寄りのモーチット駅、逆隣は洒落たカフェやオフィスが並ぶアーリー駅です。

ちなみに、チャトゥチャック公園の南側に隣接するChatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)へは、モーチット駅よりサパンクワイ駅からのほうが混雑ゼロでスムースに辿り着けます。

私が最初にサパンクワイへ泊まった一番の理由も、Chatuchak Weekend Marketに歩いて行けるからでした。

また、MRT(地下鉄)のカムペーンペット駅も徒歩圏内。新鮮な果物を目当てに朝からふらっとOr Tor Kor Market(オートーコー市場)へだって行ける環境です。

 

バスの路線も充実!

電車だけじゃなく、Via Busアプリを駆使して積極的に路線バスを利用するようになった近頃の私は、その使い勝手の良さにも驚いています。サパンクワイからバス1本でアクセスできる主なスポットを、以下にピックアップしてみました。

まずBTS2番出口にある停留所からは、3番・44番・59番・503番・509番でカオサン近くの民衆記念塔へ、44番でワット・ポーへ、8番でパークローン花市場へ(※パーククローンからパフラット市場やヤワラーを散歩するのもオススメ。詳しくはこちら)、28番・524番で南バス・ターミナル(サイマイタイ)へ、77番でプラトゥーナム市場へ行けます。

そして、BTS1番出口にある下り路線の停留所からは、A2番でドンムアン空港へ、26番でルンピニ・ムエタイ・スタジアムへ、26番・34番・39番・59番・503番でJodd Fairs DanNeramit(ジョッド・フェアー・デーンネラミット)で話題のラップラオへ、29番・34番・39番・59番・503番・510番でフューチャー・パーク・ランシットへ、77番・157番・509番で北バス・ターミナルへ行けます。

さらに、BTSのサパンクワイ駅があるパホンヨーティン通りからプラディパット通りまで出たら、117番でノンタブリー船着場へ、74番でクロントゥーイ・バス・ターミナル※クロントゥーイ市場から徒歩10分弱)へ行けるほか、スティサンやホワイクワン経由でサイアムを巡回するバスも通っています。

ただの羅列になってしまってゴメンナサイ。サパンクワイに拠点を置き、電車に加えてバスも併用すると、お金をかけずに行動範囲がグッと広がる……といったメリットがうっすら伝われば幸いです。

 

理由②街の雰囲気が良い

2つ目の理由に関しては、『バンコクのサパンクワイってどんな街?』でも綴っている通り。コロナ禍中に小綺麗なオフィスビルコンドミニアムがチラホラ建設されたものの、1本路地に入ると昔ながらの下町情緒がまだまだ爆発しています。

例えば、パホンヨーティンSoi15の一画に小さな商店があります。パッと見る限り酒しか置いてなさそうなその店では、闘鶏ムエタイの中継をテレビでダラ流し。

そこに地元の男性がゾロゾロ集まり、店先のベンチに座って昼夜/休日平日問わず賭け事に勤しんでいます。たぶん店員さんは賭博にノータッチ。どうも客が勝手にやっている様子です。

上機嫌なおじさん同士が肩を組んで合唱しはじめたかと思えば、取っ組み合いの喧嘩も日常茶飯事。晴天の午前中になぜかズブ濡れでタイ・ウィスキーを瓶のままかっ喰らっている猛者もいました。

……って、賭場の話を持ち出しても、良い印象は受けませんかね(笑)。失礼しました。とにかく緩いというか大らか

Tシャツ+ノーパン(orノーおむつ)の子どもたちが路地を駆け回っていたり、人目も憚らず酔っ払い亭主をホウキで叩くお母さんがいたり……。

私がひとりでバスを待っている間も、「どこへ行くんだ?」とか、「バスの乗り方は知っているのか?」とか、「外国人なのに何でタクシーや電車に乗らないんだ?」とか、いろいろな人に声を掛けられます。昭和感がハンパない。

都会の人間は冷たいだなんて、サパンクワイには該当しません。国際都市バンコクの洗練された雰囲気を求める方にはオススメできませんが、庶民の暮らしを覗き見したい方にはうってつけ。私はこの街の空気が嫌いじゃないです。

 

理由③食べ物が安い

3つ目の理由は、2つ目にも若干リンクするかもしれません。繁華街を中心に撤去が続く屋台も、サパンクワイではバリバリ健在。とりわけプラディパット通りでは夕方になるとさまざまな屋台がぎっしり連なります。

私とツレが夕食後によく購入しているフルーツ・スムージーは25THB(約100円)から。他の地区では倍の値段を取られるケースもザラです。

ご参考までに、屋台だとクイッティアオは35~45THB(140~180円)、カオカームーは50~55THB(約200~220円)、ガイヤーンは40THB(約160円)。

バンコクに足繁く通っている方ならおわかりいただけるはず。物価上昇が続くバンコク(とりわけBTS沿線)においても、なぜかサパンクワイはほぼほぼ5~6年前の相場で止まっているんです。

で、「屋台に客を総取りされてたまるか!」とばかりに、個人経営の食堂も押し並べて価格は低め。サパンクワイに滞在している間は食費がかなり抑えられます。節約派ツーリストな私たちにとってはありがたい限り。

そんなこんなで、次回からしばらくサパンクワイのグルメ・ネタを連投したいと思います。今月はサパンクワイ強化月間にします。いま決めました。

タイに精通された旅行作家の下川裕治さんも、若かりし日はよくサパンクワイに泊まっていたと何かで読みました。現在のサパンクワイはその頃よりもずいぶん洗練されているに違いありません。

それでも、下川さんが惹かれたサパンクワイの下町風情はいまもちゃんと息づいています。交通の便が良くて、安くて美味いローカル飯が楽しめるサパンクワイバンコクを旅行する折には、ぜひ滞在先に選んでみてはいかがでしょうか。

 

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アユタヤ銀行(クルンシー)の非居住者向け口座は1年間放置すると凍結されるって本当? 嘘?

SEO対策はまるで行っていない私も(※必要性を感じつつ、単にやり方がわからない)、月1程度はGoogle Search Consoleでどんな記事が検索流入されているのかチェックするようにしています。

すると、タイの渡航制限が解除されたあたりから、アユタヤ銀行(現地呼称は“クルンシー/Krungsri”)の非居住口座=NRBA(Non-Resident Bath Account)のページが、地味に見られ続けていることに気付きました。

ブログを始めて間もない頃に書いた記事なのにありがたい限り。そこで今回は、NRBAの続報について触れたいと思います。

 

NRBAとは?

現在、外国人がタイで銀行口座を開設するのは、ちょっとハードルが高いです。銀行によっては3か月以上の賃貸借契約書が必要とか、配偶者ビザを受けつけてくれないとか。

まあ、マネーロンダリング防止を目的に外国人の口座開設の条件が厳しくなっているのは、何もタイに限った話じゃありませんけどね。

とはいえ、旅行出張でちょくちょくタイへ行かれる方は現地の銀行口座を持ちたいでしょう。そうしたユーザーのニーズに応えてくれるのがNRBAです。

開設方法に関しては下掲のリンク先よりご確認ください。持参するのはパスポートのみ。私の時は約20分で手続きが完了しました。

emi13-farout.hatenablog.com

 

もしかして凍結されてる?

利息がつかなかったり、ATMでの預け入れができなかったり、ネットバンキングがNGだったり(これはかなり痛い)、NRBAにはいろいろと厄介な制限があります。詳しくはこちらのファクトシートにて。

その制限のうちの1つが、過去1年間で1度も口座に動きがなければ凍結されるというもの。コロナ禍で入国規制が強化されていた時期、私はタイ通いをお休みしていました。おのずと銀行口座も止まったままです。

気付くと最後の取引から1年以上が経過していたため、日本語専用コールセンターに電話してみました。

なお、アユタヤ銀行は三菱東京UFJ銀行連結子会社。すべてのATMが日本語表示に切り替えられるなど、邦人向けのサービスが充実していて助かります。

オペレーターの方に調べてもらったところ、やはり私の口座は絶賛凍結中。「凍結を解くにはパスポート通帳の原本を持参し、現地の支店で手続きしてください」と言われました(※この話には別のオチがあります。もうしばらく読み進めてください)。

 

いざ手続きへ!

そんなこんなで、コロナ明け初めての訪タイでは、口座の凍結を解除する重大ミッションが私に課されたわけです。

アユタヤ銀行の日本語デスク設置店は全部で4つ。アカウントの開設はトンロー支店で行いましたが、いまはプロンポンのエムクオーティエ(EmQuartier)3階にある店舗を贔屓にしています。

駅から徒歩20分のトンロー支店と比べ、駅直結のエムクオーティエ支店は、その便利なロケーションも相俟って、毎回わりと待たされます。この日も30分くらい待った末、やっと自分の番が回ってきました。

「凍結を解きたいです」と伝えたら、「ATMカードの年間費300THBが毎年引き落とされているので、お客様の口座は凍結されていません」ですって。え?

ちなみに、手元のATMカードにはデビットカード機能が付随しています。そのデビットカードを一切使っていなかった私は、これを機にカードを変更したいとお願いしてみるも、キャッシュカードのみのタイプは存在しないみたい(本当に?)。

タイではアプリ上のワンタイムパスでATMから現金を引き出すのが一般化してきたものの、NRBA口座はアプリに対応していません。

つまり、窓口の係員さん曰くNRBAのATMカードはデビットカード機能付き一択。年間300THBの年間費が引き落とされるぶん、預金残高がある以上、口座は凍結し得ないそうです。コールセンターでのやりとりは何だったんだ……。

 

まとめ

NRBA口座は仮に現金の引き出しや預け入れが1年間なかったとしても、ATMカードの年間費300THBのおかげで(せいで?)凍結されません。

預金額が2000THBを下回る場合は、月々50THBの手数料が差し引かれ、残高が底を突いた時点で初めて凍結となります。

年間300THB(約1200円)を高いと見るか否かは人それぞれ。貧乏性な私は「カオマンガイ6皿相当か……」なんて考えちゃいます。しかも、NRBAは制約だらけで使い勝手があまりよろしくないときた。

けれども、LCC深夜便バンコク入りするケースが多い私は、これまで何だかんだこの口座に救われてきましたし、加えて昨今は泣けてくるほどの円安続き。

ふとしたきっかけで円高に触れたタイミングに、すぐバーツを送金できる受け皿があったほうがいいかな~とぼんやり考え、いまはまだ解約に至っていません。

 

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バンコクのコリアンタウンにあるViking BBQにK-Pop好きの地元っ子も大興奮!?

ここ数年、バンコクへ行くたびに韓国料理の浸透ぶりに驚かされています。例えばパッピンスビンスーの呼び名ですっかり定着(※語尾をしっかり伸ばすのがタイ流)。

旬の韓国スウィーツ屋台だって、あまり時間差なくJodd Fairs(ジョド・フェアーズ)を筆頭とした都市部の人気ナイトマーケットにお目見えします。

そうしたバンコクにおける韓食ブームの中で、いまもっとも売上を伸ばしているんじゃないかと個人的に思っているのが、リーズナブルな価格帯の焼肉食べ放題

いや、以前からちょいちょい目にはしていました。当ブログでも過去にトンローのKOSIRAE(ゴシレ)を取り上げています。

しかし、コロナ禍を前後し、BTSスカイトレイン)主要駅周辺に1~2店舗はこの業態の店がオープンしていそうな勢い。本当によく見かけます。ということで、今回は韓国式の焼肉ビュッフェについて。

なお、こんな書き出しで始めたからには新店を紹介すべきだろうとも思いつつ、ここで取り上げるのはコリアンタウンことSukhumvit Plazaスクンビット・プラザ)内の繁盛店。少なくとも5~6年は現在のスタイルで営業を続けています。

 

Sukhumvit Plazaとは?

アソークから徒歩4~5分の場所にある4階建ての商業施設、Sukhumvit Plaza。90年代初頭に在タイ韓国人数名がこの建物で商売を始め、90年代半ばにはビル丸ごとコリアンタウン化したらしいです。

Sukhumvit Plazaには韓国料理店や韓国食材を扱うスーパーはもとより、韓国人向けの旅行会社不動産屋美容院、ひいてはディスペンサリーまでもが出店。

在タイ・コリアンの心の拠りどころみたいになっていて、以前はお客さんのほとんどが韓国人、そこに現地在住の日本人富裕層っぽいタイ人がチラホラ混ざっている程度でした。

ところが、K-Popの爆発的なブームをきっかけに、ごく一般的なバンコクの若者たちもこぞってSukhumvit Plazaを訪れるように。

 

Sukhumvit Plazaがいま熱い!?

K-Popブームって一言で括っても「いつのだよ?」って感じですかね。2000年代の終わりもBIGBANG少女時代2NE1、そして2PMあたりは確かにタイでも流行っていました。特にタイ人の血を引く2PMのニックンは有名企業の広告塔も務めていた記憶が……。

とはいえ、これほどの社会現象になったのは、俗にK-Pop第3世代と括られているBTSBLACKPINKの存在が大きいのかなと思っています。

ブリラム出身のLISA(BLACKPINK)の人気なんて、もうとんでもないです。街中LISAのポスターだらけと言っても過言ではありません。

また、今年6月にタイのマクドナルドがNew Jeansとコラボした背景には、日本と中国を除く世界中のマックで販売されたBTSミール(2021年)が、タイで上々の売上を記録したこともかなり強く影響しているとか。

もちろん、第2世代から綿々と続く流れがあってこそ現在の状況が生まれたわけで、何もBTSBLACKPINKだけが凄いって言いたいんじゃないですよ。

ついでに第3世代で言うと、3年前にたまたま遭遇したGOT7のパネル&グッズ展示会も熱気ムンムンでした(※写真上)。

とにもかくにも、そうしたK-Popブームに加え、タイの経済発展食の多様化が上手い具合に重なって韓国料理が中間層にも普及し、30年以上の歴史を持つSukhumvit Plazaがホットなグルメ・スポットとして浮上。

ゆえに、真新しい焼肉屋ではなく、あえてSukhumvit Plazaの店をチョイスした次第です(前置き長すぎ!)。

 

サイドメニューが豊富なViking BBQ

さて、ようやく本稿の主役であるViking Korean BBQ Buffetヴァイキング・コリアン・バーベキュー・ビュッフェ)の話を。場所はSukhumvit Plazaの1階、向かって右側の一番奥です。かねてよりツレが激押ししていました。

平日のランチタイムだと1人299THB(約1200円)、その他の時間帯だと1人359THB(約1440円)というお手頃な値段もさることながら、ツレがViking BBQをプッシュしている一番の理由はサイドメニューの豊富さ。

ヤンニョムチキン、ジョン、チヂミ、チャプチェ、ケランマリ、キンパ、ホバクジュク、ジャージャー麺、インスタントのラーメンなどなどが食べ放題の料金に含まれています(※麺類は注文してから作ってくれます)。

ナムルやキムチ、スープだって複数の種類を常備。ライスと合わせて自分好みのクッパビビンパにもカスタマイズできます。

肝心のBBQメニューは豚肉(味付き/味なしのサムギョプサルやロース)、ソーセージ、それにイカ白身魚といったシーフードがいくつか置かれていました。牛肉はありませんが、牛肉なしでもめちゃくちゃお得な気がします。

週末は激混みだと聞いていたので、私たちはド平日の昼間に来店。想像していた以上にお客さんはタイ人率が高く、とりわけ近隣のオフィスで働いていると思しき方々が目立ちました。

午後の勤務を気にしてか、髪の毛への臭い移りを防ぐ目的でシャンプーハットを被っている女性グループも数組いたりして(もしかしてタイ人の焼肉あるあるなのか?)、なかなかおもしろかったです。

バンコク旅行中、タイ料理の味付けにちょっぴり飽きてきたら、韓国焼肉を1回挿んでみるのも大アリ。地元っ子に混ざって、ぜひサンチュに巻いたお肉を口いっぱい頬張ってみてください。

 

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プラカノンの人気レバ刺し屋台は日本人旅行者が少ないうちに行っておくべし

今回はバンコクスクンビット通り東側に位置するプラカノンのイサーン料理屋台、Laap Lap Lap(ラープ・ラップ・ラップ)を再訪した時のお話。

Yodさんのレバ刺し屋の愛称でも親しまれるLaap Lap Lapは、ピンポイントで日本人観光客からの知名度が高い店です。

 

人気店のレバ刺しはいまがチャンス?

新型コロナ騒動は落ち着けど、円安物価高騰も足枷となり、日本人観光客がバンコクの街にすっかり戻ってきたとはまだまだとても言えません。

今年上半期にタイを訪れた外国人ツーリストの国別ランキングで、我が国はとうとうトップ10圏外まで落ちてしまいました。ちなみに、2015年は3位、2019年は6位※タイ観光スポーツ省の統計より)。

このデータに一抹の寂しさを覚えつつ、逆に日本人が少ない状況をポジティヴに捉えてみると、コロナ前までは日本人だらけでなかなか入れなかった飲食店も、いまなら待たずに済みます。

半年前に取り上げたプロンポンのクイッティアオ屋、Rung Rueang(ルンルアン ※詳しくはこちら)がまさにそんな感じでした。であれば、このタイミングにLaap Lap Lapへ行かない手はありません。

 

Laap Lap Lapへのアクセス方法

お店の場所はBTSのプラカノン駅からスクンビットSoi71を3kmほど北上。プリディー43通りの角にあるフードコート内の一番奥です。

3kmってなかなかの距離。以前は節約食前運動を兼ねて歩いたものの、今回は迷わずバスに乗りました。Via Busアプリのおかげで、もう私は完全バスっ子です。

路線バスの場合は、スクンビットSoi71沿いのPhra Khanong Market(Soi Pridi Banomyong 5)という停留所より3番・22番・71番・115番・133番・501番のいずれかに乗車し、8つ目のOpposite PB Tower、もしくは1つ先のPridi Banomyong 43で下車。

もちろんタクシーバイタクを使うのも全然ありですが、これだけたくさんの路線が通るので、バスを利用しても大した時間のロスにはならず(※マップの表示時間ほどはかかりません。Googleさん、大きく見積もりすぎです)、コストも下げられます。

 

何年か越しでレバ刺しとご対面

こちらの記事でも書いている通り、前回は来店時間が遅かったため、お目当てのレバ刺しは売り切れ。店員さんが「19時前後にはなくなるよ」と教えてくれました(※営業時間の目安は15~24時)。

いくら日本人の旅行者が少ないとはいえ、今回こそは何としてでもレバ刺しにありつきたかった私とツレ。念には念を入れて17時台前半に到着しました。すると、店内は予想以上にガラガラ※写真上)晴れてレバ刺しと再会できた次第です。

レバ刺しは1皿70THB(約280円)。かつての日本と同様にニンニク+ゴマ油+塩でいただきます。この食べ方が一番旨い!

朝〆のレバ刺しは新鮮そのもの。レバー特有の臭みは皆無です。口に入れた次の瞬間、迷わずもう1皿追加オーダーしてしまいました。

その他にユッケ(70THB)、ソムタム(50THB)、Changビールのラージサイズ(80THB)を2本注文して、お会計は2人で420THB(約1680円)。大満足です。

 

次はどこにハシゴする?

お腹も満たされたところで私たちは駅方面へ引き返し、Goja Gallery Café(ゴジャ・ギャラリー・カフェ)に立ち寄りました。

前職時代にお世話になった知人が営むこの店は、アルコール音楽が楽しめるナイスな空間。週末にはイヴェントが開催され、運が良ければ日本から招いた著名なDJのプレイをチェックできる可能性も!?

また、Gojaはディスペンサリーでもあり、他店ではあまり見ない珍しい品種も置いています。ジョイントは1本300THB(約1200円)から。外に設置されたベンチで吸えます。

一応お伝えしておくと、喫煙を推奨しているわけではありませんし、私自身も嗜みません。あくまでも情報として触れたまでで、普通に音楽×お酒が好きな方には持ってこいのスポットである点を何より強調させてください。

そのGojaについては別の機会にじっくりレポートするとして、もう1か所、飲み足りない方に向けて、Gojaの裏手にあるW Market(Wマーケット)もオススメしておきます。

W Marketは多国籍料理店が並ぶ駅近の小綺麗な屋台村。ビアガーデンっぽい開放的な雰囲気が、旅気分を盛り上げてくれること必至です。

Laap Lap Lapで夕飯を食べたらホテルに直行するのではなく、ぜひその足でプラカノンの夜を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

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